ペルシャ湾の中央に、ニョキニョキと突き出した半島がカタールだ。大きさは秋田県とほぼ同じだが、国土の大部分は平坦な荒野が広がり、半島の南部には白砂の砂丘地帯が広がっている。人口の約8割が集中するという首都ドーハを除けば、点在する町々は閑散とした雰囲気が強く、特に夏の昼間に町を歩くとゴーストタウンのように静か。ときどき道路を駆け抜ける子供たちを見て、「人がいるんだな」と確認できる程度だ。
首都のドーハにしても、白い衣装を着たアラブ人らしき人を見かけることは少なく、実際に町を歩いているのは、インドやパキスタン、イラン、ネパール、フィリピンなどからやってきている出稼ぎの外国人労働者たちだ。涼しくなり始める夕方以降は別だが、地獄のような暑さになる昼間にカタール人たちがどこにいるのかといえば、たいていクーラーの効いた室内か移動中の車の中だろう。
カタールといえば、2006年12月にドーハで行われたアジア大会が記憶に新しい。アラブ諸国初の開催ということで注目を集め、オリンピック並みの豪華な施設で繰り広げられた大会は成功に終わった。カタール自身もサッカーで金メダルを獲得するなど目覚しい活躍を見せ、国としての成長ぶりやこれからの可能性を大いに実感された。
実際、近年では観光への取り組みにも非常に力を入れている。ドーハ市内はあちこち工事中で、空前の建設ラッシュだ。観光施設の整備が進められ、高級ホテルやショッピングセンターなどが次々とオープンしている。数年後には、ドーハの町はすっかり様変わりしているかもしれない。
しかし、ひとたび郊外に出かけると、そこにはまだ静寂がある。地元の人々に埋もれて、のんびりしたアラブのテンポで生活することができるだろう。しがらみのない、素直な人間らしさを取り戻すチャンスだ。
新たな可能性と古きよき伝統、そのどちらも味わえるのがカタールの魅力なのだ。
首都のドーハにしても、白い衣装を着たアラブ人らしき人を見かけることは少なく、実際に町を歩いているのは、インドやパキスタン、イラン、ネパール、フィリピンなどからやってきている出稼ぎの外国人労働者たちだ。涼しくなり始める夕方以降は別だが、地獄のような暑さになる昼間にカタール人たちがどこにいるのかといえば、たいていクーラーの効いた室内か移動中の車の中だろう。
カタールといえば、2006年12月にドーハで行われたアジア大会が記憶に新しい。アラブ諸国初の開催ということで注目を集め、オリンピック並みの豪華な施設で繰り広げられた大会は成功に終わった。カタール自身もサッカーで金メダルを獲得するなど目覚しい活躍を見せ、国としての成長ぶりやこれからの可能性を大いに実感された。
実際、近年では観光への取り組みにも非常に力を入れている。ドーハ市内はあちこち工事中で、空前の建設ラッシュだ。観光施設の整備が進められ、高級ホテルやショッピングセンターなどが次々とオープンしている。数年後には、ドーハの町はすっかり様変わりしているかもしれない。
しかし、ひとたび郊外に出かけると、そこにはまだ静寂がある。地元の人々に埋もれて、のんびりしたアラブのテンポで生活することができるだろう。しがらみのない、素直な人間らしさを取り戻すチャンスだ。
新たな可能性と古きよき伝統、そのどちらも味わえるのがカタールの魅力なのだ。








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