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地球の歩き方ガイドブックトップ > ウィーンからはじまる中欧音楽&世界遺産散歩 2 > バーデン
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  バーデン

緑の古都でリフレッシュ

ウィーンから南へ26キロメートル、バーデンを訪れた。“バーデンBaden”とはドイツ語で“入浴する”を意味し、温泉が出る町だ。かわいらしい町並みと緑の多い公園のあるこじんまりとした癒し系の観光地で、プライベートで来たときはゆっくり滞在してみたいなと思った。温泉治癒に来られたお年寄りがゆっくり散歩をしている光景が、町を一層のどかに見せていた。ベートーヴェンも好んで滞在した場所で、創造力もアップしそうなすがすがしい散歩道も多い。

かわいらしいバーデンの町並み

硫黄の匂いの温泉街

クーアパークという公園内には、温かい温泉水がちょろちょろ出ている場所があり、触ってみると硫黄の匂いが漂ってきた。オーストリアにも硫黄温泉があるのか、そのことに驚いた。温泉治癒をするには、医師の診断書が必要。うらやましいことに、オーストリアの社会保険に入っている人は無料で湯治を受けられる。すごい福祉サービスだ。温泉水は30〜36度の温度で関節痛などに効果があるとのこと。硫黄温泉を体験しに、わざわざオーストリアまで……?と思うことなかれ、ウィーン滞在と合わせてこの町に滞在する価値は十分あるはず。

気持ちのいい並木道
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ベートーヴェンハウス

ベートーヴェンはドイツのボンに生まれ育った後、ウィーンに移り住む。バーデンは彼が癒しを求めて幾度も足を運んだお気に入りの保養地だった。さて、ベートーヴェンが『第九』の作曲に専念した場所がこちら、ベートーヴェンハウス。二階にあるベートーヴェンの寝室やマントのかかった壁を見ると、今でも彼が暮らしているかのよう。ピアノの前にある蝋人形も動き出しそうで少し怖い。重い響きのイメージがある『第九』だが、ゆったりしたバーデンの様子を思わせるメロディーは、この交響曲の第三章に反映されているとのことだ。今年の年末に『第九』を聴くときは意識して聴いてみたい。

ベートーヴェンの寝室の前

バラ園に面した好立地ホテル

滞在先に選んだのはホテル・シュロス・ヴァイカースドルフ。このホテルのよさは中に入ってみて初めてわかる。ゆるやかなカーブが美しいルネッサンス建築の半地下レストラン、広々とした客室と眺めのいいバルコニー、バラ園に面したオープンテラス。朝日を浴びながらテラスでとる朝食は最高だった。 ここは、結婚式のパーティー会場としても人気の場所とのこと。実際に、バラ園で記念撮影をする幸せそうな新婚カップルを見かけた。どこの国も花嫁さんは世界一幸せ!って顔をしている。


予約もできるホテル・シュロス・ヴァイカースドルフHotel Schloss Weikersdorfのホームページ
www.hotelschlossweikersdorf.at

バラ園に面したオープンテラス
※連載3回目の次号は、プラハを中心に近年注目を浴び、今なお多くの旅行者を魅了するチェコの世界遺産をご紹介します。

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