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旅の基点はマドリッド・アトーチャ駅へ
  AVEトレド線
スペインの首都であるマドリッドのターミナル駅は、2つある。北部にあるチャマルティン駅と今回紹介するアトーチャ駅である。このアトーチャ駅自体、2つの駅から構成されている。近郊線が発着するアトーチャ・セルカニアス駅(Atocha Cercanias)とAVEやアルビアなど長距離列車が発着するプエルタ・デ・アトーチャ駅である(Puerta de Atocha)。

プエルタ・デ・アトーチャ駅は、1992年のAVEの開通に伴い新設された、比較的新しい駅である。それまで使用していたホーム等は、現在、熱帯植物が生い茂る植物園として生まれ変わっている。駅の構内に熱帯植物園があるのは、おそらくアトーチャ駅ぐらいであろう。

この植物園を囲むようにチケット売り場、鉄道のインフォメーション、コインロッカーの入口、カフェなど主要施設がある。

このプエルタ・デ・アトーチャ駅は8本のホームに1〜15番線がある。このホームに行くには、2階の出発ロビーから入ることになるのだが、ここに入るためには、あらかじめ手荷物のX線検査が義務づけられている。またチケットを持参していないと立ち入ることもできない。ちなみにこの出発ロビーには、インフォメーションやショップ等がある。
 
旧アトーチャ駅構内は、熱帯植物が生い茂る植物園   2階にある出発ロビーに入るためには、手荷物のX線検査を受ける
 
1階にある到着ロビーから見たホーム   出発ロビーにあるインフォメーション
 
出発ロビーにあるブランドものを販売しているショップ  

出発ロビーの風景

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わずか35分で世界遺産都市トレドへ
  マドリッド・プエルタ・デ・アトーチャ駅から出発するAVE
さてマドリッドからトレドに向かうことになるのだが、以前は北部のチャマルティン駅から普通列車のセルカニアスで、99kmの距離を1時間15分ほどで結んでいた。その後2005年11月16日に高速専用線が完成し、AVEで結ばれるようになった。

それに伴い、マドリッド側の駅は、アトーチャに変更になった。距離は75km、所要時間はわずか35分。2時間おきに運行している。この区間を結ぶAVEは、厳密に言えば中距離部門のAVE(AV Media Distancia)になり、トーマスクック時刻表での表記は、「AV」となる。

このAVEは他の区間と異なり、わずか35分の所要時間であるため、食事のサービスといったものはない。クラスも2等にあたるトゥーリスタがほとんどである。クルブクラスの車両もあるが、料金はトゥーリスタと変わらない。また短い区間であるため、鉄道パス所有者向けのパスホルダー料金で購入するよりも、往復割引でチケットを購入したほうが安い(料金は往復割引で13.5ユーロ)。
  トゥーリスタの車内風景。車両中央に向かって向かい合わせの座席である
トゥーリスタの座席は、2名掛け+2名掛けで、車両中央に向けて、向かい合わせになっている。全席指定制の列車なので、事前に予約をする必要がある。

マドリッド・プエルタ・デ・アトーチャ駅を出発したAVEは、マドリッドの市街地を過ぎると、荒涼とした郊外を走る。高速専用線上を走るため、乗り心地は悪くはない。しかし車窓風景の変化は乏しいのが弱点である。

出発してから35分。ほぼ定刻どおりにトレド駅に到着する。「スペインの列車は遅れる」というイメージがあるかもしれないが、AVEについては、5分以上の遅延で料金全額の払い戻し制度があるため、遅れることはほとんどない。また実際に5分以上の遅延で払い戻しになったことは、過去運行実績の5パーセント以内だという。

トレド駅は、ホーム1本の小さな駅であるが、駅舎に特徴がある。イスラム教とキリスト教の建築様式が融合したムデハル様式の重厚な駅舎は、トレドの玄関駅にふさわしい。内部にはめ込まれたステンドガラスも美しく、駅舎を観るだけでも満足である。

こんなふうに列車で簡単にマドリッドからトレドに行くことができるので、マドリッドを訪問した際は、1日観光でトレドに行ってみてはいかがだろうか?
 
マドリッド〜トレド間の車窓風景。何もない荒涼とした大地が続く   トレド駅に到着したAVE。全員が下車してしまうと駅舎とホームの間のゲートが閉められてしまうので、注意が必要
 
トレド駅の駅舎内。ムデハル様式の内装が美しい   トレド駅の外観
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2006年12月号

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