旅小僧
山崎 宏之
旅娘。
今井 歩
旅人
たかのてるこ

INGを書くな日本男児

  • あぁー 感激ですぅー お目にかかれてー。
  • どうも〜、たかのです〜。
  • もう楽しみで、楽しみで。生たかのさんを満喫して帰りますっ。
  • いや、そんな、生って(笑)。
  • ここでは、若者向けに旅の楽しさなどをお聞きしたいと思います。
  • えーと、(関西人の)高島さんのときと違って、母国語、出さんようにせな....。
  • いえいえ、お気になさらず、お話してください。
  • ホッとしますわ、じゃない、ホッとしましたよ? アレ、関西弁がヘンになる(笑) 。
  • わたしは『地球の歩き方』で、もっぱら学生さんの旅のお手伝いをしてるんです。
  • 卒業旅行など学生向けの旅行の企画で、フリーマガジンとかも作っているんです。
  • (フリーマガジン見て)おぉ、きれいですねぇ。細かくて詳しいし。
  • 詳しく書けば書くほど、若い学生さんには喜ばれるんです。
  • だから、こんなにていねいな説明があるんですね。至れり尽くせりですね〜。
  • ここでのおすすめ料理は? とか逐一聞かれるようです。
  • 自分で探すのが面白いのにねぇ。みんながみんな聞いてくるようなら、時代が変わったんかなぁ。
  • やっぱり、たかのさんも旅先で見る日本の若者に変化って感じられますか?
  • 感じますよ。たとえば、やたらとず〜っとヘッドホンしてる人が目に付くこと。
  • 音楽聴いてるんですよね。街中でも、ゲストハウスの溜まり場でも。
  • 家で聴いてるのと同じ曲を、旅先でも聴きたいんかな? 人と話さないともったいなくない?
  • 少しもったいないですよー。せっかくその場に来ているのに。
  • あー、インド来たなーって。気温や湿度と同じように、音が体にへばりついて。
  • そうそう、ガーガー、ピーピー、クラクションの音とか。
    うるさーって思うけど、街の音に耳を傾けたら、そのときにしか聞けない音があふれてて、ワクワクするのにねぇ。
  • 宿でも話の輪に入ろうとしない人が増えているんです。
  • 現地の人とも、また別の国の人とでも、交流しようとする気持ちが大切だと思うんですけど。
  • いろんな国の人が集まってるから、どっから来たん、とか、どこ行くの? とか話すのが楽しいのにね。
  • これから行きたいって思ってる場所に、もう行ってきた人を捕まえて話を聞けるのにね。
  • そうそう。すぐ仲良くなれるしね。旅する者同士だから。
  • 同じ時期に、同じ国を旅してる時点で、すでに共通点がある者同士やから。
  • それなのに「ぼくはいま、バナーラスに来ています」とブログ書いてたりする。
  • 今の感動を、現在進行形のレポートで伝えたいんでしょうね。今は、そういうことができるから。
  • 現在進行形かぁ。あとで反芻して書いてもいいのにねぇ。
    血となり肉となり、ちゃんと咀嚼できたら、いろいろ見え方も変わってくるし、味わいもあるから。
  • ブログ書く時間があったら、今しかない瞬間を味わえって感じですよね。INGを書くなって!
  • うまいなぁ。「INGを書くな! 日本男児よ」。これもメモしておこうっと。
フリーマガジン
フリーマガジン 『地球の歩き方』は、学生向けのフリーマガジンを発行している。旅行の基礎情報から、コースの説明まで、初心者でもわかりやすくて安心して出発してもらえるよう編集している。
【バナーラス】
バラナシ、ベナレス、ヴァーラーナティー、ベナリースとも。聖なる河ガンジス河沿いに位置する聖地。ちなみにガンジス河を「ガンガー」と呼びたい人も多い。年間100万人の人が訪れるという。予定を超えて留まる人も多いらしい。

一部の写真を除いてコピーライトは(C)たかのてるこにあります
(C)東映


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