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オーロラ撮影のためのチェックシート

オーロラは非常に単純な設定で撮影できるが、寒くて暗い場所での撮影となるため、設定ミスに気付かず撮影に失敗してしまう危険性がある。また初めてオーロラを見ると、興奮のあまり写真撮影に気が回らなくなり、とにかくシャッターを切ったけど何も写っていなかった、ということもある。 オーロラ撮影にあたっては、落ち着いて作業をするのが最も大事。どのタイミングでどんなことに気を付ければいいかについて、ステップバイステップのチェックシートを作ってみた。
(リスト作成協力:Aurora watcher)

撮影機材チェックシート

●必須グッズ

□ カメラ本体 バルブ機能がある、または15秒以上の長時間シャッターが切れる機種
□ レンズ 35mmよりも広角で開放絞り値が2.8よりも小さいもの
□ 三脚  
□ フィルム 感度がISO400よりも高感度のもの
□ 予備バッテリ  
□ 密閉性の高い袋 大きめのポリ袋や「ジップロック」など

●あると便利なもの

□ レリーズ
□ 水準器
□ クイックシュー
□ 防寒のためにカメラを包むもの

屋内での準備

●カメラ

  1. カメラにフィルムを入れて、すぐに撮影ができるよう巻き上げておく
  2. カメラを三脚にセットし、以下の項目の設定を行う
    • 三脚への据えつけ
    • 撮影モード → マニュアル
    • シャッター速度 → 絞り値と感度に応じてセット
    • 絞り → 開放
    • ピント(焦点距離) → 無限大
    • ズーム(画角) → 広角
  3. カメラを三脚にセットしたままで電池が外せるなら、カメラの電源をいったんオフにして電池ユニットを外す。ただし、電池を外すとすべての設定がそのカメラのデフォルト(標準)に戻ってしまうようなカメラの場合は、電池は外さないこと。レリーズもこの時点で付けておく
□ フィルムのセット
□ カメラの三脚への据えつけ
□ 撮影モード → マニュアル
□ シャッター速度 → 絞り値と感度に応じてセット
□ 絞り → 開放
□ ピント(焦点距離) → 無限大
□ ズーム(画角) → 広角
□ 電池の取り外し

●フィルム感度と絞り(F)値の組み合わせによるシャッター時間の目安

・感度がISO400の場合
絞り値 1.4 2.0 2.8 3.5
シャッター時間 10秒前後 20〜30秒 30〜40秒 40〜60秒
・感度がISO800の場合
絞り値 1.4 2.0 2.8 3.5
シャッター時間 10秒以下 15秒前後 15〜30秒 30〜40秒

●荷物

  1. 以下のものを持ち運びが容易なバッグに詰める
    • カメラを入れるポリ袋(2〜3枚)
    • カメラをおおうための衣類(マフラーとか)
  2. 以下のものを冷やさないようにするために、服の内側のポケットに入れる
    • カメラから外した電池ユニット
    • 予備の電池
    • ペンライト
    • 撮影用フィルム
    • 必要なら筆記具。
      ただしボールペンはインクが凍ってしまうので、鉛筆(シャープペンシル)にすること
□ バッグにカメラを入れるポリ袋(2〜3枚)を入れる
□ カメラをおおうための衣類(マフラーとか)を準備
□ ポケットにカメラから外した電池ユニットを入れる
□ ポケットに予備の電池を入れる
□ ポケットにペンライトを入れる
□ ポケットに撮影用フィルムを入れる
□ 筆記具

●カメラを外に持ち出す直前のチェック

□ カメラが三脚にしっかり固定されているか
□ 電池やフィルムを持っているか
□ カメラに寒気を防ぐためのものをかぶせる

屋外でのチェック

●カメラを外に出している時

□ カメラが極端に冷えていないか(1時間以上続けて外に出さない方がいい)
□ カメラに霜が付いていないか(自分の吐く息が付いてしまう可能性がある)
□ 電池を入れた時に作動するか

●オーロラ撮影時

□ 撮影設定が変わってしまっていないか
□ レリーズが正しく働くか

以下のようなことにも注意を払おう

  • ファインダー(接眼レンズ)を覗いた時に息で曇らないようにする
  • シャッターを切っている間はファインダーは真っ黒になる。覗き続けても無意味
  • カメラの前に立たない。またライトを照らさない
  • オーロラに夢中になり三脚を倒さないように

●撮影後の注意

□ 撮ったフィルムはちゃんと手元にあるか
□ 落とし物をしていないか
□ カメラに霜が付いていないか

カメラを持って屋内に戻るとき

●カメラを屋内に持ち込む時

  1. カメラを三脚から外す(落とさないように注意)。三脚の金属部分に素手で触れないように注意
  2. カメラをポリ袋に入れて口を閉め、さらにそれをポリ袋に入れる。中の空気はできるだけ追い出すようにする
  3. ポリ袋に入れたカメラをさらにバッグに入れて、バッグの口を閉める

※持ち込んだカメラは数時間は部屋の中に置いておいて、袋から出さないこと。徐々に室温に近いところまで戻す

□ ポリ袋の準備
□ カメラの取り外し
□ カメラを袋に入れる
□ 中の空気を追い出す
□ ポリ袋に入れたカメラをバッグに入れる
□ バッグの口を閉める

●カメラを再び外に持ち出す時

  1. レンズが曇っていないかを確認。この時はバッグからポリ袋を出して確認してもいいが、ポリ袋からカメラは出さないこと
  2. 曇りがないことを確認したら三脚に据えつける。念のため外に出てからの作業としたほうがいい
  3. オーロラが出るまでまだ時間がかかりそうなら電池を抜いて「待機状態」にする
□ 曇りの確認。結露がなければ持ち出し可
□ カメラを袋に入れたまま外に出る
□ 三脚への設置
□ 電池の取り外し
2004年1月


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地球の歩き方ガイドブック 編集部