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成田空港最新NEWS

ロストバゲージを激減させるe-タグが実現する
自宅から現地空港まで、楽々安心の「手ぶら旅行」

■手ぶら旅行の実証実験進行中

成田空港では3月1日より「手ぶら旅行」の実証実験が開始された。手ぶら旅行とは、自宅から宅配便で発送した手荷物がそのまま海外の到着空港で受け取れるシステム。これによって空港まで重いスーツケースを運ぶ負担から解放されるし、従来の宅配便のように空港の宅配カウンターで引き取って航空会社へチェックインするという手間も省ける。

手ぶら旅行の実証実験では、ANAはIC-チップが内蔵された宅配送付状(e-タグ送付状)、JALではe-タグカードが手荷物に取り付けられる

手ぶら旅行の実証実験では、ANAはIC-チップが内蔵された宅配送付状(e-タグ送付状)、JALではe-タグカードが手荷物に取り付けられる


■ロストバゲージが減る、e-タグという切り札

手ぶら旅行は、RFID(無線識別方式)という技術を使っている。バッグやスーツケースにはRFIDを導入したICタグ(e-tag)が付けられる。このタグには利用する航空会社や便名、行き先などさまざまなデータが記録できるようになっている。空港の各チェックポイントではその情報を読み取って手荷物を識別し、手荷物がどこを通過したかという情報をタグに書き込んでいく。

情報が追加できるICタグに内蔵されたIC-チップにより、荷物の精度の高い追跡調査が可能になる

情報が追加できるICタグに内蔵されたIC-チップにより、荷物の精度の高い追跡調査が可能になる


こうした情報によって自宅で預けた手荷物は、到着空港まで無事届けられるのだ。手ぶら旅行は、重い荷物を運ぶわずらわしさが解消できるというメリットがある。また、将来ICタグ(e-tag)が本格導入されれば、海外旅行につきもののトラブル「ロストバゲージ」が減る、または万一ロストバゲージになったときも荷物の追跡が可能なので、捜索が容易にできるという利点もある。

ANA用のIC-チップ内蔵の宅配送付状

ANA用のIC-チップ内蔵の宅配送付状

JAL用のe-タグカード

JAL用のe-タグカード


■フィルムの封入不可

手ぶら旅行を利用する際に気を付けたいのが写真のフィルム。高感度のEDS(爆発物検査装置)を使って保安検査を行うため、フィルムは感光してしまうのだ。荷物には絶対に入れず、機内持ち込みにしよう。また、パスポートをはじめとした貴重品は絶対に入れないように。

実証実験中の現在は、日本航空と全日空を利用する人が対象(アメリカ線を除く)。申し込みは両社のホームページまたはフリーダイヤルで受け付けている。なお、手ぶら旅行の本格スタートは、2006年夏を予定している。

▼JAL手ぶらサービス
http://www.jal.co.jp/teburaservice/
http://www.jalabc.com/tebura/abc.html
フリーダイヤル 0120-194-250 / 0120-981-250
▼ANA手ぶら旅行
http://www.ana.co.jp/int_svc/promotion/e_travel/index.html
フリーダイヤル 0120-154-952(現在ANAは電話のみの受付です)
▼次世代空港システム技術研究所
http://www.astrec.jp/sikou/tebura.html

出発ロビーにワゴンショップが登場!

今年4月から両ターミナルの出発ロビーにワゴンショップが登場した。軽食や洋菓子、和小物など、さまざまなワゴンがフロアのあちこちに出て縁日のようで楽しい。第1旅客ターミナルビル(4階)には、メロンパン、チーズケーキ、サンドイッチと和装小物の4店。第2旅客ターミナルビル(3階)には、カツサンドとサンドイッチ、アンパン、ワンタッチネイル、アクセサリー、和装小物の6店が出店中。外国へのおみやげに喜ばれそうなキュートな和のグッズを扱うワゴンもあるので、1台ずつチェックしてみると思わぬアイテムが見つかるかも。

ワゴンショップ
ワゴンショップ
2004年7月