ガイドブック編集部 > 特集 > 夏のスイス鉄道旅行 >  鉄道旅行はコワくない! >  スイス鉄道旅行のススメ

スイス鉄道旅行のススメ

慣れない外国で、鉄道を利用して旅をするのはけっこうたいへんだが、スイスに限っていえば心配はいらない。以下にその理由をまとめてみた。観光立国スイスの、旅行者の立場に立った鉄道のハードとソフトはさすがのひとことといえる。

正確な運行スケジュールと細かな路線網

運行の正確さでは、日本と並んでスイスは世界のトップクラス。(どことは言わないが)スケジュールどおりに動かないのが普通の国では、ストレスがたまるばかり。せっかく立てた旅行の計画が無駄になってしまう。その点スイスは安心。また国土の多くが山岳地であるにもかかわらず、全国にくまなく鉄道路線網が敷かれている。

ベルナーオーバーラントの山々にも交通網が張り巡らされている

ベルナーオーバーラントの山々にも交通網が張り巡らされている

数多くの景勝路線がある

スイス旅行で鉄道を使う最大のメリットと言っていいのが、景色の美しさだ。なるほどレンタカーでも景色は楽しめるが、慣れない断崖絶壁の道路をドライブしていて、はたして景色が眺められるか……。峠を越え、橋を渡り、渓谷に沿って走る。窓いっぱいに広がるアルプスを食事しながら、時には居眠りをしながら眺められるのは鉄道ならではのよさ。

車窓から絵ハガキのような美しい景色が眺められる。ここはラウターブルンネン駅を出てすぐのポイント

車窓から絵ハガキのような美しい景色が眺められる。ここはラウターブルンネン駅を出てすぐのポイント

列車そのものを楽しめるバラエティに富んだ車両

とことん車窓の風景を楽しみたいなら、天井まで窓が広がったパノラマ車両に、旅の仲間とおしゃべりしながら移動したいならサロンカーに……。食堂車、ファミリーカーなど、さまざまな種類の車両が揃ったスイスの鉄道。単なる移動手段だけではなく、列車そのものを楽しめるのも鉄道旅行の大きなメリットだ。時刻表で調べれば、どんな車両が連結されているかすぐにわかる。

ゴールデンパス・ルートではこのようなパノラマ列車も走る

ゴールデンパス・ルートではこのようなパノラマ列車も走る

お得で便利、スイストラベルシステム

スイスには国鉄のほか、登山鉄道を含めさまざまな私鉄の路線がある。さらに鉄道より細かな路線網を持つポストバス、湖のフェリーなど、国内の交通機関の多くが、「スイストラベルシステム」を構成している。そのために、共通で使えるパスやチケットがあり、路線が変わるたびに切符を買う手間が省けるだけでなく、各種割引や優待のサービスを受けることができる。

スイスを旅するならパスの利用がおすすめ

スイスを旅するならパスの利用がおすすめ

旅人の味方、充実した駅の施設

大きな鉄道駅には旅行中に必要なたいていの施設が揃っている。観光案内所のほか、両替所、郵便局、ホテルの予約サービス、トイレ、シャワーなどなど。それらはピクトグラム(絵文字)で表示されているため、言葉がわからなくても安心。またベルンなど、主要駅のいくつかは大型のショッピングセンターが駅とつながっていて、買い物などをするのも便利。

ピクトグラムのおかげでどんな施設がどこにあるかすぐにわかる

ピクトグラムのおかげでどんな施設がどこにあるかすぐにわかる

荷物の管理が楽

鉄道の車両の多くに、荷物置き場が備えられていて、大きなスーツケースも収納できる。また座席の後ろや頭上の棚などスペースがたくさんあるので、荷物置き場に困ることはない。

また駅には荷物預けやコインロッカー(他の国ではテロ防止のため使えないことが多い)があり、旅行者にありがたいライゼゲペックという荷物の輸送システムもある。

スイスの鉄道車両には荷物置き場が設置されていることが多い

スイスの鉄道車両には荷物置き場が設置されていることが多い

治安が悪くない

海外を旅する際、特に気になるのが治安と安全の問題。スイスはヨーロッパでも群を抜いて安全な国であり、子連れ旅でもあまり不安を感じることがない。もちろん油断は禁物だが、貴重品を体から離さないようにするなど、最低限の安全対策をとっていれば、トラブルに巻き込まれることは少ない。

治安に不安の少ないスイスなら子連れ旅行も安心して楽しむことができる

治安に不安の少ないスイスなら子連れ旅行も安心して楽しむことができる

2004年6月


ページ上部に戻る
地球の歩き方ガイドブック 編集部