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ペループノ旅行ガイド

ティティカカ湖畔の町プーノに滞在したら、早起きをしてほしい。明け方、湖面にさざ波がきらめく頃、帆を張った葦舟が一艘、また一艘と現れ、かすかな風を受けながら音もなくすべり出す。こんなインディヘナ達の出漁風景が、毎朝、何百年と変わらぬ姿で繰り返されているのである。 プーノはペルー南部、アンデス山脈のほぼ中央に位置する標高3855mの小さな町である。汽船の航行する湖では世界で最も高地にあるティティカカ湖に接し、山に挟まれたわずかな土地に広がっている。インカの創始者マンコ・カパックが降臨したという伝説でも知られるように、インカ帝国時代のプーノは、天神降臨の地のひとつとしてかなり重要な役割を果たしていた。しかしスペイン軍による占領の後は、すべてが忘れ去られたかのように、先住民達はプーノの町から追いやられることになる。ある者は山奥へ、またある者は湖上の葦の浮き島へ移り住み、そして自分達の故郷をはるか彼方に見ながら、静かに代を重ねてきた。 もちろん彼らはこの町に戻ってきた。いまやプーノはインディヘナ人口の占める割合が大きく、いたるところで色鮮やかな民族衣装に身を包んだ人々の姿を目にする。そのため、フォルクローレが色濃く残り、特に祭りのときの踊りなどは、古くから受け継がれたプーノ独特のものを見ることができる。 現在プーノは、クスコ、アレキパとボリビアのラ・パスを結ぶ中継点となっている。そして、もちろんティティカカ湖上に浮かぶ島々への拠点となる地でもある。

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