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済州島(チェジュド)について

日本ではまだ知られざるリゾート
今後の穴場として大注目中!
済州島(チェジュド)について

人によっては、済州島に対して「おじさんたちがゴルフをするところ」というイメージをもっているようですが、私にはゴルフする場所というイメージすらありませんでした。つまり、島に対する先入観はゼロ。そんな真っ白な気持ちで訪れたこともよかったかもしれません。

あるガイドブックを開いたら、済州島は「韓国のハワイ」と呼ばれ、国内の新婚先として人気のあるリゾートアイランド、と書かれていました。現在、韓国人新婚カップルは国内だけでなく、アジアンリゾートやハワイ、ヨーロッパでもよく見かけますので、済州島の旅行客数の何%が新婚旅行客なのかはわかりません。私が訪れたときには季節的なこともあり、新婚さんらしき人は少なくて日本人観光客をホテルではたくさん見かけました。どうも時期によって韓国人が多いときと日本人が多いときとがあるようです。今では新婚旅行のカップルより家族旅行で訪れる人の方が多く、日本人観光客も、以前はゴルフをする男性客が多かったのに対し、韓流でここ2年ほどは客層が変わってきているとか。女性客が増加傾向にあります。

今までさまざまなリゾートや国々を取材してきた私には「もっとリゾートとしてPRをすればいいのに」と思えるところが随所にあり、リゾートとしての魅力が日本では情報として知られていないと強く感じました。

『オールイン運命の愛』のロケ地マップ

『オールイン運命の愛』のロケ地マップ

グアムへ行くより近い飛行時間時差もなく
日本語も通じる気軽さも◎

済州島は韓国最大の島で、本土から南に約90km離れています。日本から済州島の直行便は大韓航空が東京から週4便、名古屋から週3便、大阪からは毎日1便。アジアナ航空は大阪から週2便、福岡から週3便運航しています。東京からは所要時間約2時間45分とグアムへ行くよりも近い距離にあるのです。 取材時、東京から約2時間45分と言われで成田から乗り込んだのですが、機内食を食べたりしていると、なんだかあっというまに着いてしまい、時差もないので、国内旅行と変わらない感覚でした。

国内線は、大韓航空とアシアナ航空が国内各地から飛んでおり、特にソウルの金浦(キンポ)空港からの便数はほとんど1時間に1本あるのではないかというくらい頻繁です(1日20便・ソウルから金浦空港までは約1時間)。私も1日取材をして夕方にソウル便に乗り込み、夜9時半過ぎにはソウルの明洞で夕ご飯を食べているという状況でしたから、まったく疲れを感じませんでした。「こんなに頻繁に国内線が飛んでいるのなら、ドラマの撮影で使うのには便利だな〜」と妙にナットクしたものです。

済州島は周囲を海に囲まれているだけに、あわびをはじめとするシーフードも豊富ですし、地元特産の黒豚料理も超美味とあって、私のような食いしん坊にはかなり魅力的。しかも済州新羅やシャインビルリゾートといった高級リゾートホテルには、高級スパやタラソテラピーセンターが揃っていますから、2泊3日ではあまりにもったいない!観光地巡りもいいですが、のんびり過ごしたい人にはもっといいのではないでしょうか。個人的には少なくとも3泊4日は滞在したいです。

面積は大阪府とほぼ同じ広さ
人口は約53万人

済州島は海底火山の噴火によってできた楕円型の島です。島の中央には済州島のシンボルでもある韓国最高峰の漢拏(ハルラ)山(標高1950m)がそびえていますが、ちょうど1月に行ったときには頂上が見えたのに、6月には滞在中一度も見ることができず残念でした。漢拏山の裾野には、約360の寄生火山(小さな火山)が点在しているのですが、その景観は世界的にもあまり例がない景観だそうですので、これも必見! 漢拏山登山に関しては現地ツアーもあります。また、海水浴場は島に約10ヶ所あり、夏はファミリーやカップルで賑うそうです。

当初思っていたよりも済州島は広く、島を車で1周すると約4時間、南北に横断すると約1時間。空港のある済州市から、ロッテホテル済州や済州新羅ホテルのある中文観光団地へは車で約1時間かかります。面積は大阪府とほぼ同じ約1825平方km。佐渡島の約2.3倍の広さで、人口は約53万人。そのうち約29万人が北部の済州市に居住しています。

