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松井のホームランが見たい! 2003年シーズン全ホームラン分析

松井選手を見に行くなら、ぜひ目の前でゴジラらしい豪快なホームランを見てみたい。ホームランを見る、キャッチする(!)。その確率を高めるために昨シーズンの全ホームランと球場データを徹底分析した。

席を取るなら、やっぱりライトスタンド

松井選手が2003年に放ったホームランの数は、合計16本。レフト方向に1本、センター方向に2本、残りはすべてライト方向だ。約81%がライト方向に飛んだことになる。予想通りと言えばそのとおりだが、松井選手のホームランをキャッチするならライト側の外野に陣取ろう。

2003年に松井選手が放った全本塁打

ライト線の短い球場がおすすめ!?

さて、松井選手のホームランの約8割がライト方向に飛んでいることを考えると、ライトスタンドまでの距離が短い球場が有利ということになる。ここで、球場のスケールからホームランが見られる可能性をチェックしてみよう。

現在アメリカンリーグで、一番ライト線が短いのはボストンのフェンウェイパーク(92m)、次いで地元のヤンキースタジアム(96m)、そしてボルチモアのカムデンヤード(97m)と続く。

それではライト外野のフェンスの高さはどうか? 最も低いのが、ボストンで0.9〜1.5m、ニューヨークが平均3m弱、ボルチモアは電光掲示板のあるライト線側が7.6m、掲示板のないセンター寄りが2.1mとなる。

数字だけ見ると、松井選手のホームランを見られる可能性が最も高いのは、ボストンのフェンウェイパークということになる。

アメリカンリーグ東地区の球場別右翼スタンドデータ フェンウェイパーク

ホームランはヤンキースタジアムで量産された

前述のとおり、ホームランの一番出やすい球場は、ボストンとなる。しかし、だ。昨年度に限っていえば、フェンウェイパークで松井選手はホームランを放っていない。実際に一番打った球場は、ヤンキースタジアムだった。全ホームランの半数、8本を放っている。ホームグラウンドで試合数が多いこともあるが、地元ファンの応援に後押しされてのホームランも増えたに違いない。

ヤンキースタジアム

「お得意さま」の投手はいたか?

実のところ、昨年、松井選手は同じピッチャーから2本以上のホームランを打っていない。つまり、ホームランに関して現段階では、得意なピッチャーがいないということになる。それだけに、どの投手と対戦してもホームランが出る可能性は同じというわけだ。

ホームランが出やすい月はいつか?

次に月別のホームラン数を見てみよう。多い順に6月:6本、8月:4本、7月:2本、4月:2本、9月:1本、5月:1本となっている。日本にいるときも、松井選手は夏に強いと言われていた。大リーグでも、その傾向は出ているようだ。

サブウェイシリーズが最もエキサイティング

では、どのチームとの対戦のときにホームランを打っているのだろう? 昨年のプレーオフやワールドシリーズからもわかるように、松井選手は、大舞台に強い打者だ。プレーオフではなく、シーズン中一番盛り上がる試合と言えば、同じニューヨークを本拠地とするメッツとの「サブウェイシリーズ」である。

そして、事実チーム別のホームラン数も実はメッツ戦が一番多かったのだ。16本中3本がメッツとのサブウェイシリーズで放たれている。今シーズンはメッツに松井稼頭央選手も加入し、サブウェイシリーズはさらに盛り上がることだろう。しかも、ホームランを量産した6月にヤンキースタジアムでの日程が組まれている。

これまでの分析から見ていくと、松井選手のホームランが見られるのは、このサブウェイシリーズの確率が一番高いという結論になる。

好条件の球場は、チケットの入手が非常に難しい

各種のデータからホームランを見られる可能性が高いところを追求してきた。しかし、

  • ヤンキースタジアムの試合
  • 宿命のライバル、ボストン・レッドソックスとの戦いになるフェンウェイパークでの試合
  • サブウェイシリーズ

これらすべては人気が高く、チケットを取るのが非常に難しい。サブウェイシリーズはワールドシリーズ以上にチケットの入手が難しいとさえ言われている。

そこで次のテーマでは、「当日でも入りやすい球場」について考えてみたい。

2004年03月


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地球の歩き方ガイドブック 編集部