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ドイツ最古のクリスマスマーケット 
ドレスデン

ベルリンから南へ特急で約2時間、ドイツ東部の古都ドレスデンでは、1434年以来の歴史を誇るクリスマスマーケットが開かれています。

ベルリンからIC特急で約2時間、現在大工事中のドレスデン中央駅に着きました。駅前から延びる歩行者天国のプラーガー通りを、のんびり歩いて10分ほどで、クリスマスマーケットのメイン会場であるアルトマルクト広場に着きました。

待ちに待ったクリスマスシーズン。
大人も子供も町にくりだして、 マーケットの物色

待ちに待ったクリスマスシーズン。大人も子供も町にくりだして、 マーケットの物色

ドレスデンのクリスマスマーケットは、規模もドイツで最大級なので、とにかく広い!というのが第一印象。一角にはミニ遊園地やアイスリンクも設置されています。そして会場のセンターに高々とそびえているのが、立派なクリスマスツリーとクリスマスピラミッドです。ドレスデンやその周辺のザクセン地方では、ツリーとともに、クリスマスピラミッドもかかせないデコレーションなのです。本来はテーブルなどの上に飾るもので、ロウソクの熱で頂上のプロペラがくるくるとまわり、それにあわせて下の台の人形も動くというしくみのものです。人形には、クリスマスにちなむ羊飼いや東方の三博士、そしてエルツ山地から生まれた鉱夫と天使の人形も欠かせません。

ドレスデンのクリスマスマーケットの中心に立つクリスマスピラミッド。夜になると点灯して一層きれいだ

ドレスデンのクリスマスマーケットの中心に立つクリスマスピラミッド。夜になると点灯して一層きれいだ

クリスマスマーケットの会場には、さまざまな屋台がきちんと列に沿って並んでいますが、ソーセージやグリューワインというホットワインやソーセージなど食べ物を売る店は、列の端のほうだけにあります。立食用のテーブルやゴミ箱を置くスペースが必要だからでしょう。ところで、このゴミ箱がかわいいのです。雪だるまやお菓子の家の形をしたゴミ箱があって、子供たちゴミをきちんと捨てて行きます。こんなところから、ドイツ人の高い環境意識が育つのかな、なんてマジメに考えたりして。

マーケットは朝10時からオープンするのですが、12時を過ぎると、かなりの人出となります。特に土曜の午後から夜と、日曜は一日中かなりの混雑となるので、じっくりとお店や品物を見たかったら、平日の午前中がおすすめ。でも、幻想的な夜景を見るために夕方に、ゼッタイもういちど足を運ぶべき!ライトアップされたツリーや周囲の建物、それに趣向を凝らしたイルミネーションは、見逃せません。

ぶら下げがっているのはレープクーヘン(クッキーのようなお菓子)

ぶら下げがっているのはレープクーヘン(クッキーのようなお菓子)

日本と同じ、綿あめを食べながら歩く少女たち。ドイツではツッカーヴァッテという名前で、さとうの綿(わた)という意味。やっぱり似てますね

日本と同じ、綿あめを食べながら歩く少女たち。ドイツではツッカーヴァッテという名前で、さとうの綿(わた)という意味。やっぱり似てますね

ドレスデンに欠かせないのは、プラムで作る煙突掃除人形

ドレスデンの名物は、干したプラムで手足と体を作った煙突掃除人形。完成した形でも売っているし、自分で作るキットの形でも売っている。これと似たような人形はニュルンベルクをはじめとするバイエルン地方でも見られるが、ドレスデンでは「プフラウメントッフェル」という名で、必ずハシゴをもって、シルクハットをかぶった煙突掃除夫の姿をしているのが特徴。

袋に入って売られている煙突掃除人形。

完成したものは2.50ユーロ、キットは2.25ユーロ


200年前ぐらいから愛されてきたマーケットのシンボル的存在です。ドイツではいまでも、町で煙突掃除夫に会うと、ラッキーなことがあると言い伝えられているので、幸福を運ぶ使者という意味もあるのだと思います。さて、このプラム人形は3カ月ぐらい日持ちしますが、日本ではカビが生えやすいし、飾りなので食べるのは避けたほうがよいと思います。

2004年12月


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地球の歩き方ガイドブック 編集部