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メキシコでしか見ることができない!バラガンの色彩建築

●ルイス・バラガンがブームです

ここ最近、メキシコの現代アーティストが注目されている。(※1)特にルイス・バラガン(※2)がテレビや雑誌で何回も取り上げられ、ブームになっている。火付け役は、2002年の4月に東京現代美術館で「ルイス・バラガン展」が行われたこと。それまで建築関係の人にしか知られていなかったバラガンが現代建築のブームもあって一気に注目を浴びた。

(※1)2003年には女流画家フリーダ・カーロの生涯を映画化した「フリーダ」が公開されて話題を呼んだ。
(※2)ルイス・バラガン(1902年〜1988年):メキシコを代表する建築家。建築のノーベル賞といわれるプリツカー賞を1980年に受賞。

バラガン

●私とルイス・バラガンの出会い

2002年4月から7月まで、東京都現代美術館で「ルイス・バラガン展」が開催された。私も、「まあ、聞いたことがある程度なので、たいした事はないだろう」そんなことを考えながら訪れた。行ってビックリ見てビックリ。「ルイス・バラガン」という人の大胆な色づかいや光の使いかた、水や自然の取り入れかた、彼の建築物に私は圧倒されてしまった。特に感動したのが、実際にメキシコ・シティにある『ヒラルディ邸』の一部を実物大で構成した展示。もっと感動したのが、その横にあった写真。そこには光の色、建物の色が全然違う『ヒラルディ邸』があった。さらに館内の講演会場から「メキシコの光の下でバラガンは見ないとダメだ」という声が聞こえたので行ってみると、そこには私の大好きな安藤忠雄さんがいた。「え?なんでここにいるの?」と思ったが、パンフレットを見ると、「館内構成/安藤忠雄」の文字が! 館内構成までしている安藤さんが「現地でみなくちゃダメだ」と言っているのだから、これは「行くしかない!」という気分になった。

●ルイス・バラガンは「地球の歩き方」には載っていない!

私はすぐにバラガンのことを調べ、特集が組まれている雑誌を買いあさり、インターネットで調べまくった。そして現地を歩くためには欠かせない「地球の歩き方」メキシコ編を隅から隅まで読んだ。しかし載っていない……。「どうして載っていないんですか?」とメキシコ編の担当者に聞こうと思った矢先、なんと私が担当になった。しかし、その時には取材も終わり、内容を変更できない段階だったので、紹介することは断念。あれから2年、バラガンはすっかり日本でもメジャーになり、読者の皆さんからもメキシコ・シティにあるバラガンの建築物についてのお問い合わせや投稿がたくさんきた。「何で載ってないの?」「どうやって行けばいいの?」「住所教えますよ」という声が寄せられた。その度に「2年前、ちょっとした情報でもいいから載せておけばよかった!」という気分になった。

●ついにバラガンを見に行ける!

来るべき時が来た。メキシコ編は次回の改訂が2004年6月なので、今すぐにでも旅立たないと間に合わない。「行くなら今しかないよ」と私の耳元で悪魔がささやいた。そんなわけで、たとえどんなに仕事が詰まっていようが、他のWebマガジン編集者に迷惑をかけようが、私は2月27日からメキシコ行っちゃいます! 今回は限られた時間なので(実は休暇として行く)、どれだけ効率よく回れるかが重要になる。


考えているルートは、メキシコ・シティの南、トゥラルパン地区にある「カプチーナス礼拝堂」に朝一で訪れ、次に現代美術館で見た、あの「ヒラルディ邸」。そこから5ブロック行き、チャルペック公園の南にあるバラガン邸、そのとなりにあるオルテガ邸を一日で回ろうと考えている。あとは時間があれば、サテライト・タワー、メキシコ・シティ北部のアルボレダス地区、日程が合えば、クアドラ・サン・クリストバルも周ってみたい。なお、今回の旅行結果については、「地球の歩き方Webマガジン 3月号」と次回のメキシコ編を楽しみにしていてください。必ず皆さんがバラガンにたどり着けるようにします。

2004年2月


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地球の歩き方ガイドブック 編集部