もう一歩先の
アジアン・リゾートへ!
アジアン・リゾートの
楽しみ方
 

写真・文:松岡宏大
7107を数えるフィリピンの島々の中でも、秘境中の秘境といわれるのがエルニドだ。きらきら輝くエメラルド色の海、海から突き出した無数のごつごつした島々、そして人影のない島々の間を小さな海燕だけが飛び交う……。
エルニドを訪れた人はまずその風景に心を奪われることだろう。 17世紀にこの地に足を踏み入れたスペイン人たちも、その神々しい光景に手を触れることさえためらい、「エルニド(海燕の巣)」という名前だけを残して、静かに立ち去ったと伝えられている。
 
左上)


上)

右)
絶壁のすぐ下に建つ水上コテージ。ダイナミックな自然に囲まれている
プールサイドでのんびりするのもいい
エルニド・リゾートへようこそ。ベッドの上に置かれたウェルカム・ディスプレイ
 
 
 
 
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目の前は突き抜けるように透明な海、後ろは切り立った崖。世の中から隔絶されたような、「これぞ秘境」と呼ぶにふさわしいロケーションにあるのが、エルニド・ラゲンアイランド・リゾートだ。
ゲストルームは、カップルに人気の水上コテージと、海に面したビーチフロント・コテージ、青々とした緑に囲まれて建つフォレスト・ルーム、ゆったりとしたレイアウトのフォレスト・スイートがある。客室の木材には古いフィリピンの家屋で使われていたものが用いられており、ぬくもりにあふれたリラックスできる雰囲気が特徴。
食事はビュッフェ・スタイルだから、気軽に好きなだけ食べられるのがうれしい。
ちなみにラゲンアイランドには、沖合いに浮かぶ小さな岩で人魚が休んでいたという伝説が残っている。なんともロマンチックな伝説だが、実際このあたりの海域には、人魚のモデルといわれるジュゴンが棲息しているという。1986年にここで捕獲されたジュゴンは日本に贈られ、現在、三重県の鳥羽水族館で暮らしている。
クラブハウスの前にある25mプール。ここからの眺める夕日もすばらしい 左側に見えるのが、人魚が休んでいたという伝説の岩
●鳥羽水族館
http://www.aquarium.co.jp/
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エルニドのもうひとつのリゾートが、ミニロックアイランド。ここに来たら、体験ダイビングでもシュノーケリングでもかまわない、水の中をのぞいてみよう。たくさんのカラフルな魚たちが泳ぐ姿にきっと目を丸くするはず。
エルニドには30ヵ所以上のダイビング・ポイントがあり、その美しさはダイバーの間では有名だ。フィリピンでも最も豊かな生態系を持つといわれ、200種類の魚、100種類のサンゴ、3種類のウミガメが棲息している。まれにイルカやジンベイザメ、マンタに出合えるチャンスもある。
映画『グラン・ブルー』のモデルとしても有名な、伝説のダイバー故ジャック・マイヨールも、エルニドの海にとりつかれた一人。毎年のようにバカンスに訪れていたという。
上)

右)
オープンエアのバー。海を眺めながらのビールはおいしい
海の中は魚たちの世界。イソギンチャクに身を隠すクマノミ
 
 
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エルニドに浮かぶ島々のうち、いくつかは上陸することができる。バンカボートに乗って、アイランドホッピングへ出かけよう。切り立った絶壁に礼拝堂のような空間が広がるピナシルのカテドラル洞窟、透明な海に細長い白砂の島が浮かび上がるスネーク・アイランド……。
ミニロック・アイランドの近くには、大小2つのラグーン(入り江)がある。カヤックに乗り換えて、中に漕ぎ入ってみよう。静謐で神秘的な風景に圧倒されることだろう。
また、「恋の島」エンタローラや「太陽の島」パングラシアンでのんびりランチを取ることもできる。
ちなみにエルニド・リゾートでのアクティビティや食事は、ダイビングなど一部を除いて、すべてが料金に含まれている。だから遊んだもの勝ちだ。もちろんスケジュールはゲストの希望をきいてくれる。

左)

右上)

右下)
干潮のときにだけ表れるスネーク・アイランド。長さは300m。歩いて渡ることもできる
岩壁に取り囲まれたラグーン。エルニドの島々は2億5000万年前の石灰岩が隆起してできたもの。ハロン湾(ベトナム)や桂林(中国)にも似た絶景だ
巨大な岩山が青い海の中にそびえ立つ(エルニド・リゾートのパンフレットより)
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リゾートのパンフレットにこう書かれている。
エルニドは環境保護区に指定されており、開発が規制されているため、たくさんの観光客を受け入れることはない。これからも、エルニドは秘境でありつづけるだろう。そして秘境だからこそ、私たちは手つかずの自然を堪能できる。エルニドの美しい自然を後世に伝えていくことも、このリゾートを訪れる人の義務といえるだろう。

この透き通る海をいつまでも守っていきたい。環境保護のため、リゾートではモーターを使うアクティビティは提供していない
  エルニドは動植物の聖域。マングローブの森が広がり、水中だけでなく陸の上にも103種類の鳥類と12種類の哺乳類が棲息している
●アクセス
エルニドはマニラから南西に430km、パラワン諸島の北部にある。
マニラから19人乗りのリゾート専用機でエルニド空港へ。ここからバンカボートに乗り換えて約1時間。風向きによっては、空港からエルニド港へ専用バスで移動し、そこでボートに乗り換える場合もある。
上)

左)
マニラ〜エルニド間のリゾート専用機は午前と午後の1日2便就航
エルニド空港では、女性たちのやさしい歌声が出迎えてくれた
 
 
 
 
 
 
■データ
エルニド・ラゲンアイランド・リゾート
El Nido Resorts Lagen Island
エルニド・ミニロックアイランド・リゾート
El Nido Resorts Miniloc Island
電(632)894-5644
FAX(632)810-3620
※マニラ・オフィスの番号
 (上2つのリゾート共通)
エルニド・リゾートのパンフレット
http://www.elnidoresorts.com

【日本での問い合わせ】
エル・パラダイス
TEL.(03)5304-5814 FAX.(03)5304-5838
http://www.el-paradise.com

●協力
フィリピン航空
http://www.jp.philippineair.com/
フィリピン政府観光省
http://www.premium-philippines.com/
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2006年5月号

アジアン・リゾートを
楽しむためのガイドブック

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