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レヴィ

フィンランド最大級のスキーリゾート レヴィLevi

アクティビティ豊富なオーロラ・リゾート

レヴィは、空港のあるキッティラKittilaから、車で約20分ほどのところにある。フィンランドで唯一、ゴンドラのあるスキー場を持つリゾート地。町の名前はシルッカSirkkaといい、レヴィとはスキー場のある山、レヴィ山からとった通称である。現地では道路標識などはシルッカとなっているが、バスのドライバーにはレヴィで通じるし、リゾートの入口にあるアーチにかけられた看板にもレヴィの名前で表記されている。

12月の夕方15時頃のレヴィの町並み。日はほとんど上らず、昼間でも薄暗い

12月の夕方15時頃のレヴィの町並み。日はほとんど上らず、昼間でも薄暗い


レヴィの町は小さく、見どころはないが、アフタースキーを楽しむためのレストランやパブなどの設備が充実している。スーパーやみやげ物屋も多く、リカーストアのAlkoもあるので、食事など滞在中に困ることはない。

なお、レヴィでのアクティビティで最も人気があるのはスキー。リフト乗り場も町なかにあり、レンタルスキー、スノーボードもあるので手ぶらで来ても楽しめる。ほか、犬ぞり、トナカイぞり、スノーモービルと一般的なアクティビティはひと通り楽しめる。

レヴィのURL:www.levi.fi

レヴィのスキー場にて。人はほとんど見あたりません

レヴィのスキー場にて。人はほとんど見あたりません


レヴィでのオーロラ観測

レヴィの町は、明かりが多いためオーロラ観測には適していないが、大きいのが出れば、町なかで見ることもできる。暗闇のなかでもっとはっきりとオーロラを見たいなら、町から北へ20分ほど歩いたところにあるシルッカ湖Sirkanjarviまで行くのがおすすめ。南の湖畔からなら北側に湖があるため視界が確保でき、街灯もほとんどないため観測には最適。ただし観測小屋はないので、寒い中ただひたすら待つことになる。もちろんトイレもない。

暖かい小屋のなかで待ってのんびり観測したいなら、オプショナルツアー「オーロラ・ウオッチ」に参加するのがおすすめだ。

暖をとって快適に待ちたいなら、OPツアーのオーロラウオッチに参加しよう

暖をとって快適に待ちたいなら、OPツアーのオーロラウオッチに参加しよう

レヴィで体験できるアクティビティ&オプショナルツアー

●スキー

レヴィで最も人気があるアクティビティ。レンタルスキー、スノーボードはゲレンデ下のリフト券売り場に隣接しているので、日本からわざわざ持っていかなくてもOKだ。ゲレンデは大きくふたつに分かれており、町に隣接しているものと少し離れているものがある。それぞれのゲレンデは山頂でつながっている。ちなみにゴンドラは町から離れている方のゲレンデにある。ふたつのゲレンデ間は専用のスキーバスでの行き来もできる。斜度こそ小さいものの、雪室は極上のパウダースノー。広大で人のほとんどいないゲレンデを走れば気分爽快! なお、スキー、スノーボードはOPツアーでスクールを開催しているが、特に参加する必要はない。個人で行っても充分楽しめる。

スキー場の麓にあるリフト券売り場兼レンタルスキー。レンタルには最新型のモデルも多い

スキー場の麓にあるリフト券売り場兼レンタルスキー。レンタルには最新型のモデルも多い


●犬ぞり

犬ぞりを催行しているファームへ到着すると、大勢の犬たちがお出迎え。元気いっぱいに吠えまくり、走りたいと賢明にアピールしている。犬は全部で130頭おり、犬種はアラスカンハスキーかシベリアンハスキー。6頭でふたり乗りのそりを引っ張り、スピードは最大で30kmほどもでるそう。ここの最大の売りは自分で操縦できること。うまくバランスを取り、スピードが落ちてくれば「GO!」と声をかけ、地面を蹴ってスピードアップさせる。停まるときも自分でブレーキをかける。犬が道を覚えているので、意外と簡単。

