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壮大な建築物、宗教的価値の高い世界遺産15
6位〜10位

強大な権力、莫大な富、篤い信仰心……。その巨大な建築物を生み出した背景はさまざまだが、その壮大さゆえに人々を今も惹きつけてやまない。そんな建物にただ驚く。

第6位 ラサのポタラ宮歴史地区群

Historic Ensemble of the Potala Palace, Lhasa

1994,2000,2001/文化1,4,6/中国

標高3650mのラサの町からさらに高くそびえるポタラ宮。総面積41キロ平方メートル

標高3650mのラサの町からさらに高くそびえるポタラ宮。総面積41キロ平方メートル

ラサの紅山に建つポタラ宮は、チベット仏教最高の活仏であるダライ・ラマの宮殿として17世紀より改修を重ねて造営され、全チベットの統治のシンボルとなっている。中国、ネパール、インドの建築様式が取り入れられた壮大な建築物。空の青さが美しさと際だたせていた。
(中村昌文さん 風の旅行社)
「人の力」を感じる。すごいものを造ってしまうのがスバラシイ。
(水野純さん タイ編担当)

第7位 グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン地区

Alhambra, Generalife and Albayzin, Granada

1984,1994/文化1,3,4/スペイン

噴水や池を取り入れた建築が特徴

噴水や池を取り入れた建築が特徴
アラヤネスの中庭

アルハンブラは、イベリア半島最後のイスラーム王国の宮殿。なかでもナスル朝宮殿は、外見は無骨ながら、一歩入れば幻想世界が展開する、イスラーム芸術の結晶。「王は魔法を使って宮殿を完成させた」とさえいわれた。建造物がすばらしい。
(丸山秀子さん アメリカ西海岸編担当)

第8位 ケルン大聖堂

Cologne Cathedral

1996/文化1,2,4/ドイツ

塔の高さ157m、高さ109mの展望スペースに上がることができる

塔の高さ157m、高さ109mの展望スペースに上がることができる

1248年に着工され、完成したのはなんと600年以上後の1880年。時代が移り変わっても統一感を損なうことなく完成したゴシック建築である。周囲にも高層建築が建ち始め、景観を損ねつつあることからで、2004年に危機遺産のリストにも加えられた。それでもそびえ立つ姿は荘厳。感嘆よりもむしろ恐怖のような、しかし怖いもの見たさでさらに引きつけられるような……。美しいものを見て恐ろしいと感じたのは初めて。
(南雲聖子さん パリ編担当)

第9位 サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路

Route of Santiago de Compostela

1993/文化2,4,6/スペイン

サンティアゴ・デ・コンポステーラ旧市街にあるカテドラル内部に祀られている聖ヤコブ像を目指して世界中から信者が巡礼に来る

サンティアゴ・デ・コンポステーラ旧市街にあるカテドラル内部に祀られている聖ヤコブ像を目指して世界中から信者が巡礼に来る

サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指し、巡礼者が歩いた道。巡礼者は独特の服装をし、巡礼の証であるホタテ貝を身に着けていた。フランス起点の道はフランスにより別の世界遺産に登録されている。また終点のサンティアゴ・デ・コンポステーラは旧市街がまた別の世界遺産として登録されている。「道」の世界遺産登録は珍しいが、シルクロードという言葉が表すように「道」はやはりロマンを感じるところ。ピレネーの国境近くで見た星はいまも忘れられない。
(坂井彰代さん フランス編担当)
カミーノデ・サンティアゴを辿ったので、大聖堂が神々しく見えた。
(千葉仁美さん ツーリズム・エッシェンシャルズ)

第10位 モスクワのクレムリンと赤の広場

Kremlin and Red Square, Moscow

1990/文化1,2,4,6/ロシア

赤の広場に建つ聖ワシリー聖堂(右) スパスカヤ塔(左)

赤の広場に建つ聖ワシリー聖堂(右)
スパスカヤ塔(左)

ロシア語で城塞を意味するクレムリンの歴史は、11世紀にまでさかのぼる。常に政治の中心としての役割を果たし、冷戦が終わった今もロシアの権力の中枢としての機能を持ち続けている。東欧様式建築と規模の大きさにびっくり。 (服部朗宏さん 韓国編担当)

2004年9月


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地球の歩き方ガイドブック 編集部