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ベルニナ線の魅力とは


ベルニナ線のサンモリッツ〜ティラノ間の乗車時間は2時間半前後。同じく景勝路線として人気がある「氷河急行」が走るサンモリッツ〜ツェルマット間の乗車時間の3分の1ほどの時間だが、高低差が大きく氷河を間近に見ながらの乗車ができるため、氷河急行以上の人気路線となっている。ベルニナ線の魅力を一つひとつ見ていこう。
ベルニナ線でも屈指の絶景ポイント、アルプ・グリュム

ベルニナ線でも屈指の絶景ポイント、アルプ・グリュム

短い乗車時間でいろいろな景色を見ることができる

トーマスクック鉄道時刻表によるベルニナ線の営業キロ数は、東京〜平塚間より短い61km。乗車時間は、停車駅の少ない列車で2時間16分、時間がかかる列車で2時間53分となっている(2005年夏の、サンモリッツ発の直行列車の時刻)。ベルニナ線は全線を往復乗車してもサンモリッツから楽に日帰りできるほどの路線だ。しかし高低差が大きくイタリア語圏までの移動となるため、スイスのほかの路線と比べても景色の変化がダイナミックで、いろいろな景色と出合うことができる。 アルプスの分水嶺に位置する湖、「レイ・ナイル(黒い湖)」。すぐ隣には「ラーゴ・ビアンコ(白い湖)」が広がる

アルプスの分水嶺に位置する湖、「レイ・ナイル(黒い湖)」。すぐ隣には「ラーゴ・ビアンコ(白い湖)」が広がる

夏場の運行本数が多い

ベルニナ線のサンモリッツ〜ティラノ間の夏期列車運行本数は1時間に1本のペース。これに、ポントレジーナで合流するクール方面からの列車も加わるので、お昼前後はさらに数本の列車が行き来することになる。そのため、途中下車をしても間もなく次の列車がやってくるし、列車の走行写真を撮る場合も、うまく時間があえば、1本の列車を見送る間に往復で3本の列車を撮影することもできる。 途中駅でも多くの電車とすれ違う

途中駅でも多くの電車とすれ違う

窓の開く列車が走っている

新型車両が導入されるにつれ、スイスでも窓の開かないタイプの車両が増えてきているが、ベルニナ線を走るほとんどの列車には窓が開くタイプの車両が連結されている。また、観光客が多い路線なので、乗客の多くが窓を開けることに寛容だ。
この路線では写真に撮りたくなるポイントが次々と出てくるので、窓を開けて写真を撮ることができるのはありがたい。
パノラマ車両でなければ、多くの車両の窓が開くようになっている

パノラマ車両でなければ、多くの車両の窓が開くようになっている

沿線にユニークな見どころがある

山と湖の景色はもちろん、氷河からオープンループ橋までを車窓から見て、さらに道路の上を走ってしまうという体験が可能なのがベルニナ線。途中下車すれば、3000m級のディアヴォレッツァ展望台も訪問できる。
路線の見どころが豊富でそれぞれが個性的であることが、ベルニナ線の魅力を増している。
オープンループ橋が珍しいブルジオ近くの陸橋

オープンループ橋が珍しいブルジオ近くの陸橋

2005年07月


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地球の歩き方ガイドブック 編集部