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地球の歩き方編集者おすすめのオーロラ観測地

アラスカ

オーロラ観測のメッカ、フェアバンクス

メインとなるオーロラ観測地はフェアバンクス近郊です。フェアバンクスにはオーロラ研究所もあり、以前からオーロラ観測地としてリピーターが通っていました。

フェアバンクスは今でもオーロラ観光のメッカで、今年、2004年の冬にはフェアバンクス直行のチャーター便が予定されています。あいにくとパッケージツアーに乗らなければ利用できませんが、現地までのアクセス時間が非常に短くなるので、希望の出発日にまだ予約を入れることができるようでしたら、利用してみてはいかがでしょうか。

腰をすえて見るなら郊外へ

フェアバンクスでのオーロラ観測ですが、町中ではさすがに人工の光が多くて観測しづらいと思います。町からちょっと外れた宿泊施設でオーロラを見るツアーもあるようですが、写真撮影を考えているなら、郊外のロッジに滞在したほうがいいでしょう。

郊外の宿泊施設としては、チナ・ホット・スプリングス・リゾートがパッケージ・ツアーでもよく使われています。また宿泊施設の規模が小さいので日本からのパッケージツアーに含まれることはほとんどありませんが、ベテルス・ロッジは、オーロラ・オーバルの真下にあるため、観測に絶好の条件の場所にあると言えます。個人旅行が可能でしたら、ここを観測地候補にするのはいかがでしょうか。

オーロラ観測のベストシーズン

最後にオーロラを見るのにいいシーズンですが、冬の間でしたら1月下旬から2月の天候が安定していると聞いていますので、この時期を選ぶといいでしょう。また今からでは間に合いませんが、秋の紅葉の時期のオーロラ鑑賞もおすすめです。昼間にきれいな景色を見て、夜にはオーロラが見られるなんて、贅沢そのものです。この時期なら真冬ほどには冷え込まないので、夜中の観測が比較的楽というのも好ポイントです。

カナダ

観測ポイントの充実ぶりがすばらしい

カナダのポピュラーなオーロラ観測地はイエローナイフやフォートマクマレー、ホワイトホースなどです。アラスカに比べると観測地が点在していますが、いずれもツアーが出ているので簡単にアクセスできます。

カナダもアラスカ同様に内陸部に観測ポイントがあるので、天候が安定している観測地が確保できます。ツアーで使われている観測地は、現地の施設が充実しているのも見逃せませんね。イエローナイフでは、「オーロラワールド」と名付けられた、オーロラ観測客のための一大施設があります。ツアーパンフレットによく紹介されていますので、興味のある方は、お近くの旅行会社で、カナダのオーロラツアーを紹介するパンフレットを見てみるといいでしょう。

オーロラ以外の要素もたっぷりと

カナダでのオーロラ観測をおすすめする理由に、オーロラ・プラス・アルファの要素が多いことも挙げられます。オーロラ観測地でのアクティビティが豊富ですし、オーロラ観測を快適に楽しむためのサービスも豊富です。暖房付きのオーロラ鑑賞用のイスがあるなんて、カナダくらいじゃないですか?

時間に余裕があるなら、カナダ各地にも飛んでみてはいかがですか? 夏と秋の観光が注目されるカナダですが、真冬のぴんと張りつめた空気を大自然のなかで体験するのもいいものです。

北欧

北欧のオーロラ観測地ラップランド

北欧でオーロラが見られるエリアは、古くからサーメの人々が暮らしてきたラップランドという北の土地です。ヨーロッパの最北の地というととても遠くに感じられるかもしれませんが、北欧は日本から現地までの接続がいいので、その日のうちにオーロラ観測地にたどりつくことができます。特にフィンランドは、日本から最短でいくことができるヨーロッパ(ロシアを除く)ですから、思ったよりもすっと短い時間で観測地に入ることができます。

北欧のオーロラ観測地には、スキー場がすぐ近くにある場所が多いため、昼のアクティビティが非常に豊富です。北欧ならではのトナカイゾリも体験できます。スキー場の近くにある宿泊施設なら、外に出ると人工の光が少ない場所でオーロラを観測できますので、オーロラ観測を主目的にしている人の滞在先としても向いています。

北欧の冬は暖かい!?

また北欧の場合、メキシコ湾流がノルウェー沖を通っているため、緯度のわりには冬の気候が比較的温暖であることも特徴です。日本の冬と違い、北米やヨーロッパは湿気が少ない分体感気温はそれほど低く感じませんが、それでもマイナス30度を下回る環境でのオーロラ観測は体にこたえます。その点北欧でしたら、カナダやアラスカよりは10度から20度近く暖かい(といってもマイナス10度、20度台にはなりますが……)ので、観測のときの体の負担が減ります。

ただし、この暖かい気候というのは、雲や霧が出やすいということにもつながるので、オーロラの観測確率を第一に考えた場合はマイナス要因として働くかもしれません。特に沿岸部の観測地は気温が下がらない分、雲が出やすいと聞いています。オーロラ観測を第一目的として考えるなら、内陸部の観測ポイントを訪れたほうがいいでしょう。

北欧は町歩きも楽しい

北欧を訪れたのならできれば年の滞在も楽しんでください。クリスマス前なら町がきれいに飾られますし、そのほかの季節でも美しい北欧デザインに出合うことができる場はたくさんあります。しゃれたおみやげものを入手できることで比較すれば、北欧は世界各地のオーロラ観測地と比べてもベストの場所ではないでしょうか。

2004年11月