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もっと体験したい 花づくしの宿と街 〜ヘイ・オン・ワイ編〜

「地球の歩き方MOOK ヨーロッパ花の旅vol.1」オランダ編で紹介したデ・ブーケンホフ(P.110掲載)は、 花好きなら一度は訪れてみたい、とても素敵なホテル&レストラン。本誌では紹介しきれなかった写真を中心に、その魅力を紹介。もうひとつ、本誌では紹介していないが、英国でも知る人ぞ知る本と花の街ヘイ・オン・ワイへのミニ旅行もご案内。

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花と本に出会える街、ヘイ・オン・ワイで

文◎高梨さゆみ、写真◎横田秀樹

小さな街にひしめく古本屋と花

小道を入ると、彩り豊かな花で玄関先を飾った民家が

小道を入ると、彩り豊かな花で玄関先を飾った民家が

ヘイ・オン・ワイは、ウエールズの南、イングランドとの境近くにある小さな田舎町だ。ワイ川のほとりの小さな丘を取り巻くように家々が並んでいる。英国人の知人にすすめられ、さしたる情報も持たずにこの街を訪ねた。が、あまりに魅力的で日帰りの予定が1泊するはめになってしまった。街は1時間もあれば簡単に1周できる。けれど、本好き、花好きの人にはそれが難しい。


たった4本しかない通りには、なんと40軒近くの書店がひしめいているのだ。そのほとんどが古本を扱っている。しかも店先は美しいハンギングバスケットや寄せ植えで飾られ、小道に入るとまた玄関を花で飾った民家が並んでいる。さらに、書店の次に多いのがアンティークショップときている。「街中が私の大好きなもので溢れている!」という興奮で、歩き疲れなど感じる暇もなかった。

街に着いたら、まずはツーリストインフォメーションを訪ね、すべての書店が記されたマップをもらうのがおすすめ。お腹がすいたら、街はずれにある古いパブ「Famous Old Black Lion」へ。ここでしか味わえない地ビールやウエールズの伝統料理を食べると、旅の満足度もぐーんとアップするだろう。

書店の店先はふんわりきれいなハンギングバスケットが花盛りに

書店の店先はふんわりきれいなハンギングバスケットが花盛りに

花の絵本「Flower Fairies」を見つけた!

ここが古本の街と知り、どうしても探し出そうと心に決めたのが「Flower Fairies」だ。花と妖精が描かれたかわいらしいイラストに、その花にまつわるエピソードを盛り込んだ詩が添えられている。春、夏、秋、冬など9シリーズあり、現在も新刷されているが、やはり古い本のほうがイラストの雰囲気も味わい深いのだ。1軒ずつ書店を探し、とうとう「Rose's Books」という店で発見!

8.5ポンド(約1700円)と安くない価格だったため、1冊しか購入しなかったが、日本に帰ってからひどく後悔した。3冊、いや全シリーズ買っておけばよかった。なんでケチったんだろう、と。
「Rose's Books」にはほかにも不思議の国のアリスやくまのプーさんシリーズなど、日本人にもなじみの深い絵本が揃っていたので、ぜひ立ち寄ってみてほしい。

チューリップの妖精は、ドレスも帽子もチューリップ型。このファッション性の高さもこのシリーズの魅力

チューリップの妖精は、ドレスも帽子もチューリップ型。このファッション性の高さもこのシリーズの魅力

Hay-on-Wye

アクセス:
車の場合/M4を西へ進み、ニューポートから北上。約3時間30分。
鉄道の場合/ロンドン・パディントン駅からニューポート駅へ。そこで乗り換えてヘレフォード駅下車。駅からバスで50分。

Famous Old Black Lion

住所:
Lion Street Hay-on-Wye, Hereford
TEL:
01497-82-0841(英国の国番号 44)
営業時間:
8:30〜21:30(ラストオーダー)

Rose's Books

住所:
14 Broad Street Hay-on-Wye, Hereford
TEL:
01497-82-0013
営業時間:
9:30〜17:00

2004年04月