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  ルツェルンの冬のカーニバル

 

スイスの冬のお祭りというと、なまはげのような仮面を付けたものを想像していましたが、こちらルツェルンのカーニバルは伝統を持ちながらも、現代的な装いで自由に楽しむというものでした。 このお祭りの名前はファスナハト。週末を挟んで行われるお祭りで、特にルツェルンとバーゼルの祭りが規模が大きく有名だとのことです。

ルツェルン駅に降り立ったときから仮装している人々が目に入り、「これはただごとではないな」と思っていましたが、お祭りが本番となる夕方以降は「スイス人がここまでアツくなるのか」と感心するほどの盛り上がりようでした。
このカーニバルのことは小さいころから教えられ、この期間は学校も2週間のお休みに入るということです。

 

ファスナハトの起源を示すフレスコ画。旧市街で見ることができる
 

お祭りのメインはグループによるブラスバンド演奏が主体で、町中に設けられたステージや演奏会場を何組ものバンドが訪れます。仮装のテーマは今は自由なものとなっており、怪しげな東洋人やサムライがいれば、怪異な生物(半魚人や怪鳥)に化けたグループもありました。仮装行列のほか、趣向を凝らした山車も出るので、それを見るのも楽しいと思います。

カーニバル期間中は宿も取りにくいと思いますが、夜でも安心してお祭りを楽しむことができますので、近くの町に滞在しているならわざわざ訪れる価値はあります。夜はかなり冷えましたが、私たちも温かいお酒を飲みながら夜遅くまでお祭りを楽しみました。

 

このグループは鳥をモチーフに仮装。とにかく奇抜な衣装が多い

 

  冬のアクティビティ体験

 

今回は短い時間でしたが3000mを超える山に上り、山上のアクティビティを体験しました。ルツェルンからアクセスする「ティトリス」と、モントルーからアクセスする「Glacier3000」をご紹介します。
●ティトリス
ティトリスはルツェルンからアクセスするのに便利な3000mを超える展望台です。夏の観光ポイントであるのはもちろんですが、冬は冬で多くのスノー・アクティビティが体験できるため、近隣の人々がどっと押しかけます。

私たちは午前中にティトリスを訪れましたが、山頂へ上がるロープウェイ乗り場はスノーボードやスキーを持ったお客さんでいっぱいでした。日本の週末のスキー場ほどの人口密度ではないものの、平日でも客足が落ちないということですので、ウインター・スポーツがいかに現地の人々に浸透しているかがわかります。

 

絶景と充実した施設が自慢のティトリス。ファスナハトの休暇を利用してか、子連れの家族が非常に多かった
 

ティトリスでは風が強く予定していたスノー・チューブ(タイヤのチューブに座って斜面のコースを下りる)を体験できませんでしたが、次々とやってくるスキーヤーやスノーボーダーの滑りを見て、こちらもウインター・アクティビティを体験した気分になりました。

夏場なら氷河のすぐ上を移動するリフトからの景色を見ることができるそうです。もちろん冬ならいたるところがゲレンデとなっていますから、自分のグレードに合わせて滑りを楽しむことができます。

スキーヤーでなくても楽しめる「アイス・フライヤー」と名付けられたリフト。氷河の真上を通過する

●Glacier3000
電車を乗り継ぎ、さらにバスでアクセスしなければならないため日本人には注目されにくい場所ですが、ティトリス以上に充実した施設とダイナミックな景色を持つ場所でした。
ここでのアクティビティ体験はスノーシューを履いてのハイキング。しっかりした靴にかんじきを付けて歩行する本格的なものを体験しましたが、多くのエリアがしっかり圧雪されているので、スノーブーツがあればその程度の装備でも充分に歩くことができます。

これがその「かんじき」 。クールなデザイン!!
 

ここも3000m級の展望台ながらとても充実した施設があります。本格的なレストランも入った建物はスイス人建築家マリオ・ボッタMario Botta氏の手によるもので、麓の町レ・ディアブルレLes Diableretsの伝説にちなんだモチーフを用いたデザインとなっています。

ここのレストランはふたつ。アラカルト料理を楽しむことができるフロアとセルフサービス・レストランのフロアとがあります。私たちはアラカルトレストランで昼食を取りましたが、料理のレベルもサービスもすばらしいもので、ここならば景色と料理を楽しむために訪問してもいいと思いました。

雪上車でこの地のいわれとなった岩を訪問した。

2004年03月


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地球の歩き方ガイドブック 編集部