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コロンビア コロンビアの基本情報

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変化に富んだ美しい自然と、黄金郷(エル・ドラード)伝説を生んだ優れたインディヘナ文化。コロンビアは旅人を魅了する多彩な顔を持っている。文化的には今もスペインの影響を色濃く残す。政治面では、150年もの間、保守党と自由党は互いに対立しながら国をひとつにまとめてきた。今日、麻薬組織、ゲリラ組織のテロ活動に社会は混乱しているが、人々の暮らしを見るとそれでも何とかうまくやっている現実がある。悩んだり、怒ったりせずに、「まあ、それもいいか」と感じるようになると、途端にこの国は居心地がよくなる。

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コロンビアの概要

国名 コロンビア
正式国名 コロンビア共和国 Republica de Colombia
国旗 黄色は豊かな鉱物資源を、青は太平洋とカリブ海を、赤は革命で流された血を表している。
面積 113万8914km2(日本の約3倍) 
人口 約4560万人(2006年時点)
首都 ボゴタ Bogota D.C.
元首 フアン・マヌエル・サントス大統領
政体 立憲共和制
民族構成 メスティソ(先住民とスペイン人の混血)が58%、白人20%、ムラート(白人と黒人の混血)14%、黒人4%、サンボ(黒人とインディヘナの混血)3%、インディヘナ1%。
スペインの征服によってインディヘナと白人は混血化し、植民地時代に強制的に移民させられた黒人もまた混血化が進んでいる。南米で最も混血の割合が高い国である。目立った人種差別はないが、白人のなかには、上流意識に根差す閉鎖的な社会を保とうとする者たちもいる。また、白人、メスティソが温帯気候のアンデス地域に集中しているのに対し、黒人とその混血は沿岸部の低地に多く居住している。
宗教 かつてカトリックが国教であり、信教が自由である今日でも、国民の95%がカトリックを信仰。
祝日・祭日 1月1日 元日
1月 ※東方三賢人祭
3月 ※聖ヨセフ祭
3~4月 聖木曜日
3~4月 聖金曜日
3~4月 復活祭
5月1日 メーデー
5~6月 キリスト昇天祭
5~6月 キリスト聖体祭
6~7月 イエズス聖心祭
6月 ※聖ペドロ・聖パブロ祭
7月20日 独立記念日
8月7日 ボヤカ戦勝記念日
8月 ※聖母昇天祭
10月 ※民族の日
11月 ※万聖節
11月 ※カルタヘナ独立記念日
12月8日 聖母受胎祭
12月25日 クリスマス
※印の祝日は、年によって変動する。
歴史 ヨーロッパ人が現在のコロンビアに初めて到達したのは、1500年頃であった。アロンソ・デ・オヘーダや、ロドリゴ・デ・バスティダスもそのひとりである。当時、この地にはおよそ80万人のインディヘナが住み、いくつもの部族に分かれており、なかでも大きな勢力を誇っていたのが、チブチャ(ムイスカ)であった。彼らはインカ文化やマヤ文化にも劣らぬ高度な文化を持っていたとされ、特に、金の細工に長けていた。鋳造、打ち出し、溶接といった技術で、まさに美術品ともいうべき金製品を創り出していた。黄金郷(エル・ドラード)伝説も、そこから生まれたといわれている。
1509年にスペインの侵略が開始される。1525年、サンタマルタにスペイン人居住区が建設され、そこからヒメネス・デ・ケサーダが黄金郷を目指して奥地へと進んでいった。さらに、同じくスペイン人のセバスチャン・デ・ベラルカサルが、エクアドル方面から進軍し、現在のカリ、ポパヤンなどの町を築いた。1538年、ケサーダがチブチャを討ち滅ぼし、そこにボゴタ市を建設。スペインの支配は確かなものとなり、ケサーダはボゴタの行政長官に任命される。
スペインは、1717年、ボゴタを首都とするヌエバクラナダ副王領を設置して、今日のコロンビア、エクアドル、ベネズエラ、パナマを統治させた。しかし、18世紀後半になると、各地でスペインからの解放を求める動きが活発化し始め、コロンビアでもそうした声が高まり、ついに1810年、独立宣言がなされた。これに対し、スペインが軍隊の力でこれを封じようとし、各地で戦闘が繰り広げられた。
そして1819年、ベネズエラから侵攻したシモン・ボリーバル軍とサンタンデール率いるヌエバクラナダ軍が力を合わせてスペイン軍に向かい、ボヤカの戦いでこれを撃破、勝利を確かなものとし、グランコロンビア共和国が誕生した。しかし、1830年、ベネズエラとエクアドルが独立し、共和国は分裂した(パナマの独立は1903年)。
分裂後、サンタンデールが大統領となり、ヌエバクラナダ共和国が成立した。しかし、一部の豊かな者が富を独占する構造に不満は収まらず、1849年、地主階層が教会の権威を背景に保守党を結成、次いで新興企業家層を中心とした自由党が結成され、今日にいたるまでこの二大政党による政権争いが続いている。
1886年には現行憲法のもとになる憲法が制定され、国名もコロンビア共和国となった。国の基礎は固まったものの、ふたつの政党の対立は激しく、ついに武力抗争にまで発展する。1899年には「1000日戦争」という内戦となり、10万人もの犠牲者を出してしまう。さらに、1946年から10年に及ぶ「暴力の時代」では、犠牲者の数は20万人に達した。こうした争いが一度は軍事独裁政権を生む結果となり、ようやく両党は和解し、再び文民統治の伝統を取り戻す。これが、1958年の国民協定である。
1970年代になると、貧富の差の拡大で反政府ゲリラが生まれる。なかでも「ELN」「FARC」はこれまで数々のテロ事件を起こしている。一方、地下経済で暗躍してきた麻薬商人たちも、政府がアメリカの力を借りて取り締まろうとすることに反発し、傭兵によるテロ、暗殺事件でこれに対抗している。今日、誘拐も頻繁化し、治安は悪化の一途をたどっている。
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