ブルネイ国王であるハッサナル・ボルキアはかつて世界一のお金持ちとして、その資産は約4兆円といわれている。スルタンは馬好きで、冷房完備の厩舎でポロ用の馬を飼育し、馬を運ぶ専用のジェット機を保有しているとか、国王の住む王宮の建設費は5400億円かかったとか、そのお金持ちぶりを示すエピソードは枚挙にいとまがない。では、いったいそんな国王が統治するブルネイとはどんな国なのだろう。さぞかし国民は搾取されて貧乏では?などと思ったら大間違い。平均収入こそ20万円弱だが個人所得税はなく、公共料金は安くて住宅ローンの金利は年0.5パーセントと低く、その生活水準たるやかなりのものだ。テレビ、ビデオ、エアコンは言うに及ばず、車も1家に2台が普通ともいわれている。これらすべての富を生み出しているのが原油と天然ガスだ。西の郊外にあるスリアに行くと、人を見かけることはほとんどなく、だだっぴろい土地に「うなずきロバ」と呼ばれる原油汲み上げ機だけがいくつも動いている不思議な光景を目にすることになるだろう。ブルネイ沖の海底から湧き出す原油と天然ガスは、1984年のイギリスからの独立以来、政府が株式の50パーセントを保有する石油会社ブルネイ・シェルが一手に引き受け、その大半が日本に輸出されている。原油の4割、天然ガスにいたってはその99パーセントが日本に送られている。近くて遠い国ブルネイと私たち日本人は意外なところで結びついているのである。
ブルネイの概要
| 国名 |
ブルネイ
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| 正式国名 |
ブルネイ・ダルサラーム国 Brunei Darussalam
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| 面積 |
5765km2(三重県とほぼ同じ)
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| 人口 |
約38.3万人(2006年。外国人在留者含む)
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| 首都 |
バンダル・スリ・ブガワン
Bandar Seri Begawan
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| 元首 |
ハッサナル・ボルキア国王
Hassanil Bolkiah
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| 政体 |
立憲君主制
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| 民族構成 |
マレー系67%、中国系15%、そのほか18%
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| 宗教 |
国教はイスラム教。ほかにキリスト教、仏教、道教など。
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| 祝日・祭日 |
2010年
1月1日 新年
2月14日 中国暦新年
2月23日 建国記念日
2月26日 ムハンマド聖誕祭
5月31日 王国軍記念日
7月9日 ムハンマド昇天祭
7月15日 スルタン誕生日
8月11日 アワル・ラマダン(断食月の初日)
9月1日 コーラン啓示の祝日
9月10日 ハリラヤ・プアサ(断食明け大祭)
11月18日 ハリラヤ・ハジ(犠牲祭)
12月7日 イスラム暦新年
12月25日 クリスマス
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