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旅好き&映画好き座談会第2部:私たちが行ってしまった舞台(1)

映画はその土地の文化やライフスタイルのお手本だった

司会
ところで皆さんが映画に触発されて出かけた旅について話していただけますか。
河坂
ぼくはアメリカ映画にある時期影響を受けました。それで行ってしまったのがニューヨークです。『アパートの鍵貸します』、『恋におちて』、『恋人たちの予感』などの舞台を廻りましたね。でも実はニューヨークを描いた監督といえばウディ・アレンがその代表だと思います。彼の映画ってニューヨークのアッパーミドルの生活がよく描かれてますよね。映画ってストーリーやテーマとは別に食べ物とか会話とかライフスタイルを見るおもしろさがあります。
『恋におちて』で主人公のふたりが出会ったリツォーリ書店

『恋におちて』で主人公のふたりが出会ったリツォーリ書店


司会
イギリスならワーキングタイトル製作の映画によくミドルクラスの生活が描かれてますね。『ノッティングヒルの恋人』はヒュー・グラント、『ブリジット・ジョーンズの日記』はレニー・ゼルウィガー。男と女、それぞれの視点でロンドンっ子のライフスタイルがよく出ています。
石津
アメリカなら『ワーキングガール』というのがニューヨークで働く女性のライフスタイルを描き出していて私は好きでした。私の旅行のテーマは映画と食べることですもの。ウディ・アレンの『ブロードウェイのダニーローズ』で有名なブロードウェイのサンドイッチ屋「カーネギー・デリ」とかメグ・ライアンが『ユー・ガット・メール』でお茶してた「カッツ・デリカテッセン」とか行きましたねえ。
鈴木
私の場合、行った先が結果的にロケ地だったことが多いんですが、あえて目指して行ったのは、『卒業』の舞台となったU.C.バークレーです。高校生のとき、英語教師から聞かされたバークレー校の留学経験が記憶にあり、サンフランシスコを訪れた機会に行きました。比較的最近では『アメリ』のカフェです。八百屋は見つけることができませんでした。

これから行ってみたい舞台

司会
それではみなさんの今後ぜひ行ってみたい旅を教えてください。
丸山
私はハンブルクからイスタンブールです。『愛より強く』『太陽に恋して』と続けて観て、このロードムービーの旅をなぞりたいと強く惹かれました。イスタンブールには一度行っていますが、その時とは違うものを感じられそうです。
司会
以前訪れたところも映画の目線でもう一度なぞることで見えてくるものがあるんですね。
河阪
僕の行きたいところは『コーリャ愛のプラハ』のプラハ、『DEARフランキー』のグラスゴー近くの小さな港町・グリーノック、『ワンダーランド駅で』のボストン、この3カ所です。それと実は、結構ほのぼのとした映画が好きなので(笑)、スモールタウン物、『ギルバート・グレイプ』のような普通の町の普通の暮らしに入って行きたいなあと思います。アメリカの小さな町にね。そういうところって逆に一番行きにくいところでもあるのですが。
司会
フィールグッド・ムービーというのは何気ない風景とかさり気ない会話が洒落てますよね。住人にとっての日常が、旅人にとっては非日常になる。
鈴木
私は『冒険者たち』のロケ地ラ・ロシェルです。行きたいんだけどまだ行けてない。子供の頃にテレビで観て、その後もリバイバル上映、LD、DVDと追っかけ続けています。映画の最後にでてくる要塞島がずっと心に残っているんです。観光船も出ているようですし、あの場所で主題歌「レティシアのテーマ」を聴いてみたい。
ラ・ロシェルの港から要塞島をめぐる観光船もでている(写真協力:バナナフィッシュさん)

ラ・ロシェルの港から要塞島をめぐる観光船もでている (写真協力:バナナフィッシュさん)

『冒険者たち』より(c)Societe Nouvelle de Cinematographie(SCN)-Paris1967

『冒険者たち』より(c)Societe Nouvelle de Cinematographie(SCN)-Paris1967

この映画、この場所、このシーン

司会
一番感受性の強い年頃に観た映画の印象ってずっと残りますよね。また、この映画のこの場所、このシーンって特定できるところに行きたいんですね。『ひまわり』のひまわり畑とかハイライト的なところに。
丸山
私、実は『ノッティングヒルの恋人』のトラベルブックショップに行ってみたいんです。
『ハリー・ポッター』、キングスクロス駅の9と3/4番線

『ハリー・ポッター』、キングスクロス駅の9と3/4番線


司会
よくみなさんそうおっしゃいます。『ノッティングヒルの恋人』は意外と男性も好きですね。逆玉の輿の話だからでしょうか(笑)。『ハリー・ポッター』シリーズの寄宿学校も日本人にはすごく憧れがありますよね。
石津
『ハリー・ポッター』で有名なロンドンのキングスクロス駅の9と3/4番線でしたっけ、あそこって記念撮影用にカートが置いてあるんですよ。
鈴木
実際はホームではないのですが、そこで撮影した写真で子供の年賀状を作ったら、一部の友人から大ウケしたと喜ばれました。わかる人にはわかるこの場所ってことですね。
石津
『駅馬者』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー3』の舞台、西部劇で有名なモニュメントバレーに行ってみたいですね。また先日コッツウォルズに行ったんですが、どこにいってもそこに『プライドと偏見』のダーシーさまが居るんじゃないかって雰囲気に満ちあふれてました。

旅に誘う映画
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2006年08月


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地球の歩き方ガイドブック 編集部