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エンガディン谷をイン川に沿って北東に進んでいくと、ツェルネッツで大きく二つのルートに分かれます。北の道はオーストリアへと続くウンターエンガディン地方へ、南東の道はオッフェン峠(フォルン峠)を越え、イタリアへと結ぶミュスタイア谷に至ります。昔からスイスとイタリアを結ぶ重要な交易ルートであったこの道は、スイス唯一の国立公園を貫く道として知られています。
アルプス地方では最古となる1914年に創設されたスイス唯一の国立公園。標高1400〜3200mに位置し、総面積172.4平方キロメートルの広大な敷地には、多種多彩な動植物が生息しており、できるだけ野生のままの生態系が守られています。園内には約80kmのハイキングコースが整備されており、美しい大自然を満喫する観光客のほか、多くの研究や啓蒙活動の場ともなっています。入口となるツェルネッツには、ビジターセンターがあり、園内の自然環境について、映像や展示を使ったわかりやすい展示があります。
国立公園の入口としてだけではなく、エンガディン地方独特の装飾であるスグラフィットで飾られた家や教会が美しいことでも知られた町。国立公園のインフォメーションセンターがあります。かつてはスイスの秘境ともいえる場所でしたが、今から10年前の1999年に、開通したフェライナ・トンネルのおかげでアクセスが劇的に改善。チューリヒから約5時間かかっていた列車でのアクセス時間は、半分の2時間半に縮まりました。
ドイツ語で「ミュンスター」といえば「修道院」のこと。ミュスタイアも意味は同じ。修道院を中心とする谷奥の村の名前が、谷の名前にもなっています。ツェルネッツから国立公園を抜け、オッフェン峠を越えるとすぐミュスタイア谷の入口。6つの集落がある美しい谷です。イタリアのヴァルテッリーナ地方へ結ぶウンブライユ峠との交差点であるサンタ・マリアは古くから宿場町として栄えた村。今でも歴史的な宿がいくつかあります。そしてミュスタイア谷の端、イタリア国境でもある人口約760人の小さな村がミュスタイア。高い建物がない村で唯一目立つのが、修道院の時計塔です。
村の名前のもとになったのが、8世紀にフランク王国のカール大帝の命により建造されたといわれる、この修道院。その後ベネディクト派の修道院になり、12世紀には女子修道院となり、現在も敬虔な修道女たちが祈りをささげ、生活しています。20世紀に行われた修復の最中に、9〜12世紀の美しい壁画が発見されました。カロリング王朝時代につくられた修道院のモデルとして、貴重な壁画や装飾とあわせて、1983年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。