ガイドブック編集部 > 特集 > 空港の新施設&新サービス > 中部国際空港(セントレア)魅力その1 ユニバーサルデザインの施設

来年OPENする中部国際空港を、ひと足先にチェック!

2005年2月17日に、名古屋にほど近い愛知県常滑市に開港する中部国際空港は、旅行者にうれしいアイデアが盛り込まれた、最新鋭の空港だ。来年のオープンに先立ち、今回はその魅力のいくつかをひと足先に紹介する。

セントレアの魅力 その1 重い荷物でも楽々の、ユニバーサルデザイン

真ん中のセンターピアを挟んで、左側の北ウイングに国内線、右側の南ウイングに国際線が発着する(2004年9月撮影)

真ん中のセンターピアを挟んで、左側の北ウイングに国内線、右側の南ウイングに国際線が発着する(2004年9月撮影)

中部国際空港(以下、セントレアと表記)の大きな特徴のひとつが“ユニバーサルデザイン”。これは、バリアフリーを進化させた考え方で、年齢や障害の有無などに関わらず、すべての人に優しく使いやすい空港を、というコンセプトだ。


セントレアには国際線と国内線が発着するが、このふたつは離れたビルにあるのではなく、ひとつのターミナルビルの右と左にまとめられている。さらに、各エアラインのチェックイン・カウンターから搭乗ゲートまでが、実歩行距離で300m以内という近さになっている。これにより、トランジット(乗り継ぎ)が非常に便利な空港になる。

また、到着は2階、出発は3階に施設が集められているため、上下階に移動する必要がない。階段を使用せずにスロープと動く歩道だけで行き来することができる設計だ。

鉄道駅などがあるアクセスプラザ(上図の左端)から、旅客ターミナルビルを過ぎ、航空機の搭乗口(上図の右端)まで、上下階へ移動なしで利用できる設計

※全体像をご覧になりたい方はこちらから画像を開いてください

電車のホームまでカートが使える便利さ

上下階への移動が不要なのは、到着や出発手続きのエリアだけではない。このセントレアでは、鉄道駅などのあるアクセスプラザからターミナルビルまで、ずっと段差なしで結ばれている。このため、電車を降りたホームから出国のセキュリティチェック前まで、カートに荷物を乗せたままで移動することも可能だ。車を利用する場合には、駐車場へエレベータで移動できるので、重い荷物を持った利用者も使いやすい。

その他にも、床カーペットを、傾斜の部分と踊り場の部分で色を変えて、ころばずに歩けるようにデザインしていたり、車椅子の利用者が乗ってもその横を歩けるように、動く歩道の幅を広くしたり、一般トイレでも手動式車椅子で利用可能にしたりと、様々な工夫が取り入れられている。

旅客ターミナルビルとアクセスプラザは、緩やかなスロープと動く歩道で結ばれる(イメージ)

旅客ターミナルビルとアクセスプラザは、緩やかなスロープと動く歩道で結ばれる(イメージ)

建設中のセントレア(2004年9月3日撮影)。ちなみに愛称のセントレアCentrairとは「Central Japan(中部)」と「airport(空港)」からの造語

建設中のセントレア(2004年9月3日撮影)。ちなみに愛称のセントレアCentrairとは「Central Japan(中部)」と「airport(空港)」からの造語


資料提供・取材協力:中部国際空港(株)

2004年10月


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地球の歩き方ガイドブック 編集部