中欧で唯一ラテン民族の血筋を引いているルーマニア人。そのためか人々は陽気で明るく、困っている旅行者を見たらほうっておけないようなところがある。開放的であたたかな国民性には、旅行中に何度も触れることだろう。
国土の中央にあるトランシルヴァニア盆地を囲んでカルパチア山脈、アプセニ山脈が連なり、その周りには平原が広がっている。セルビアからブルガリアとの国境に沿って流れるドナウ川は、ルーマニア東部で黒海に流れ込み、その長い旅を終える。
ルーマニアは中世と現代が混在している国だ。列車でちょっと町を離れれば、荷馬車がわらを運び、犬を連れた羊飼いがたくさんの羊を追う風景が広がり、そこでは古くからのしきたり、風習が守り続けられている。ウクライナ、ハンガリーに国境を接する北西部のマラムレシュ地方では、日曜には民族衣装をまとった若い男女が町を行き交う。トランシルヴァニア地方にあるドラキュラ城のモデルになったブラン城や、かつてルーマニア王の夏の離宮だったペレシュ城などの見どころをはじめとし、各都市には今なお中世の古い町並みが息づいている。
一方、黒海沿岸はリゾート地としてにぎわっている。細かい白砂、遠浅の海岸を目当てに、夏には200万人もの人々がこの地を訪れる。最近では黒海の泥が美容によいとされ、訪れる女性客がひきもきらない。黒海沿岸北部のドナウデルタはヨーロッパ最大の湿原地帯。デルタクルーズなどで、多様な生態系を観察できる。
昔ながらの生活を残しつつ現代を生きるルーマニアには、旅行者を引きつける計り知れない魅力がある。
〔 写真:ブラショフにあるドラキュラ伝説ゆかりのブラン城〕
国土の中央にあるトランシルヴァニア盆地を囲んでカルパチア山脈、アプセニ山脈が連なり、その周りには平原が広がっている。セルビアからブルガリアとの国境に沿って流れるドナウ川は、ルーマニア東部で黒海に流れ込み、その長い旅を終える。
ルーマニアは中世と現代が混在している国だ。列車でちょっと町を離れれば、荷馬車がわらを運び、犬を連れた羊飼いがたくさんの羊を追う風景が広がり、そこでは古くからのしきたり、風習が守り続けられている。ウクライナ、ハンガリーに国境を接する北西部のマラムレシュ地方では、日曜には民族衣装をまとった若い男女が町を行き交う。トランシルヴァニア地方にあるドラキュラ城のモデルになったブラン城や、かつてルーマニア王の夏の離宮だったペレシュ城などの見どころをはじめとし、各都市には今なお中世の古い町並みが息づいている。
一方、黒海沿岸はリゾート地としてにぎわっている。細かい白砂、遠浅の海岸を目当てに、夏には200万人もの人々がこの地を訪れる。最近では黒海の泥が美容によいとされ、訪れる女性客がひきもきらない。黒海沿岸北部のドナウデルタはヨーロッパ最大の湿原地帯。デルタクルーズなどで、多様な生態系を観察できる。
昔ながらの生活を残しつつ現代を生きるルーマニアには、旅行者を引きつける計り知れない魅力がある。
〔 写真:ブラショフにあるドラキュラ伝説ゆかりのブラン城〕








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