本当にかわいい犬たち。さよならする時の寂しそうな顔が忘れられない……

本当にかわいい犬たち。さよならする時の寂しそうな顔が忘れられない……


●トナカイぞり

ラップランドを象徴する動物、トナカイのそりもまた定番のアクティビティ。サーメの伝統的な衣装を身につけたスタッフに出迎えられ、トナカイの待つところへ移動。そりはふたり乗りで引っ張るトナカイは1頭。スピードはでないが、白銀の景色のなかを進めば、気分はもうサンタクロース?

見かけによらず、結構凶暴なトナカイ。いっつも仲間同士ケンカばっかりしています。なかには気が荒すぎて角を取られてしまったトナカイもいるそう

見かけによらず、結構凶暴なトナカイ。いっつも仲間同士ケンカばっかりしています。なかには気が荒すぎて角を取られてしまったトナカイもいるそう


●スノーモービル

雪の多いラップランドでは、スノーボービルはアクティビティだけでなく一般的な交通手段としても使われており、専用道路も数多い。ツアーで行くコースもいくつかある。凍った湖の上を走り、森を抜けてトナカイ牧場へ行き、コーヒータイムの後、また戻って来るというコースが人気。スノーモービルは最高時速120kmでスピード満点。このコースのほかにも、レヴィ山へ上るコースもある。

アクセルを開ければすぐに50km到達! 運転は安全第一で

アクセルを開ければすぐに50km到達! 運転は安全第一で


●オーロラ・ウオッチ

凍った湖のほとりにある木造のロッジを使ってのオーロラ観測。暖かい部屋のなかでオーロラを待つわけだが、ちょくちょく外に出て確認するのを怠らないように。オーロラは突然やってくる。そして待ってはくれない。待ってる間にも、サーモンスープがふるまわれたり、サーメ人の衣装を着させてくれたりとイベント盛りだくさんで楽しい。トナカイの餌付けもやらせてもらえる。

サーメ人伝統の衣装を着てハイチーズ! 冷えた体にサーモンのスープもおいしい

サーメ人伝統の衣装を着てハイチーズ! 冷えた体にサーモンのスープもおいしい


●オーロラ・フォンデュ

レヴィ山の山頂にあるレストラン「Tuikku」でのディナーコース。テーブルにズラリ並んだトナカイや牛肉、サーモン、野菜などをオイルフォンデュでいただく。レストランは山頂にありオーロラ観測にも適しているので、食事中こまめに外にでてオーロラをチェックしよう。

2時間ほどかけてのんびりといただく

2時間ほどかけてのんびりといただく

寒さで遊ぼう!

ラップランドは寒い。マイナス20度やマイナス30度なんて当たり前。あまりの寒さに下を向いて歩きたくなる気持ちは分かります。でも、少し顔を上げて回りを見回してみましょう。そこには普段見ることができない北国ならではの美しい光景が広がり、さまざまな現象が起こっています。

森の木々は、雪の結晶が輝く樹氷や霧氷になり、幻想的な姿を見せてくれます。また、マイナス20度を越えた世界では、空気にさらした水が一瞬で凍ることから、さまざまな現象が起こります。まず、大気中の水蒸気が凍り、ダイヤモンド・ダストがでます。照明の下などを通るとき、注意して見てみましょう。ダイヤモンド・ダストが大気中をキラキラと漂っているはずです。ペンライトを暗闇にあてても、反射してとてもきれいです。自然現象以外でも、おもしろい事がたくさん起こります。ぜひ試してほしいのが、濡れたタオルをくるくると回すこと。こうすると、タオルは回った状態のまま凍るんです。ちなみに、日本人ならぜひやってみたいバナナでの釘打ち。これができるのは、マイナス25度以上といわれています。

2004年12月号