地球の歩き方 スイス政府観光局
スイス特集TOP > もっと楽しむエンガディン地方 季節とテーマの旅TOP > セガンティーニが愛した村とゆかりの地を訪ねて
エンガディン地方の
美しい秋と冬を楽しむ
宿にこだわる
エンガディン地方での
滞在
セガンティーニが
愛した村と
ゆかりの地を訪ねて
├セガンティーニ美術館
├マローヤ
├ソーリオ
└セガンティーニ小屋
ミュスタイア谷と
国立公園
マップ
関連のスイス特集記事
美しいアルプス滞在
スイス・
エンガディン地方の魅力
スイスパスで楽しむ
絶景ルートの旅10
スイスパスで楽しむ
絶景ルートの旅
最新現地取材編
エンガディン地方の美しい風景に魅了された多くの人々のなかに、イタリア生まれの画家、ジョヴァンニ・セガンティーニ(1858〜1899)がいます。幼くして母を亡くすなど、不遇の少年時代を過ごしましたが、絵の才能を見いだされ、ミラノで美術を学んだ後、家族とともにスイスに移り住みました。美しいアルプスの自然をモチーフとした作品を発表し、エンガディン地方のマローヤにアトリエと終の棲家を構えました。セガンティーニを魅了したエンガディン地方の美しい風景を眺めながら、ゆかりの場所を訪ねてみましょう。
セガンティーニのことを知るためには、まずその作品に触れてみましょう。セガンティーニ美術館はサン・モリッツ湖を見下ろす重厚な石造りの建物で、代表作である運命三部作『生 Das Leben』、『自然 Die Natur』、『死 Der Tod』をはじめとする作品が展示されています。セガンティーニは時代的に重なるために、印象派の画家と思われることが多いようですが、明るく美しいアルプスの風景を写実的に描いた作品だけでなく、神秘的、幻想的なモチーフを取り入れた、象徴主義的な世紀末芸術を感じさせる表現の作品も多く見られます。サン・モリッツ駅から徒歩で15分くらいのところにある美術館は、彼が息を引き取ったシャフベルクの山小屋がはるか東に見える場所に建てられています。

▼セガンティーニ美術館
http://www.myswiss.jp/jp.cfm/culture/museums/offer-Museums-ArtMuseums-219185.html
シルス湖の西端にある町マローヤは、若くしてこの世をさったセガンティーニが晩年すごしたところで、代表作である『生・自然・死』の三部作はこの付近の風景が描かれています。ここにはアトリエが残されています。村には彼ゆかりの場所を巡る「セガンティーニの道」があり、専用のパンフレットも用意されています。ここは峠の町で、西に向かって峠をブレガリアの谷に下りていけば、すぐ先はイタリアの国境です。サン・モリッツからバスで約40分。
エンガディン地方の西に延びるブレガリア谷の奥にある小さな村。標高が高いマローヤに暮していたセガンティーニは、冬の間少しでも寒さを避けるために、標高が700mほど低いこの村で過ごしていました。おそらくセガンティーニも見たであろう、何世紀もの間変わらぬ石造りの村は、なんとも言えない趣を漂わせています。取り立てて見どころがあるわけではありませんが、狭い石畳の路地を歩いていると、自分がアルプスの村の住人になったような気になります。サン・モリッツから、プロモントーニョで乗り換え、バスで片道1時間半。
死の直前まで絵筆をとっていた山小屋が、ポントレジーナの北に位置するシャフベルク山にあります。標高2731mのところにあるセガンティーニ小屋は、人気のハイキングルート上にあり、ポントレジーナからチェアリフトでアルプ・ラングアルトまで、またはケーブルカーで、ムオタス・ムライユまで上って歩き始めます。アルプ・ラングアルトからは約1時間、ムオタス・ムライユからは約2時間、標高差は400mほど。途中急な登りや足場の悪いところがありますが、山頂からの風景は疲れを忘れさせてしまうほど、すばらしいもの。正面にロゼックの谷が延び、その先には氷河とともに雄大なベルニナ・アルプスの山群が広がります。セガンティーニを感動させた景色を自分の目で確かめに行きましょう。