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ホテルジャーナリストせきねきょうこさんが指南する リゾート選びの極意と解決利用術

新規オープンしたアジアン・リゾート、
リゾート通の間で噂のラグジュアリーホテル……。 数ある魅力的なリゾートからどこを選び、どう過ごすのが正解なのか。 賢い選び方と愉しみ方を指南してくれるのは、 世界のリゾートを知り尽くしたホテルジャーナリストのせきねきょうこさん。 自分に合ったホテルを選び、ポイントをおさえたステイをすれば、 最高のリゾートライフが実現できる。

せきね・きょうこさん

ホテルジャーナリスト。フランスの大学留学を経てスイスの観光案内所に勤務中にホテル住まいを経験。以降、ホテルのおもしろさに魅了され、1994年ジャーナリズムの世界へ。著書に『世界のスパホテル』(河出書房新社)、『幸福なホテル 一流ホテルを創る人間学』(光文社知恵の森文庫)ほかがある。

せきね・きょうこさん

こうして選べば失敗しない! リゾートホテルの選びのポイント

1.リゾート選びの極意はロケーションにあります

結論から言えば、リゾート選びの極意はロケーションにあります。なんといってもロケーションですので、立地と環境を第一に自分の好みに合ったのリゾートを選びましょう。

2.大自然とどうかかわりたいのかを明確にしましょう

自然の中に身を置く場合、大きく分けて「海リゾート」と「山リゾート」があるわけですが、海の色ひとつとっても本当にさまざまです。山も同様ですが、たとえばマッターホルンを間近で見たいといった具体的な思いがあるとそれに合ったホテルを選びやすいですね。また、ほかにも美しい夕焼けが見たいとか、部屋から湖を眺めたいとか、自分が大自然とどうかかわりたいのかを明確にしましょう。そうすることで訪れるべきリゾートが絞られてきます。

ツェルマットに来たらマッターホルンの見える部屋に泊まりたい

ツェルマットに来たらマッターホルンの見える部屋に泊まりたい

3.ステイしたいリゾート施設のタイプを決めましょう

リゾートホテルの建物には、コテージやヴィラ(*)、ホテルタイプのものなど、いくつかのタイプがあります。どんなアコモデーションに泊まりたいのかイメージしてみましょう。
*コテージもヴィラも一戸建ての宿泊施設だが、コテージよりも高級感があるものをヴィラと呼ぶ。通常、コテージより広く、寝室が2室以上ある。アジアン・リゾートに多いタイプ。

フィジーのコテージタイプの宿泊施設は「ブレ」と呼ばれる

フィジーのコテージタイプの宿泊施設は「ブレ」と呼ばれる

4.空港からのアクセスも楽しんでしまいましょう

たとえば、スイスのリゾートへ出かけるのであれば、氷河急行に乗ってみるとか、目的地に到着するのに最短な方法でなくても、アクセス自体を楽しんでみましょう。また、ベトナムにある山岳リゾート、サパ(SAPA)に行くならハノイから夜行列車で向かい、早朝サパに到着するのが便利。とりわけサパで最も人気の「ヴィクトリア・サパ」に向かうなら、ホテル専用列車が用意され、まるで映画のシーンのように旅情たっぷりの旅が楽しめます。

景色を愛でながら移動できる氷河急行

景色を愛でながら移動できる氷河急行

5.旅立ち前の下調べも楽しみましょう

ホテルをサイトで調べたり、資料を取り寄せたり、といった下調べのプロセスを楽しみましょう。準備段階のワクワク感を味わうのも旅の醍醐味です。

6.リゾートの魅力を味わい尽くすにはある程度の予算が必要です

リゾートを楽しむコツはお金をケチらないこと。憧れのリゾートに滞在するために貯金をして、旅が実現した暁にはそれを使い切るつもりで出かけましょう。ホテル内のダイニングで食事を愉しんだり、スパを利用したり、リゾートの魅力を味わい尽くすにはある程度の予算は必要になってきます。

メインダイニングはそのホテルの実力が発揮される場。シェフの芸術を味わおう

メインダイニングはそのホテルの実力が発揮される場。シェフの芸術を味わおう

7.人にも環境にも優しいエコリゾートにも注目してみましょう

最近、増えてきたエコリゾート。エコリゾートとは、環境の素晴らしさを享受しながら、その環境に負荷が掛からないように人にも環境にも優しいリゾートのことです。カテゴリーは高級嗜好からリーズナブルなものまでいろいろですが、おすすめは、贅沢三昧のように見えて実はしっかりと環境対策をしている目からウロコの高級リゾートです。 自然の中で、自然と共に生きるリゾートでは、サファリやクルーズ、森歩きなど

海のきれいさを存分に楽しむにはボートクルーズがいい

海のきれいさを存分に楽しむにはボートクルーズがいい


エコツアーを楽しみながら、一方ではエコロジーに真摯に取り組んでいる。このギャップも世界のセレブに愛される理由でしょう。

8.男性もスパホテルを体験してみましょう

本物のスパを楽しみたいなら、スパホテルがお薦めです。女性に限らず、男性も一度体験したらやめられません。世界のスパ利用者の半分は男性だと言われていますから、日本の男性も躊躇せずに、スパが付随しているのを条件にリゾートを選ぶといいでしょう。

ステイを100%愉しむための3つのポイント

1.滞在中はリクエストをどんどん言いましょう

部屋の向き、枕や寝具、食事、車の手配など、どんなことでもホテルにリクエストしましょう。ホテルのスタッフたちは、ゲストのリクエストに応えられるよう努力し、可能な限り応じてくれるはずです。コンシエルジュがいるホテルでは、まず、彼らに相談するのが良いでしょう。

2.クレームはその場で言いましょう

チェックインしたときに部屋に不満を感じたらすぐその場で申し出て変えてもらいましょう。満室だったり、あらかじめ予約していた部屋の室料と同ランクの客室がなかったりした場合は不可能ですが、空いていれば別の部屋に案内してくれます。チェックインした後でも部屋に不備があったり、サービス等に不満があったりしたときにはその場でクレームをするようにしましょう。

3.感謝の気持ちはチップで渡しましょう

チップ制の無い国は別として、ほとんどの国のホテルではチップが存在しています。その国の事情を知るために、まずはホテル到着後に、コンシエルジュにチップの金額について聞いてみるのがいいでしょう。チップは、払いすぎても少なすぎても良くないもの。ベルマンに荷物を持ってもらったら? メイドには? ルームサービスには? レストランでは? タクシーでは? と、アベレージを聞いて知っておくのが賢い方法です。渡すときはさりげなくスマートに! が基本であることも忘れずに。

2004年11月