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中国発 季節の過ごし方レポート3
東北地方/黒龍江省発

●寒い東北地方ならではのお正月の遊び

日本在住/黒龍江省出身 王暁南さん(36歳/女性/会社員)

雪を凍らせて造ったすべり台が一番の思い出

私が故郷で過ごした大晦日は、いまの日本とあまり変わらず、大人はお掃除したり、買い物をしたりしていました。学生時代は、クラスメイトが集まって宿題をやって、終わったら薪割りなど、大人の手伝いをしました。

東北地方の大晦日は家族団らんで過ごし、晩ご飯に必ず出るおかずはお魚です。中国語では「魚」と「餘」の発音が一緒です。「年々有餘(魚)」、つまり、毎年蓄えがありますようにという意味であり、すごく縁起のいい言葉です。年が変わる午前0時の鐘が鳴ると、子どもたちは爆竹を鳴らします。大人は水餃子を用意し、子どもたち外から戻ってくると、すぐ食べます。

お正月の楽しかった思い出はたくさんあります。一番楽しかったのが、庭に積もった雪ですべり台を造ったこと。30度くらいの傾斜にして、その上に水をかけて凍らせると、立派なすべり台ができあがります。ただ、運動神経のない私はしゃがんですべるのがやっとでした。立ったまま両手でバランスをとってすべる友人が、英雄のように思えたものです。

●東北地方のお正月に餃子は欠かせません

上海在住/黒龍江省佳木斯出身 袁野さん(43歳/作家)
上海の長寅さんの奥様

氷点下30度で迎えるお正月は楽しさいっぱい!

私の故郷である黒龍江省佳木斯(ジャムス/ロシアと国境を接する街)では、一家揃って水餃子を食べます。それからテレビのお正月特別番組を見て、家族のお楽しみ会を開きます。お楽しみ会は祖父母から孫まで3代に渡り、それぞれ自分の演目を準備して、家族に披露するんです。もちろん、爆竹もやりますよ。春節の食べ物といえば、やはりなんといっても水餃子。お正月にはお米やマントウ、麺も食べます。こうした料理は家庭で作ります。いくつか簡単な料理を用意して、東北地方ならではの強いお酒を飲みます。

春節には、ドラや太鼓に合わせて歌い踊る民間舞踊である東北ヤンコ踊りや竹馬踊りが催され、氷の張った松花江の上でスケートを楽しみます。15日には氷掻きをして、1年間の悪いものを祓います。

私は、氷のランプを作るのが好きでした。木の桶に水を張り、凍らせ、火のついたろうそくで真ん中に穴を開けると、透明でキラキラ光る氷のランプができます。春節の頃には、気温がマイナス30度にまで下がる私の故郷だからこそ可能なことですが。この季節には、氷や雪で作った彫刻の展覧会が東北地方各地で見られます。

家庭ではたくさんの餃子を作る

上)家庭ではたくさんの餃子を作る

右)中国では餃子といえば水餃子

中国では餃子といえば水餃子

2005年12月


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地球の歩き方ガイドブック 編集部