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旅行のプロが教える! 賢い空港の使い方 〜空港はエリア別に特徴あり〜

今、民営化される空港の増加に伴って、空港間の利益競争がはじまっている。ということは旅行者の立場からすると、新サービスやターミナルの改装などによって、より便利により使いやすくなっていくということ。発展の過渡期にある空港の上手な利用術を、旅行記者の緒方信一郎さんに伺った。

デザインも使い勝手も評価が高い、デンマークのコペンハーゲン・カストロップ空港

デザインも使い勝手も評価が高い、デンマークのコペンハーゲン・カストロップ空港


緒方信一郎(おがた しんいちろう)さん

広告企画会社、編集プロダクションを経て、フリーの旅行記者に。航空会社および旅行業界の取材暦15年。海外旅行、国内旅行とも多数。現在、旅行雑誌、一般誌および各メディアで企画・編集・執筆を行なっている。 著書「海外格安航空券とPEX航空券の超すべて」(メディアファクトリー刊)他。

「空港を巡るだけの取材もありました」と語る緒方さん


世界の空港、早わかり!空港はエリア別に特徴あり

最近、新サービスや大改装を行なっている空港が増えていますが、空港をもっと活用するために旅行者はどのようなことを知っておくとよいのでしょうか。

空港は国、大きくいえばエリアによってコンセプトが違うんですよ。まずはエリアごとの特色を知っておくといいと思います。また空港設計のトレンドというものもあります。より明るく使いやすいデザインにリニューアルしている空港が増えているので、設計という観点からもチェックしておくといいのではないでしょうか。

実用優先のアメリカ

アメリカの空港は非常に簡素なつくりのところが多い。航空会社自体がひとつのターミナルを持つようなつくりになっているので、ひとつのエアラインを使った人は同じエアラインを使ってうまく乗り継いでいけるような形になっています。ニューヨークのジョン・F・ケネディ(JFK)国際空港のような大きな空港でさえショッピングやレストランなどの商業施設が少ないのが難点ですね。

9つのターミナルを持つJFK国際空港。航空会社によって利用ターミナルが異なる

9つのターミナルを持つJFK国際空港。航空会社によって利用ターミナルが異なる

サービス充実のアジア

アジアの空港はサービス重視ですね。シンガポールのチャンギ空港などは独自のコンセプトでどんなエアラインが来てもうまく効率よく人をさばけるようになっています。買い物も楽しいし、バンコクの空港で受けたマッサージも上質のものでしたしね。

アジアのみならず世界的にも評価の高いチャンギ国際空港。夜中でも入国審査のレーンをたくさん設けている

アジアのみならず世界的にも評価の高いチャンギ国際空港。夜中でも入国審査のレーンをたくさん設けている

乗り継ぎ至便のヨーロッパ

ヨーロッパの空港は2パターンあります。ひとつはオランダのスキポール空港やチューリッヒのクローテン空港のように乗り継ぎの利便性を重視しているような使い勝手のよいハブ空港。もうひとつはフランスのシャルルドゴールやロンドンのヒースローのような従来型の巨大空港。巨大空港は動線がわかりにくく使いづらい面が多いですが、今後はアムステルダム・スキポールやクローテンのようにわかりやすいハブ空港になるためのリニューアルを進めていくと思いますよ。

2004年10月


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地球の歩き方ガイドブック 編集部