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  豪華ホテルを見学

 

 

旅行業界の研修旅行には、よく「ホテル・インスペクション」というプログラムが組み入れられます。要はそのホテルのスタッフの案内でホテル内施設を見せてもらうというものですが、個人で宿泊していると見逃してしまうサービスや、めったに利用しない施設(会議室や大きなパーティ会場)を見ることができるのでとても勉強になります。

今回は宿泊と見学を合わせて10軒近くのホテルを見ましたが、なかでも印象に残っている4つのホテルについてご紹介します。

ルツェルンの5つ星ホテル「Palace Luzern」のロビー

●Palace Luzern
湖を正面に望むことができる5つ星ホテルです。建物はクラシックな造りですが、部屋には新しい設備が導入されており、特にバスルームは機能的で心地よい空間です。 伝統のあるホテルですが、メインダイニングに若いシェフを採用するなど、アグレッシブな試みも行っており、常にホテルのサービス向上を図っていることがうかがわれました。

夏のクラシック音楽祭のときは、コンサート・チケットと会場までのトランスファーまでもパッケージ化した宿泊プランがあるそうで、クラシック音楽ファンには非常に魅力的です。5つ星ながら肩の凝らない使いやすいホテルだと思いました。

www.palace-luzern.ch

メインダイニングでいただいたディナーの前菜はお魚。盛りつけも非常に美しい

●Montreux Palace
ヨーロッパでの高級保養地であるモントルーの顔と言ってもいいような豪華なホテルでした。こちらも伝統あるクラシックな建物ですが、室内はきれいに調えられ、やはりバスルームの居心地がよさそうです。

また別棟に設けられたスパ施設も非常に充実しており、ホテル施設を利用して丸1日を過ごすのも楽しいだろうと思わせる場所でした。まさにリゾート・ホテルそのものです。おしゃれして長く滞在してみたいホテルだと思いました。

www.montreux-palace.com

レマン湖を正面に見ることができるリラクゼーション・ルーム

●Hotel Bristol
ジュネーブは国際都市でイベントも多いため、超高級ホテルがひしめいています。ここを訪問する前はそういった一流ホテルの"one of them"だと思っていたのですが、その実力はすばらしいものでした。

私たちが感激したのは、スイスの高級ホテルでもまだその役割を担う人が少ないという「ゲスト・リレーションズ」のJean-Pierre Hesmann氏の立ち居振る舞い。プロらしい落ち着いた物腰にまさにあふれんばかりの笑顔。お客さん一人ひとりに注意している気配りも常に感じられ、「最強のホテルマン」と言っても過言ではない態度に、ホテルマンを究めるには才能が必要なんだろうと強く感じました。

ホテル全体はこぢんまりとした印象を受けますが、施設は使い勝手がよくホテル内に一歩入った瞬間から人的サービスの厚さを感じさせられます(スタッフの目配りが違うんです)。リピーターに支持されているのが納得のすばらしいホテルでした。

www.bristol.ch

いいホテルはバスルームがとても使いやすい

●Manotel Hotels
ジュネーブ市内に6軒のホテルを持つグループです。今回は3軒のホテルを見るチャンスがありましたが、いずれの施設もコンセプトがはっきりしており、特にビジネス利用や個人での利用には最適のホテルだと思いました。

もちろん先に紹介した3軒のホテルとそのまま比べるわけにはいきませんが、予算的にもリーズナブルで充分に快適な滞在ができます。ここも部屋は狭いながらもバスルームが快適に造られていることに驚きました。スイスのホテルの質の高さを象徴するグループです。

www.manotel.com/hotels.html

館内がモダンデザインで満たされているHotel Auteuil(オトイユ)

 

 

●防寒対策
湿度が低いためか体感温度はそれほど低く感じないことが多かったのですが、都市部でも零下の気温になりますし、山の上に行けばマイナス10度台という気温も普通です。しっかりと防寒対策をしましょう。

といっても、スイスは交通機関が発達しているし山の上でも暖房の効いた施設がありますから、オーロラを見に行くような服装は不要です。どんなことをするかにもよりますが、ウインターアクティビティを体験する予定があるなら、汗をかいても体温を奪わない化学繊維の下着を揃え、頭部を保温するための帽子やネックウオーマーなどを準備しておきましょう。

 

 

●荷物の持ち運び
現地で移動していて意外と負担に感じたのがこの荷物の移動でした。冬は道路に雪が積もりますので、その積もった雪に荷物のキャスターがはまるということは想像していましたが、実際には滑り止めとしてあちこちにまかれている小石のせいで、荷物の移動にたいへん苦労しました。小さな石がちょうどストッパーのように荷物のキャスターの隙間に入り込むため、雪がないところにきてもキャスターがうまく回転しないのです。

この滑り止めの小石は道路だけでなく、鉄道のプラットホームにもまかれていました。冬の旅では荷物の持ち運びが非常にたいへんですから、カートやタクシーの利用を積極的に考えたほうがいいと思います。

黒い粒々が滑り止めの小石。これがキャスターにはまるとツラい

●交通機関の運行
一部の登山列車は冬の間は運行を停止してしまいますが、主要ルートの鉄道やバスは運行していますし、スキー場がオープンしている山間部については、夏に負けないくらいのお客さんでにぎわっているので、アクセスについての心配はいりません。ただし冬は運行時間が短くなる可能性が高いので、特に終発についてはきちんと確認するようにしましょう。。

 

 

2004年03月


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地球の歩き方ガイドブック 編集部