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パラドールの5つの楽しみ方(1) 
〜文化財に泊まる、歴史・文化遺産の拠点に〜

その1−文化財の中に宿泊し、歴史にじかに触れる

パラドール・デ・オロペサ

堅固な城の塔は今も残る。ペルー総督オロペサ伯爵の居城として有名。日本から天正遣欧使節が訪れたという話も伝わっている。我々日本人にとってもゆかりの深い歴史的建造物である(パラドール・デ・オロペサ)


歴史的建造物である古城や宮殿、修道院といった文化財を国家で買い受けあるいは借り受けて修復を施しホテルとして蘇らせたパラドールなら、実在の歴史上の人物がかかわった城や宮殿に実際に触れることができる。これがパラドールを利用する上での最大の魅力かもしれない。今回訪れた5つのパラドールのうち4つまでが歴史的建造物であり、スペインの歴史を肌で感じることができた。

  • ●パラドール・デ・シグエンサ/12世紀の古城
  • ●パラドール・クエンカ/16世紀の旧サン・パブロ修道院
  • ●パラドール・デ・アルマグロ/16世紀の旧・フランシスコ修道院
  • ●パラドール・デ・オロペサ/14世紀の古城
パラドール・デ・シグエンサ

14世紀のカスティーリャ王ペドロ1世(ペドロ残酷王)が、フランスから迎えた花嫁ドーニャ・ブランカを幽閉した城として名高い。19世紀にはナポレオンが司令部として使用した(パラドール・デ・シグエンサ)

パラドール・デ・アルマグロ

中世のカラトラバ騎士団が本拠地とした町に1596年に建てられた。客室の窓には鎧戸がつけられており、お祈りの時間には閉ざされたという往時の様子がうかがえる(パラドール・デ・アルマグロ)

パラドール・クエンカ

ゴシック様式の建物は16世紀のもの。クエンカ旧市街の反対側の断崖上にあり、昔は往来するのも不便だったはず。2004年にはスペイン皇太子がハネムーンで宿泊した(パラドール・クエンカ)

その2−歴史・文化遺産の街歩きの拠点として

クエンカ旧市街

クエンカ旧市街に対峙するようにパラドール・クエンカは位置する。写真の手前がパラドール、その向いがわの崖の上に連なるのが旧市街(パラドール・クエンカ)


パラドールが位置する場所は、歴史・文化的遺産の間近であったり只中であったりすることが多い。例えばクエンカのパラドールの場合、それ自体が16世紀の修道院であり歴史的建造物であるが、その客室からは世界遺産であるクエンカの旧市街を一望できるし、そこへ歩いても行ける。上の写真では分からないが、実はパラドールの前には吊り橋があり、そこをわたると旧市街はすぐ。このようなパラドールなら、街歩きの拠点として最高である。

  • ●パラドール・デ・シグエンサ/シグエンサ旧市街を歩く
  • ●パラドール・クエンカ/クエンカ旧市街を歩く
  • ●パラドール・デ・アルマグロ/マヨール広場周辺の歴史地区を歩く
  • ●パラドール・デ・オロペサ/オロペサの町を歩く
シグエンサ旧市街のマヨール広場

シグエンサ旧市街のマヨール広場。この旧市街はパラドールを頂点とする高台に位置し、中世の佇まいを今に残す

パラドールから見下ろした夜明けのオロペサの町

パラドールから見下ろした夜明けのオロペサの町。小さな町なので散策するのにぴったり

有名なマヨール広場

有名なマヨール広場、野天劇場など見どころが多いアルマグロ。パラドールから歩いて行くと、こんな街並が迎えてくれる

2007年2月


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地球の歩き方ガイドブック 編集部