セントラルパーク
Central Park
ニューヨーク市民に愛される公園
新緑が目にまぶしい春。池の水面がキラキラ光る夏。落ち葉に彩られた秋。雪化粧に包まれる冬。四季折々の表情をもつ美しい公園だ。
ニューヨークが舞台の映画やドラマには必ず登場し、多くのニューヨーカーに愛され続けている公園。59丁目から110丁目に及び、面積は約3.4km2。南北約4km、東西約800mとスケールは広く、動物園や劇場、オブジェ、池などが点在している。イベントやアクティビティがあり、シーズンごとにさまざまな楽しみ方ができる。天候がよい日なら、芝生に座ってのんびりしたり、ウオーキングやジョギングをするのもいい。おなかがすいたら、ロブ・ボートハウス・カフェへ。
セントラルパークの歩き方
公園内のすみずみを短時間で歩くことはできない。短時間で主要な見どころを歩くなら、まずは5 番
街から映画のロケ地としてよく利用されるベセスダの噴水へ。その後緑の芝生が美しいシープ・メドウへ。その後は、ジョン・レノンの死後造られたストロベリー・フィールズ、アンパイアー砦などへ行き、最後はコロンバス・サークルでショッピングするのもいい。公園では夏にはさまざまなイベントが行われる。なお、広いうえにひと気がなくなるので夜間や早朝は公園内を歩かないこと。
セントラルパークで遊ぼう！！！
巨大な公園だけあって、楽しみ方もたくさん。これら以外にも、ジョギングやアイススケートなどのスポーツアクティビティ、季節によるイベントも多数ある。
動物と触れ合う
5番街側にある動物園。小さな園内にもかかわらず、ハイイログマ、ユキヒョウ、ペンギン、レッサーパンダ、ニホンザルなど130種類以上の動物たちに出合える。また、北側は子供動物園になっていて、羊やヤギに餌あげができるチャンスも。
●Central Park Zoo
- 場所
- bet. 5th Ave. & 64th St.
- 営業時間
- 4 月上旬〜 11 月上旬: 毎日10:00 〜17:00、土・日・祝〜17:30、冬期〜16:30（最終入場は閉園の30分前）
- 休業日
- 無休
- 料金
- 大人＄19.95、シニア（65 歳以上）＄16.95、子供（3〜12歳）＄14. 95
- ウェブサイト
- www.centralparkzoo.com
エコツアーに参加する
通称ワイルドマンことスティーブ・ブリルさんに連れられてセントラルパークを探検。歩き回りながら、食べられる野草を見つけては、その場で採取して試食したり、野草についてさまざまなレクチャーを受けたりできる。都会の真ん中で自然と共存できることに感動すること間違いなし。（ツアーは約4時間）
●Foraging Tour
- 場所
- 72nd St.とCentral Park Westの角に集合
- 電話番号
- （1-914）835-2153※24時間前までに予約
- 料金
- ＄20の寄付（当日、現金払い、12歳未満は＄10）
- 開催時期
- 3〜12月上旬 ※日程・集合場所は事前に要確認
音楽＆ダンスを楽しむ
週末は、ストリート音楽に浸れる場所でもある。即興演奏が迫力のドラムサークルも楽しめる。また、ハウスやファンクなどをバックに踊りながら滑るローラースケーターたちにも注目。すべて冬期は開催なし。
●Drum Circle
- 場所
- ノームバーグ野外音楽堂近くの広場のベンチ（アフリカ系は北側、ハイチ系は南側）
- 時間
- 土・日の夕方〜日没
ロマンティックに過ごす
セントラルパークでいちばん標高の高い所にある小さなお城、ベルベデーレ・キャッスルからの見晴らしは最高。そして、ニューヨーカーの間でプロポーズの定番スポットになっているのがボウ・ブリッジ。ヴィクトリア調の水色の外観が美しく、結婚式で使われることも多いレディス・パビリオンも穴場。
●Belvedere Castle
- 場所
- 公園中央の79th St.
- 時間
- 毎日10:00〜17:00
●Bow Bridge
- 場所
- ベセスダ・テラスの西側、チェリーヒルとランブルを結ぶ74丁目あたり
●Ladies Pavilion
- 場所
- 公園西側の湖のほとり。bet. 75th ＆76th Sts.
セントラルパークのおもな見どころ
1. ベセスダの噴水
1873年に建てられた天使の像が中央に立つ噴水。公園のランドマークにもなっている。
2. シープ・メドウ
1934年まで実際に牧草地に使われており、羊を放牧していたところから名づけられた。夏になると多くのニューヨーカーでにぎわう憩いの場。
3. コロンバス・サークル
セントラルパークの南西の入口。そばにタイムワーナー・センターがある。
4. ストロベリー・フィールズ
ジョン・レノンの死後、オノ・ヨーコと当時の市長によってささげられたモザイク。
5. デラコルテ・シアター
夏になると、ニューヨーク・シェイクスピア・カンパニーのプロデュースにより、シェイクスピア劇を上演する野外劇場。
6. ランブル
ランブルとはそぞろ歩きをするといった意味。木々が密集し小川が流れ、バードウオッチングもできるセントラルパークの秘境だ。迷いやすいので注意。
7. ウールマン・リンク
春から秋は、ローラースケートやインラインスケート、冬期はアイススケートが楽しめる。
8. 貯水池
1994年に亡くなったジャクリーン・ケネディ・オナシスが、この周りのマラソンコースをよく走っていたということから、この池には彼女の名前がつけられている。
9. 回転木馬
1908年に造られた、ニューヨーク市に残るアンティーク・メリーゴーラウンドのひとつ。
10. アンパイアー砦
2万年前の氷河期に古代ニューイングランド地方にそびえていた山の一部が、氷に削り取られてこの地まで運ばれた。
11. コンサバトリー・ガーデン
2万年前の氷河期に古代ニューイングランド地方にそびえていた山の一部が、氷に削り取られてこの地まで運ばれた。
写真
夏は多数のイベントが開催される
緑が美しいシェイクスピア・ガーデン
夏になると日光浴をする人々でにぎわうシープ・メドウ
5th Ave.側にある、不思議の国のアリス像
関連記事
基本情報
- ウェブサイト
- www.centralparknyc.org
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。