済州島は昔から「三多三無の島」と呼ばれています。
「三多」とは、@女性が多いA石が多いB風が多い(強い)
「三無」とは、@泥棒がいないA貧民がいないB家の門構えがない

という意味だそうです。昔から決して豊かな土地ではないこの島で、人々は助け合って生活してきたという背景があり、その結果島の治安が良好になったということです。朝鮮時代には政治犯など流刑になった人々も多かった土地ですが、のんびりしたのどかな雰囲気が島全体に漂います。

現在、NHK総合テレビで放映中の『宮廷女官チャングムの誓い』でも、ドラマの中盤でチャングムが流刑になります。その舞台となったのが済州島ですが、実際に済州島で撮影を行っていますので、ご注目ください。

『オールイン運命の愛』の主人公、スヨンとイナが早朝デートをするシーンを撮影した中文海水浴場

『オールイン運命の愛』の主人公、スヨンとイナが早朝デートをするシーンを撮影した中文海水浴場

済州島の守り神といわれている「トルハルバン」の石像

済州島の守り神といわれている「トルハルバン」の石像

島の南部に位置する西帰浦(ソギッポ)港

島の南部に位置する西帰浦(ソギッポ)港

『宮廷女官チャングムの誓い』のロケ地

『宮廷女官チャングムの誓い』のロケ地

『オールイン運命の愛』の舞台となった
ソプチコジを訪ねて

済州島の東部は島の中でも自然豊かなエリアです。『宮廷女官チャングムの誓い』のロケ地となった「済州民俗村(チェジュミンソクチョン)」や、伝統的な島の生活がそのままの姿で残っている「城邑民俗村(ソンウミンソクマウル」、日の出の名所として有名な「城山日出峰(ソンサンイルチェボン)」などが主な観光ポイント。民俗村が2つありますが、「済州民俗村」は、1890年頃の済州島の文化が再現されている歴史テーマパークで、「城邑民俗村」の方は、約360の茅葺き屋根の家々に現在も人が住んでいる、という点が異なります。

 私がまず東部へ行きたかった理由は、『オールイン運命の愛』でよく出てきたソプチコジへ行ってみたかったためです。ソプチコジは済州島の東端にある奇岩の岬で、1年中風の強い場所です。

ドラマでは、主人公のミン・スヨン(ソン・へギョ)が育った修道院があった場所としてかなり頻繁に登場します。キム・イナ(イ・ビョンホン)とスヨンの思い出の地でもあり、ドラマのシンボルとなった場所でもあります。

撮影時に建てられた修道院とイナの家のセットは、撮影後に台風で吹き飛ばされてしまったため、その後、南済州郡とオールイン制作会社、SBSプロダクションが共同出資して約30億ウォンかけてドラマパークを作るプロジェクトが持ち上がり、2005年6月3日にドラマパーク「オールインハウス(オールイン記念館)」がオープンしました。

中には衣装や小道具、台本や撮影時のスチール写真、済州島とアメリカロケ時の写真などが展示されており、ドラマの撮影で使われたものがすべて集められています。ドラマファンだったら、2時間以上いても飽きない充実した記念館です。

オールインハウス(オールイン記念館)

アクセス:済州国際空港から車で約50分。中文観光団地から車で約60分。直通バスはないので、タクシー利用か「オールインツアー」への参加がベスト。
住所: 南済州郡城山邑古城里57
電話: 064-782-7800
URL: www.allinhouse.co.kr(韓国語)
開館時間: 9:00〜18:00(11月〜2月は〜17:00) 無休
料金: W5000

ソプチコジのオールインハウス

ソプチコジのオールインハウス

オールインハウス内にある「イナのストーリー」と名づけられた部屋

オールインハウス内にある「イナのストーリー」と名づけられた部屋

オールインハウス

オールインハウス

オールインハウス内にある「スヨンのストーリー」と名づけられた修道院

オールインハウス内にある「スヨンのストーリー」と名づけられた修道院


撮影中に使われたイナとスヨンの結婚式の衣装

撮影中に使われたイナとスヨンの結婚式の衣装

出演者のスチール写真が展示されているコーナー

出演者のスチール写真が展示されているコーナー


2005年10月


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地球の歩き方ガイドブック 編集部