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10年ほど前は、レコーディングのために数ヶ月単位でアメリカに滞在する機会があったので、ロサンゼルスに拠点を持ち、車も何台か所有していました。21歳の時に国際免許を取っていたので、運転はバッチリ!…とはいかず、多くの人がやるように、右左を間違えたり道路標識を見落としたりするような失敗はしました。でも、アメリカの道は真っ直ぐでゆったりしていて、自分で運転する気持ちよさは格別なものがあります。気分転換によくドライブをしました。私は海が大好きなので、よく海に行きましたね。スポーツタイプの車で潮風を浴びれば気分は最高!特にマリブ・ビーチはサンタモニカよりも静かで雰囲気があり、お気に入りの場所でした。私のロスの家はマリブ・ビーチを見下ろす山の麓にあったんですけど、そこに登っていく道とか、海を見ながら走る海岸線のルートが大好きでした。
日本でも、当時はよく運転しましたよ。友達と真夜中に東京から大阪までたこ焼きを買いに車を走らせたこともありました。当時はどこにいても常に誰かに見られているような感じがあって、車の中は私にとって最高のリラックス空間でした。車の中で気を許した友達とおしゃべりをすることで、目が回るような忙しい日々を乗り切れたように思います。それから、私、ちょっと変な習慣があるんですが、それは、車の中で歯を磨くこと。友達にはヘンだって言われるんですけど、すごくリフレッシュできるんですよ。これは今でも時々やっています。
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2000年7月に『進ぬ!電波少年』の企画で全米デビューを目指し、軍資金に10万円を渡されて7ヶ月アメリカに滞在した頃は、私にとって人生の試練を乗り越えようとしていた時期と重なります。まず、砂漠の真ん中に放り出されて、アメリカにも砂漠があったことを初めて知りました。それまでは、街やビーチしか見たことがなかったんです。ヒッチハイクでハリウッドに行き、現地での生活資金を得るために始めた仕事が洗車のアルバイト。バイトをしながらデモテープをレコード会社に持ち込んだりしてデビューの機会をねらうのですが、その間も生活しなければなりません。自分で歌手・華原朋美を売り込むことはもちろん、家を借りたり、水道代を払ったり、そういう「地に足がついた生活」も初めて経験しました。この7ヶ月で学んだことはすごく大きかったですし、今のお仕事にも活きていると思います。
今、ミュージカルに出演したり、番組の司会役を務めたりと仕事に幅が出て、それを心から楽しいと思えるのは、やはり『電波少年』も含めて、いろいろ人生経験を積んだからだと思います。今年の8月は、ミュージカル『赤毛のアン』のアン役を演じます。去年も同じミュージカルをやって、その再演なのですが、坂上次郎さんを始め、共演者の皆さんが個性的で楽しくて、今からワクワクしています。今後もテレビや舞台でラブコメディーとか、サスペンスの犯人役とか、いろいろな役柄に挑戦してみたいですね。それから、バラエティー番組にも出たいんです。バラエティーで「すごく楽しく話せる自分」というのにトライしたいから。
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