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最新取材レポート:ヨーロッパ
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ソフィア/ブルガリア
世界遺産「リラの僧院」でブルガリアのクリスマスを体験!(2002/12/26)
 この数日、多くのヨーロッパ諸国と同じように、ブルガリアもクリスマス休暇に入っている。
 ホテルやレストランにはクリスマスツリーが飾られ、多くの店が休業。そのかわりに、クリスマスらしいさまざまな飾り付けを売る屋台が軒を連ねている。

 しかし、ブルガリアは正教会(オーソドックス)なのに、おかしくないか?と思われたあなたはなかなか鋭い。一般にオーソドックスは伝統的にユリウス暦でクリスマス(聖誕祭)を祝う。そしてその日付は、私達の使っている暦(グレゴリウス暦)では1月6日に当たる。現在はトルコのイスタンブールにあるコンスタンティノープル総主教座をはじめ、ギリシア正教会、ロシア正教会などは1月6日に聖誕祭を行う。
 だが、ブルガリアは正教会が支配的なのに12月25日にクリスマスを祝う。実はこういったところはほかにもあるようで、日本の正教会も12月25日に聖誕祭を祝っている。

 さて、この日にあわせてリラの僧院に行ってみた。
 リラの僧院はブルガリアで最も重要な修道院のひとつで、世界遺産にもなっている。前に取材した別の国の聖誕祭では、教会内でお祝いをやった後、聖職者が海の中に十字架を投げ入れ、若者達が海に飛び込んで誰が一番早く十字架を取れるか競う、というような行事を見たことがある。
 有名な修道院ならさぞかし盛大なお祝いが行われるのだろう、と思ったのだ。

 だが、リラのホテルは閑散としていた。早朝に僧院を訪れてみたが、バスの中も人はまばら。僧院では小さなセレモニーが短い時間、行われただけで、きっと冬はいつもこんな感じなのだろう、わずかな音も雪にかき消され、静寂が修道院全体を覆っていた。
 修道院の取材を終えた頃、静けさを打ち破るかのようにカランカランとフレリョの塔の鐘が音を立て始めた。周りの静けさが鐘の音の荘厳さをより引き立てる。

 修道院からの帰り道に取材したレストランで、ブルガリアの人達のクリスマスの過ごし方を聞いてみた。
 「自分の家でパーティをやるのよ。みんな外になんか出ない。実はうちのレストランでも昨日の夜、内輪のパーティをやったところなの。昨日のパーティで出した料理、食べてみる?」
 出してもらったのはサルミSarmiといって、キャベツの中にひき肉や米などを入れて煮込んだロールキャベツの元祖ともいえる料理。
 「クリスマスにはデザートにこれを食べるのよ」
 食べ終わった頃、デザートを持ってきてもらった。そのデザートはバクラヴァBaklava。小麦粉にナッツを混ぜたとびっきり甘い焼き菓子だ。どちらかというと中近東諸国でメジャーなデザートで、トルコやエジプトなどで食べたことがある人もいるだろう。
 クリスマスの夜のアットホームなパーティ。ちょっぴりブルガリアの人達をうらやましく思った聖夜だった。



・ソフィア/ブルガリア
・地球の歩き方編集スタッフ
 岩崎 歩

写真(上)ヴェリコ祉D織襯離凜C離譽好肇薀鵑里ケ个気鵑皀D螢好泪校斗ヘ
写真(中)鐘の音を鳴らす修道士
写真(下)サルミはロールキャベツの元祖的存在



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