ガイドブック編集部 > 特集 >  絶対後悔しない 旅の鞄選び > テスト基準が厳しいエース赤平工場

テスト基準が厳しいエース赤平工場の生産現場を拝見

1971年に操業を開始した北海道赤平工場。ここでプロテカは生産されている。日本企業の多くが海外の工場で生産しているのに対してエースは、国産にこだわっている。ここ赤平工場は、ラゲージ工場としては日本最大規模。製造されているのは、70%がハードタイプだ。すべての工程に熟練した職人が手作業も交えて、世界一品質に厳しい日本のユーザーに選ばれるバッグ作りに日々取り組んでいる。

赤平工場。世界最高品質のバッグはここから生まれる

■品質管理の一貫として行われているテスト

赤平工場には、エース品質管理研究所(ACE Technology Institute)があり、 徹底した品質管理のもと、次のようなさまざまな商品テストが行われている。他社と比較するとテスト基準はきわめて厳しい

●キャスター落下テスト→キャスターの強度を調べる

●キャスター落下テスト→キャスターの強度を調べる

スーツケースの内部に重しを入れ、120pの高さから5回落とす。


●ボディ表面磨耗テスト→ボディの耐摩耗、傷の状態を調べる。

●ボディ表面磨耗テスト→ボディの耐摩耗、傷の状態を調べる。

シェル部分に砂消しゴム状のやすりを当て、1000gの荷重をかけてやすりを250回転させる。ほかにもカラーシートの強度を測るために引き裂きテストも行っている。


●ハンドル強度テスト→ハンドルとロックの耐久性を調べる。

●ハンドル強度テスト→ハンドルとロックの耐久性を調べる。

ケースに重しを入れ、ハンドルを急激に持ち上げる作業を機械で5000回行う。ほかにハンドル部から落下させ、衝撃を加えて耐久性を確認するテストも行う。


●キャスター走行テスト→キャスターの耐久性を調べる。

●キャスター走行テスト→キャスターの耐久性を調べる。

ケースに重しを入れ、実際に16q走行させる。


●開閉テスト→ロックとヒンジの耐久性を調べる。

●開閉テスト→ロックとヒンジの耐久性を調べる。

ロックを解除し、ケースを開き、閉め、ふたたびロックする。旅行者が頻繁に行う開閉作業を7500回繰り返す。


●転落テスト→転倒した際の耐久性を調べる。

●転落テスト→転倒した際の耐久性を調べる。

ケースに重しを入れ、内部に突起のある1辺1.5mの巨大な6角形の回転ドラムに入れて転がす。


●耐湿テスト→高温、高湿の状態での耐久性を調べる。

●耐湿テスト→高温、高湿の状態での耐久性を調べる。

温度約40℃、湿度85%の状態に500時間放置する。


●温度サイクルテスト→気温差における耐久性を調べる。

●温度サイクルテスト→気温差における耐久性を調べる。

気温40℃、湿度85%のなかに24時間放置した後、-20℃という状況下に2時間放置する。これを3回繰り返す。航空会社のカウンターで預けた荷物は機内貨物室で保管されるが、そこはかなり気温が低い状態。到着した先がアジアンリゾートだったりすると、かなりの気温差が生じる。こうした苛酷な状況に耐えられるよう、検査を行っているのだ。

巨大なドラムの検査装置。プロテカはこんなテストを経て世に送り出される

2005年3月号