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気になるセキュリティ・チェック in 成田空港

2001年9月11日に起こったアメリカの同時多発テロ事件以降、成田空港では「フェーズE」という最も厳しいレベルの体制で保安対策を実施している。さらに、2003年3月のイラク戦争勃発後、国際テロ情勢悪化に対する方策として、ハイジャック検査場における検査などが強化された。追加された検査は次の3点だ。

ゲートをくぐってハイジャック検査場へ

ゲートをくぐってハイジャック検査場へ


1. コートやジャケットの検査
着用しているコートやジャケットもX線検査装置で検査を実施。
2. 飲み物(液体物)の検査
出発エリアに持ち込む飲み物などの液体物(ペットボトル入りのソフトドリンクほか)は、開封してあるものについてはその場で実際に飲むように言われる。また、密閉状態のものは液体物検査装置に通す検査など受ける。
3. 靴の検査
靴を脱いでX線装置で検査する場合もある。
 
危険物のディスプレイ

第2ターミナルの出国ロ付近には危険物の回収ボックスがあり、ディスプレイの中には、つい持ち込んでしまいそうな小物から何でこんなモノが?というモノまで展示されていた。ステンレスの手裏剣には取材班一同、ア然(!?)


注意! 検査場はこの時間帯が混雑する

金属探知機による検査を受けるときには、危険物以外の携帯電話や鍵、小銭などの金属物はあらかじめ手荷物に入れておくよう空港は利用者に呼びかけている。検査場は込み合う時間帯がほぼ決まっており、第1ターミナルは朝7時30分から8時30分と夕方16時から18時30分頃。第2ターミナルは、朝8時から10時頃が混雑のピークとなる。空港サイドでは、検査場のブースの数を増やして対応にあたっているが、この時間帯にぶつかりそうな場合は、出国審査も込み合うので早めにハイジャック検査場に進み、セキュリティ・チェックを受けるようにしたい。

あなたのセキュリティ感度チェック 機内持ち込みできないものはどれ? あなたのセキュリティ感度チェック 機内持ち込みできないものはどれ?
【機内へ持ち込めないものの基準】
  • ●刃物類
  • ●強打すること等により 凶器となり得る物
  • ●先端が著しくとがっている物
  • ●その他凶器となり得る物
空港の各所に、機内持ち込み制限に関するポスター掲示あり

空港の各所に、機内持ち込み制限に関するポスター掲示あり

もし、大切なものが機内持ち込みを断られたら…

出国検査の前にあるハイジャック検査場で、「これは機内に持ち込めません」とセキュリティの係員から言われたときには次のような4つの選択肢がある。その場であわてないよう理解しておきたい。

選択1: 破棄する
  →あきらめて放棄をする。これがもっとも多いケース。
選択2: 見送りの人に渡す
  →見送りに来ている人がいる場合に限られるが、その人に預かってもらう。
選択3: 追加で機内預けにする
  →航空会社のカウンターに駆け込み、追加で機内預けを依頼する。
選択4: 空港内にある宅配を利用するか、郵便局から自宅に送る
  →多少費用はかかるが、自宅へ送ってしまえば安心。
   

放棄するのは惜しい、という物はあらかじめ、機内預けのスーツケースなどに入れておくように心がけよう。また、荷物はすべて機内持ち込みで旅をするのが自分のスタイル、という人は、くれぐれも危険物とされるものをバッグに入れないこと。事前チェックを充分にして当日あわてないように。とくに女性の場合、化粧ポーチに眉毛の手入れ用ハサミなどを入れたままにしがち。成田に出かける前に化粧ポーチを再点検しておこう。成田空港では、検査が厳しくなったことをPRした成果もあり、最近では手荷物に危険物をうっかり入れて検査場で発見されるケースは激減しているという。

機内持ち込み制限品の回収ボックスというより、危険物の見本ディスプレイの役割を果たしているようだ

機内持ち込み制限品の回収ボックスというより、危険物の見本ディスプレイの役割を果たしているようだ


2004年7月