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旧正月を知るためのキーワード

旧正月についての知識を深めるために、さまざまなキーワードを解説しました。

大晦日

餃子の中にコインを隠して幸運を祈る

餃子の中にコインを隠して幸運を祈る

大晦日の夜は、家族揃って年越しのごちそう「年夜飯」を食べる。大晦日は、かまどの神様が帰って来る日でもあり、お供えにする水餃子を一家で作る。このときの餃子は「元宝」という昔のお金の形に仕上げ、具とともに硬貨を包む。硬貨を一番先に当てた人はお金持ちになるといわれる。堤灯をつるし、爆竹を鳴らし、花火を打ち上げて旧正月を迎える。

春聯

真っ赤な紙に金色で描かれた文字がきらめく

真っ赤な紙に金色で描かれた文字がきらめく

大晦日には、春聯と呼ばれる赤い紙を家の玄関の左右に分けて貼る。宋の時代に始まった習慣だといわれている。春聯はめでたい一対の句で、「物華天宝 人傑地霊(豊富な物産は天の賜物であり、優秀な人材は土地の霊気によって誕生する)」、「歳々平安日 年々如意春(年ごとに平安な日々を迎え、毎年が春の如し)」といった文句がポピュラー。

「福」を逆さにして幸せを呼びこもう

「福」を逆さにして幸せを呼びこもう

正月になると、家々のドアや壁に赤い地に黄色文字で「福」と書かれた紙を逆さま(倒)に貼る。中国語で「倒」と到着の「到」が同じ発音であり、福を倒すと「福倒了=福到了」→福が到着する、という意味があり、幸福になるようにという願いを込められている。

獅子舞

世界各地の春節に登場するライオンダンス(中華街の獅子舞風景)

世界各地の春節に登場するライオンダンス(中華街の獅子舞風景)

中国のみならず、香港、シンガポール、マレーシアをはじめ、世界のチャイナタウンで儀式のときに行われているライオンダンス。金、銀や赤など派手な色の獅子が舞う。唐代に始まり、日本に伝わったとされている。

年年有餘

お正月には、魚を食べる。「餘」の発音が「魚」と同じであるため魚を食べる習慣がある。このとき、地方によって魚や米を残しておくことになっている。これは「年年有餘」という言葉があり、毎年余りが出る=財力が増えることを意味していることによる。

お年玉

お年玉は真っ赤なポチ袋に入れて渡す

お年玉は真っ赤なポチ袋に入れて渡す

中国では、お年玉を「圧歳銭 ヤースイチェン」という。三国志の時代(220〜260年)、魔除けの器具がお金の形をしていたため、庶民がお金に糸を通して子どもの服に縫いつけたのが圧歳銭の始まりといわれている。なお、香港では、「利是 ライシー」、台湾では、「紅包 ホンパオ」と言う。

爆竹

爆竹をモチーフにした飾りは多い。福や春聯とのセットも

爆竹をモチーフにした飾りは多い。福や春聯とのセットも

中国では、旧正月や結婚式、お店のオープンといった慶事には、幸福を祈願して爆竹を鳴らす習慣がある。お祝い事のイベントにはつきものの爆竹には、悪や邪気を追い払うという意味合いがあるが、10年ほど前から爆竹を禁止する都市が増えてきた。都市部の住宅密集地で火事が起きたり、負傷者が出たりというアクシデントが増えたためだが、禁止令を破って鳴らす人たちも多い。 北京市では、取り締まりを強化しており、爆竹を鳴らすと罰金を徴収するとしている。ただ、爆竹のない年越しは寂しいと禁止に反対する声も強く、爆竹が禁止されていない郊外の村に年越し爆竹ツアーへ出かける人もいる。

旧正月のタブー

旧正月の間にはやってはいけないことがある。
@掃除をしてはならない。幸運を逃してしまうからといわれている。
A買い物をしてはならない。お金が貯まるようにという意味。このほかにもさまざまな言い伝えがある。香港では、旧正月前に靴を買ってはいけないといわれている。これは靴(広東語でハーイ)とつらいときに発するため息(ハーイ)が似ているためだという。

元宵節

ランタンで彩られて幻想的な、中華街の關帝廟

ランタンで彩られて幻想的な、中華街の關帝廟

春節から数えて15日目にあたる最初の満月の日。旧暦のお正月を締めくくる行事。中国各地や台湾、香港などではランタン・フェスティバルが行われる。元宵節には「湯圓」というお団子を食べる習慣がある。

2005年12月


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