◆東と西の狭間で
車窓から見えるのは、あるときは紅く染まった沙漠、またあるときはオリーブ林が続く緑。50度を超える灼熱の中、強烈な日差しが照りつけていたかと思えば、柔らかな雨が降っている。いくつもの山と谷の間を、縫うように道は続く。あまりにも広大なイランの大地を走る、曲がりくねった道である。そしてその道は、さらに幾万幾千の山や谷を通り抜け、トルコやコーカサスを通ってヨーロッパへ、またパキスタンや中央アジアを通って中国まで続いている。
かつてのシルクロード、そして現在はアジアハイウェイが、イランのさまざまな表情を紹介しながら、どこまでも旅人を連れてゆく。
◆屋台に漂うアジアの風
屋台から、風に乗って香ばしい匂いが漂ってくる。音を立てながら炭火の上でキャバーブが次々と焼き上がる。隣の屋台では、香ばしい揚げ餃子、サモサがきつね色に揚がっている。
古来、中国から、中央アジアから、ギリシア・ローマから、どれだけ多くの人がペルシアの大地を通り過ぎていったのだろう。彼らが残した置きみやげ、屋台に漂うアジアの風は、今日も町を活気づける。
◆天使が歩いた道
サーサーン朝時代の遺跡ターゲ・ボスターンにある天使のレリーフは、ギリシアの勝利の女神、ニケか、愛の神エロスをモチーフにしたとされている。そして、このレリーフはさらに仏教世界に受け継がれ、ガンダーラ、中国を経由して、法隆寺や正倉院などに数々の飛天像を残すことになった。イランは、東と西の狭間でさまざまな文化を吸収し、かつ世界中の文化に影響を与え続けている。
〔 写真:往時の栄華を物語るレリーフがきれいに残るペルセポリス遺跡〕
車窓から見えるのは、あるときは紅く染まった沙漠、またあるときはオリーブ林が続く緑。50度を超える灼熱の中、強烈な日差しが照りつけていたかと思えば、柔らかな雨が降っている。いくつもの山と谷の間を、縫うように道は続く。あまりにも広大なイランの大地を走る、曲がりくねった道である。そしてその道は、さらに幾万幾千の山や谷を通り抜け、トルコやコーカサスを通ってヨーロッパへ、またパキスタンや中央アジアを通って中国まで続いている。
かつてのシルクロード、そして現在はアジアハイウェイが、イランのさまざまな表情を紹介しながら、どこまでも旅人を連れてゆく。
◆屋台に漂うアジアの風
屋台から、風に乗って香ばしい匂いが漂ってくる。音を立てながら炭火の上でキャバーブが次々と焼き上がる。隣の屋台では、香ばしい揚げ餃子、サモサがきつね色に揚がっている。
古来、中国から、中央アジアから、ギリシア・ローマから、どれだけ多くの人がペルシアの大地を通り過ぎていったのだろう。彼らが残した置きみやげ、屋台に漂うアジアの風は、今日も町を活気づける。
◆天使が歩いた道
サーサーン朝時代の遺跡ターゲ・ボスターンにある天使のレリーフは、ギリシアの勝利の女神、ニケか、愛の神エロスをモチーフにしたとされている。そして、このレリーフはさらに仏教世界に受け継がれ、ガンダーラ、中国を経由して、法隆寺や正倉院などに数々の飛天像を残すことになった。イランは、東と西の狭間でさまざまな文化を吸収し、かつ世界中の文化に影響を与え続けている。
〔 写真:往時の栄華を物語るレリーフがきれいに残るペルセポリス遺跡〕








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