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  ウィーン(オーストリア)

ケルントナー通りで音楽散歩

まずは、世界遺産にも登録されているウィーン旧市街を散策した。基点となる“オペラ座”から、ウィーンのシンボル“シュテファン寺院”までは、ケルントナー通りというにぎやかな一本道でつながっている。ここを歩くだけでもウィーンが音楽の町であることを実感する。

通りを歩いていると、さっそくどこからか美しいヴィバルディの音色が聴こえてきた。季節は夏だったが、3人の若いバイオリンニストの卵が奏でていたのは有名な「春」。最初、どこかでCDでも流しているかと思ったほど、ストリートパフォーマーによる生演奏のレベルは、ドイツのミュンヘンやフランスのパリで聴いたものよりも、はるかにレベルが高かった。

そのまま通りを真っすぐ北上していくと、“シュテファン寺院”が目の前に現れる。天を突く尖塔とモザイク模様の屋根は間近で見ると圧巻で、何度見ても感動する。
“シュテファン寺院”はモーツァルトが結婚式を挙げた場所で、同時に葬儀のミサを行った場所としても知られている。

また、この近くには“モーツァルトハウス・ウィーン(フィガロ・ハウス)”という唯一現存するモーツァルトの住居がある。2006年1月末、モーツァルトの生誕250周年を記念して改装オープンする予定の新名所で、モーツァルトファンならずとも必見だ。

それとウィーンと言えば、おいしいケーキとコーヒー! カフェめぐりもウィーンへ来る楽しみのひとつだ。この通りにあるおすすめカフェは、皇帝御用達だった“ゲルストナー”や、小花柄のかわいらしい食器が特徴の“ハイナー”。どちらもショーケースに並ぶ美しいケーキを見ているだけでも幸せになってしまう。

ウィーンのシンボル“シュテファン寺院”。いつ行っても多くの観光客でにぎわうスポット
 
“ハイナー”のダークチェリーのトルテとブラウナー(ミルク入りコーヒー)

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モーツァルトの肖像画。
(c)ANTO/Gesellschaft der Musilfreunde

2006年、モーツァルトは生誕250周年を迎える。
ザルツブルクで生まれ、幼いうちにみるみると音楽の才能を開花した。神童と言われ、6歳のときにはウィーンのシェーンブルン宮殿で御前演奏まで行った。その後、25歳のときに移り住んだウィーンで数々の名曲を生み出した。一躍スターとなるが、晩年は借金生活の窮地に陥ってしまう。なおも自由気ままに生きた彼は35歳という若さで、病により世から姿を消す。駆け抜けるように時代を生き抜いたモーツァルトの興味深い人生と魅力的な音楽。この機会に触れてみてはいかが?


コンサートや博物館では、多くの特別プログラムが組まれる。下記サイトで事前チェックを。
ウィーン観光局サイト(日本語)
http://www.wien.info/jp
モーツァルト生誕250周年のサイト(日本語)
www.mozart2006.net/jap/index.php


人口の半数を占める(?!)銅像

ウィーンには銅像が多い。「ウィーンの人口から銅像の数をひくと、人口が半分になってしまう」という冗談をウィーン人みずからが言っているくらいだ。

音楽家の像もたくさんあり、いつも撮影スポットとしてにぎわっているのが、モーツァルト像とヨハン・シュトラウス像。モーツァルト像の前のト音記号は、季節によって植え替えられる。赤い花が咲いているときもあれば、黄色い花が咲いているときもある。今回は、緑一色だったが、花が咲く前だったのだろうか?

ふたつの像の前には、衣装とかつらをかぶって音楽家に扮したアルバイトのチケット売りが必ずいる。ワルツ王として名高いヨハン・シュトラウス像の前にて、例のごとく「チケット、イリマセンカ?」と日本語で声をかけられた。振り向きもせずに、写真を撮っていたら「サツエイ禁止デース!」 思わず振り向いてしまった。目が合ったところで向こうはニヤリ。「チケット、イリマセンカ?」 仕方ない、これも縁と思って買ったのがクーアハウスのワルツコンサートのチケット。「ディスカウントね」と一番安い席を28ユーロ(本来は36ユーロ)にしてくれた。

クーアハウスで開催されるワルツコンサートは、誰でも楽しめるカジュアルなコンサートだ。子供を連れた家族連れや、各国からの観光客の姿も見られる。途中、一部の観客も一緒になってワルツを踊るシーンや、全員で音楽に合わせて手拍子をするシーンもあり、小さなコンサート会場が熱気で包まれた。ウィーンでは、クラシックや社交ダンスがわからなくても楽しめるこのようなコンサートが、多数開催されている。


コンサートのスケジュールチェックやチケット予約ができるサイト
www.viennaticketoffice.com/(英語/独語)
www.viennaconcerts.com/(英語/独語)

ブルク公園にあるモーツァルト像。ト音記号の花は、季節ごとに植え替えられる
 
ヨハン・シュトラウス像。夕刻に訪れると、やわらかい光のなかで輝く像が一層美しい

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