イスラム教の始祖ムハンマドの生まれたサウジアラビアは、メッカ、メディナというイスラム2大聖地をかかえるイスラム教の発祥地。イスラム世界はとかく制約が多いといわれるが、この国と比べればどの国もまだまだ甘いほうだ。それほど厳格なコーランの戒律をかたくなに守って生活している。もちろん、イランなどのイスラム原理主義勢力とは一線を引いているものの、イスラムの中心地として、生活に深く入り込んだ、いや生活そのものともいえるコーランには圧倒される。
サウジアラビアはシャーリアといわれるイスラム法を基本原理とする、宗教一致の絶対君主制国家だ。つまり、国王であるアブドゥッラー・ビン・アブドゥルアジーズ・アール・サウードは立法、司法、行政を司り、同時に宗教上のイマーム(最高指導者)を兼任しているわけだ。国の法として位置づけられているのは、コーランおよびハディース(預言者の言行録)のふたつ。コーランとハディースによって禁止されているのは、アルコールに始まり、男女の混同、集会、賭け事などなど、広範囲にわたる。女性が外出する場合は頭から足の先まですっぽりとアバヤ(黒いマント)を着用しなければならない。これが外国人にも適用されるというのがほかの国との根本的な違い。なるべく守ってほしいという国はあっても、サウジアラビアのように外国人にもイスラムのタブーが厳しく適用される国は少ない。町なかでは風紀取締官のムタワが目を光らせているので、慣れないうちはビクビクさせられる。彼らに捕まると簡単には解放されない。
ところが、この国にしばらく滞在していると、不思議と何も感じなくなってしまう。厳しいのがあたりまえの生活ではこれが普通なのだ、と感じ始めるのにそれほど時間はかからない。実際、イスラムの決まり事を守ってさえいれば、物質的に豊かなこの国で生活するのは意外に快適なのだ。
〔 写真:キング・ハリッド国際空港〕
サウジアラビアはシャーリアといわれるイスラム法を基本原理とする、宗教一致の絶対君主制国家だ。つまり、国王であるアブドゥッラー・ビン・アブドゥルアジーズ・アール・サウードは立法、司法、行政を司り、同時に宗教上のイマーム(最高指導者)を兼任しているわけだ。国の法として位置づけられているのは、コーランおよびハディース(預言者の言行録)のふたつ。コーランとハディースによって禁止されているのは、アルコールに始まり、男女の混同、集会、賭け事などなど、広範囲にわたる。女性が外出する場合は頭から足の先まですっぽりとアバヤ(黒いマント)を着用しなければならない。これが外国人にも適用されるというのがほかの国との根本的な違い。なるべく守ってほしいという国はあっても、サウジアラビアのように外国人にもイスラムのタブーが厳しく適用される国は少ない。町なかでは風紀取締官のムタワが目を光らせているので、慣れないうちはビクビクさせられる。彼らに捕まると簡単には解放されない。
ところが、この国にしばらく滞在していると、不思議と何も感じなくなってしまう。厳しいのがあたりまえの生活ではこれが普通なのだ、と感じ始めるのにそれほど時間はかからない。実際、イスラムの決まり事を守ってさえいれば、物質的に豊かなこの国で生活するのは意外に快適なのだ。
〔 写真:キング・ハリッド国際空港〕








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