19世紀に活躍したドイツ人作曲家。同じドイツの作曲家バッハとベートーヴェンも「B」頭文字に持つことから、「ドイツ三大B」とも称される。
1833年にハンブルクで誕生したブラームスは、音楽家だった父の影響もあり、幼い頃からピアニストとして才能を開花。20歳の時、同じドイツ人作曲家のシューマンにその才能を認められ音楽雑誌『新音楽時報』で紹介されると、ブラームスの存在は一気にヨーロッパ中に知れ渡った。
1872年にはウィーン楽友協会の音楽監督に就任し、ウィーンへ移住。ウィーンを拠点に欧州各国で演奏することの多かったブラームスだが、毎年夏になるとオーストリア国内の避暑地へ出かけ、英気を養いながら多くの名曲を作った。