special interview

バズ写真

人類最大の旅人月面を歩いた男 バズ・オルドリン博士に聞く

―月では何を思いましたか。

月に降り立った時は大変謙虚な気持ちになりました。何十億もの人たちがふるさとと考えている地球を私たちは外から見ている。そしてその地球の人たちが私たちのことを思ってくださる。その心のつながりを感じて大変感銘を受けました。それと同時になんという特権だろうかと。本当にいい時期に生まれていい時期にパイロットになったなと思いました。タイミングよく私はこんなに素晴らしい機会に恵まれたと思いました。まさに一生に一度の経験をしたと思い、大変ありがたく思っています。

―人類のヒーローとなったことで変化はありましたか

我々パイロットは大勢の人の前で話すことに慣れてないわけです。そういう経験もしなくてはならなかった、またプライバシーを侵害されたこともあります。そういったことも慣れるしかなかったんです。それを拒否して引きこもってしまえば、今度はすごい孤独感に見舞われるわけですから。我々に選択肢はなかった。でも30代前半で宇宙に行ったわけで、ある程度の人格も確立していたし、生まれもった性格もある。そういったものは変えにくいんですよね。もう大人ですから。

―葛藤はありましたか

宇宙に行った24人のうち実際に月を歩いたのは半分の12人。これは大きな差だといえます。悲しいかなオリンピックで金メダリストだけが注目を浴びるように、2番3番はあまり注目されないわけです。まず最初に月を一周した人が注目を浴びる。でもそれだけじゃ国民は飽き足らずに今度は着陸した人というように、どんどん上を求めるわけですね。我々はアポロ計画の参加者としてそういう状況を受け入れざるを得なかったということです。誰が何の役割をするかはあの時は全く我々としてはコントロール外だったわけです。

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