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夢のクリスマスマーケット3都市巡り

ミラノ経由でウィーンに着いたのは、夜の10時。ぼーとした頭で、飛び交うドイツ語を聞きながら、ふらふらと空港の外へ出ると、一気に目が覚めた。
寒い……!この頃の気温は摂氏0度前後。暖冬でぽかぽか陽気の続いていた東京から来たのでこたえた。これから1週間、耐えられるのかなあ……。
(編集スタッフK)

旅の日程

  • 12月12日 東京からウィーンへ
  • 12月13日 ウィーン滞在
  • 12月14日 ウィーンからニュルンベルクへ
  • 12月15日 ニュルンベルク滞在
  • 12月16日 ニュルンベルクからプラハへ 
  • 12月17日 プラハ滞在 
  • 12月18日 帰国
クリスマスマーケット

●クリスマスマーケット in Wien

12月のヨーロッパといえば、クリスマスマーケットが最高! そう聞いて、各地でクリスマスマーケットを見に行こうと決めていた。 でもクリスマスマーケットって何? そう思いながら、路面電車に乗って、町の中心の市庁舎前にさしかかったとき、ひと目でそれとわかるにぎわいが見えてきた。電車が扉を開けたとたん、私はその方向へかけ出してしまった。

小さな丸太小屋のようなかわいい露店がいっぱいに並んだ広場。きらきらとしたクリスマスツリーの飾りを売るお店がずらりと並び、まるでおもちゃの王国。他にもホットワイン(赤ワインに砂糖やスパイスを加えた甘〜いワイン)を売るお店、肉屋、パン屋、お菓子屋さんがずらり。いるだけで、わくわくするような空気で満ちていた。

毎年ウィーンの市庁舎の前で開かれるクリスマスマーケット

毎年ウィーンの市庁舎の前で開かれるクリスマスマーケット

露店いっぱいに並べられたクリスマスの飾り

露店いっぱいに並べられたクリスマスの飾り

●クリスマスマーケット in Nurnberg

クリスマスマーケット=ニュルンベルクといわれるくらい有名で、その規模はドイツ最大。期待は裏切られなかった。広場には、職人が作った美しいクリスマスの飾り、甘い焼き菓子、ホットワインや焼きソーセージを売るお店がひしめきあうように並んでいた。子供を乗せたメリーゴーランドやミニ機関車がそこによく似合っている。幻想的なクリスマス仕立ての町がそこに作り上げられていた。まるで夢の世界。どの露店にもあふれんばかりに商品が並べられ、飾りやおもちゃは店ごと持って帰りたくなるかわいらしさ!

ニュルンベルクはドイツらしい木組みの家々が城壁のなかに建ち並ぶ

ニュルンベルクはドイツらしい木組みの家々が城壁のなかに建ち並ぶ

ドライフルーツがたっぷり入ったフルーツブレッド。くせがあるが、はまる味

ドライフルーツがたっぷり入ったフルーツブレッド。くせがあるが、はまる味

●クリスマスマーケット in Praha

世界遺産にもなっている美しい歴史地区の真ん中でそれは開催されていた。広場の敷地は広く、チェコ独特の木工人形やマリオネットの露店がとてもかわいい。マーケットの脇のスケートリンクでは、子供たちがスケートを楽しんでいた。

また、食べ物の露店で目についたのは、赤ではなく白のホットワインのお店だ。蜂蜜入りで、やさしい甘さが体中をぽかぽかにしてくれる。すっかり気に入ってしまった。

町のど真ん中にスケート場。すべっている子供たちは皆とても上手だった

町のど真ん中にスケート場。すべっている子供たちは皆とても上手だった

チェコ独特の木工人形の露店。つりさがる木工の人形を子供が夢中で見ている

チェコ独特の木工人形の露店。つりさがる木工の人形を子供が夢中で見ている

●冬のヨーロッパを楽しむために寒さ対策とオープン時間の下調べを!

今回の冬のヨーロッパ体験は、大満足に終わった。ヨーロッパの町は本当にクリスマスがよく似合う。そう言えば、寒さのことも忘れていた。 そう、寒さ対策さえ、きちんとしていけば楽しく観光ができます。靴下は厚手のものを、肌着は裏起毛付きの暖かいものを(登山用の肌着など)着用するといいです。 また、冬期はクローズしてしまう名所も多いので、オープン時間は前もってチェックして行きましょう。

ちなみに、航空運賃やホテル代、現地で買う列車のチケットも夏より安くて、穴場的シーズン! 今年の冬も行きたい、行けるかな……と今から考えています。

チェコは子供が多い。寒いなか、赤ちゃんや子供を連れて歩くお母さんをたくさん見かけた。乳母車に毛布が敷き詰められていて頑丈なカバー付きの寒い国仕様だ

チェコは子供が多い。寒いなか、赤ちゃんや子供を連れて歩くお母さんをたくさん見かけた。乳母車に毛布が敷き詰められていて頑丈なカバー付きの寒い国仕様だ

冬の車窓にうっとり

夏の車窓もきれいですが、冬の車窓もまた違う魅力を見せてくれます。 列車が町を離れて郊外に向かうにつれて、次第に雪の多い景色が多くなります。窓の外には、誰も踏んでいない雪の野原が広がり、時おり遠くに木組みの家々が見えるという光景は美しいものです。

今回の旅のなかでは、ウィーンからニュルンベルクへ行く途中の列車の中で見た、パッサウの町の車窓がとても印象的でした。パッサウはドイツの南東に位置し、ドナウ川とイン川が合流する川沿いに広がる町です。車窓から、川を挟んで向こう側に見えたタマネギ型の教会の塔と、オレンジ色の屋根が作る町並みという光景に、すっかり魅了されてしまいました。このとき、冬の曇り空から一瞬の間太陽が照らした、川面がとても美しかったのがまた印象的でした。

暖かい列車のコンパートで姿勢をくずしながらのんびりと眺める車窓は、本当に旅のいい思い出になります。

2004年2月


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地球の歩き方ガイドブック 編集部