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町歩きが魅力的な世界遺産15
11位〜15位

第11位 シバームの旧城壁都市

Old Walled City of Shibam

1982/文化3,4,5/イエメン

幅の広いワディを挟んで高い建物が密集するシバーム。向かい側が旧市街

幅の広いワディを挟んで高い建物が密集するシバーム。向かい側が旧市街

世界最古の摩天楼の町、砂漠のマンハッタンとの異名をもつシバームは、8世紀頃に現在見られるような特異な景観ができあがったという。高い建物の外壁が敵を防ぐ役割を果たしていた。この不思議な摩天楼は、実際のものとは思えない、蜃気楼を見ているようだ。 (末武千恵さん スイス編担当)

第12位 サナア旧市街

Old City of Sana'a

1986/文化4,5,6/イエメン

暑さや誇りよけに小さく作られた窓の上には明かり取り用のステンドグラスがある白い縁取りは防水のため

暑さや誇りよけに小さく作られた窓の上には明かり取り用のステンドグラスがある白い縁取りは防水のため

町そのものが博物館的価値をもつとさえいわれるサナアの旧市街には、門やスーク(市場)、7世紀に建てられたイスラーム寺院などの建物が並び、町はあふれんばかりの熱気で今日もにぎわっている。幸福のアラビアと呼ばれるイエメンは、旅行者にかぶれていない素朴な国。サナアの旧市街は林立するミナレットと、民家の窓を飾るステンドグラスが何ともいえない異国情緒を感じさせる。
(黄木克哲さん トルコ編担当)

第13位 アッシージ、聖フランチェスコ聖堂と関連遺跡群

Assisi, the Basilica of San Francesco and Other Franciscan Sites

2000/文化1,2,3,4,6/イタリア

高台にあるサン・フランチェスコ聖堂

高台にあるサン・フランチェスコ聖堂

12世紀の清貧の聖者フランチェスコを祠ったサン・フランチェスコ聖堂はイタリアゴシックの代表建築。内部には優れた中世絵画が残っている。サンタ・キアラ修道院なども世界遺産に登録されている。聖堂もすばらしいが、古い町並みが美しく残されているため、町歩きも楽しい。少し離れた所からの眺めが特によかった。 (伊藤涼子さん カナダ編担当)

第14位 ハルシュタット-ダッハシュタイン・ザルツカンマーグートの文化的景観

Hallstatt-Dachstein Salzkammergut Cultural Landscape

1997/文化3,4/オーストリア

ハルシュタット湖のほとり、教会を中心に
こぢんまりとまとまるハルシュタット村

ハルシュタット湖のほとり、教会を中心に こぢんまりとまとまるハルシュタット村

ザルツカンマーグートの自然は長い間、文化人を育んできた。この地方で採れる岩塩は紀元前20世紀から、4000年もの年月にわたり人間の生活を支えた。ハルシュタットの美しい町は長い間の人間の活動の反映ともいえる。山間の静かな湖畔に小さな教会、といった風景を「絵葉書みたい」で好きになれなかったが、実際に行ってみると、美しいだけではなくホッとできる場所だった。日本人の琴線に触れる景観。 (大和田聡子さん ヨーロッパ編担当)

第15位 バルセロナのグエイ公園、グエイ邸とカサ・ミラ

Parque Guell, Palacio Guell and Casa Mila in Barcelona

1984/文化1,2,4/スペイン

ガウディが設計した集合住宅カサ・ミラ
最上階は博物館になっている

ガウディが設計した集合住宅カサ・ミラ 最上階は博物館になっている

19世紀末のバルセロナでは、強い経済力を背景に、カタルーニャ独自の文化を創ろうという運動が起こっていた。このなかで生まれた建築家アントニ・ガウディの作品がいくつか世界遺産に登録されており、それらを巡りながら町歩きをするのが楽しい。未完だからという理由でサグラダ・ファミリア教会が登録されていないのが不思議。
(平田功さん 中欧編担当)

2004年9月


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地球の歩き方ガイドブック 編集部