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旬のスイスを楽しもう スイスの四季を満喫
日本人にとっては、スイスの観光というとどうしても初夏から秋の時期に固まってしまうが、山の観光をメインにしなければ、秋から春先にかけても魅力的な地域や季節がまだまだある。季節を5つに分け、それぞれの時期の魅力を紹介しよう。
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街歩きが楽しい春
春のスイスはオフシーズンととらえられがちだが、各地でさまざまなイベントが行なわれ、お花畑が見られるシーズンでもある。4月は桜の花が咲き、5月にかけてはタンポポや菜の花の黄色の絨毯があちこちに出現する。湖近くのエリアは暖かくなるのが早いので、観光にまったく支障はない。山のエリアではオフシーズンに入ってしまうので、ホテルの営業状況や登山鉄道鉄道の運行状況には注意しなければならないが、平地でお花畑を見るには非常にいいシーズンだ。
4月は桜の花もあちこちで見られる。写真はトゥーン城近くの民家の庭
春のチューリップの花壇もきれいだ。モルジュではチューリップ祭りが開催される(写真はローザンヌ近く)
初夏はお花畑をハイキング
6月中旬になると、運休していた登山列車やロープウェイも運行を再開し、山の観光の本番を迎える準備を始める。標高1000mを超えるエリアでも、お花畑が見られるようになるので、この時期は名峰を見上げながらお花畑の中をハイキングすることも可能だ。ただし標高2000mを超えるとまだ雪が残っていたり、急激な天候の変化に襲われたりする可能性もあるので、雪にも対応できるくらいの防寒着は用意しておきたい。
一方、レマン湖などのエリアでは、半袖で過ごしてもいいくらい暖かい日もある。初夏のスイス観光は訪問先によっては、非常に気温差の大きい旅になるので、脱ぎ着が簡単にできる防寒着を用意しておくと便利だ。
→初夏のスイス訪問記はこちらをどうぞ
標高1500m前後のハイキングコースは6月中旬に黄色のお花畑となる
ミューレンのケーブルカー駅近くも黄色の絨毯になっていた
アルプス観光の夏
夏の観光はもう何もいうことはない。想像どおりのスイスの旅が体験できることだろう。午後9時過ぎまで明るいので、存分に山の観光や街歩きを楽しむといい。
8月1日はスイスの建国記念日なので、もしこの日にスイスに滞在しているなら、イベントを調べてみるといいだろう。花火大会があちこちで開催されているはずだ。
8月のスイス・アルプスは観光客でいっぱいになる。登山電車のベスト・ポジション押さえも難しい
クライネシャイデック駅まで来た。真夏は高所でも気温が高いので、やはり山の観光にはベストのシーズン
明峰をじっくり眺める秋
7月、8月に比べ航空運賃も下がり、天候も安定してくるのが秋の季節。9月から10月中旬にかけて、冬の準備のためにクローズする施設や交通期間が増えてくるが、観光客が少ないのでゆったりと観光できる。なんといっても、澄み渡った空に映える山々を見ることができるのは秋ならではの楽しみだ。
猟が解禁になる晩秋は、ジビエ料理と呼ばれる獣肉料理を味わうこともできるようになる。乾燥肉や秋の果物、栗などを盛りつけたお皿もこの時期の料理なので、チャンスがあったら試してみたい。
→秋のスイス訪問記はこちらをどうぞ
夏は混雑するブリエンツ・ロートホルン鉄道からの景色も独り占めできる
アルメントフーベルから見た晩秋の三山。何度も訪れている展望台だが、この日が最高の視界だった
冬はスポーツものんびり滞在も
冬のスイスは夏に劣らないオンシーズン。山のリゾート地は、最低の宿泊日数が1週間以上となりスキー客でたいへんなにぎわいを見せるようになる。
山岳リゾート地の滞在はちょっと負担が大きいが、都市や湖近くのリゾート地なら、高級ホテルが割安に利用できる時期でもある。夏は高くて泊まれないようなホテルのウインター・パッケージを利用して、リラックスした滞在を行なうのもいい。山に行かなくても、粉砂糖をかぶったかのようにきれいに雪化粧した町を歩くのは、案外楽しい体験だ。

また、春の足音が聞こえ始める3月頭は、各地で春を迎えるお祭りが開催される。都市ではバーゼルやルツェルンで「ファスナハト(カーニバル)」が開催される。スイスのリピーターで、夏の観光を実行し損ねた方には、冬のスイス訪問もおすすめしたい。
→冬のスイス訪問記はこちらをどうぞ

冬のスイスはスキー客でにぎわうが、それでもゲレンデはこんなに広々している
冬山の展望台からの景色もなかなかのもの。日が差していると案外暖かい
2005年06月


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地球の歩き方ガイドブック 編集部