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その他の沿線都市

シベリア鉄道の出発地、ウラジオストク

ソ連崩壊まで、外国人が立ち入ることのできなかった極東随一の港町。今では中国人や韓国人の団体で大賑わいの観光都市である。坂が多く、「東洋のサンフランシスコ」とも称される美しい町並みを誇っている。主な見どころは歩いて回れ、そのあたりも人気の秘密なのだろう。

かつては、ほとんど謎に包まれていた極東艦隊の軍艦も、すぐ目の前に並んでいて写真撮影も自由。時代は変わった。現在のウラジオストクは、ロシアの地方都市のなかでももっとも開放的な雰囲気に包まれている。

ウラジオストク駅。極東の玄関口らしく、荘厳な雰囲気だ

ウラジオストク駅。極東の玄関口らしく、荘厳な雰囲気だ


ホームには、往年の蒸気機関車が展示されている

ホームには、往年の蒸気機関車が展示されている

いちばんの繁華街、フォーキナ通り。オシャレな店が並ぶ

いちばんの繁華街、フォーキナ通り。オシャレな店が並ぶ

ウラジオストクはロシア太平洋艦隊の基地でもある。港には軍艦の姿も

ウラジオストクはロシア太平洋艦隊の基地でもある。港には軍艦の姿も

極東の中心都市、ハバロフスク

ウラジオストクと並ぶ極東の中心都市が、ハバロフスクだ。大河・アムール川のほとりに位置し、川の対岸は中国領になる。

モスクワ行き「ロシア号」に乗ると、ハバロフスクに到着するのは朝。駅を出発するとすぐ、アムール川を渡ることになる。アムール川には、かつてスターリンによって極秘に建設されたトンネルと、近年開通した鉄橋とふたつのルートがあるが、上り「ロシア号」はトンネルの方を通る。囚人を使って建設されたという現在でも謎に包まれたトンネルで、入口手前では軍人が銃を持って見張っている。

市街中心部のレーニン広場。いちばん賑わうスポットだ

市街中心部のレーニン広場。いちばん賑わうスポットだ

シベリアのパリ、イルクーツク

バイカル湖への玄関口、イルクーツク。かつて、革命に失敗したデカブリストたちが多く流されたことから、シベリアの文化の都となった町で、今も美しい町並みを誇っている。 駅はアンガラ川の対岸に位置しているため、中心部からは離れている。一般に、日本からのパッケージツアーの大半は、このイルクーツクで下車することになる。見どころの多い町だ。

レーニン広場前の通り。イルクーツクには軽やかなスタイルの建物がある

レーニン広場前の通り。イルクーツクには軽やかなスタイルの建物がある

終着は文化と芸術の都、モスクワ

言わずと知れた、ロシア連邦の首都。「ロシア号」ほかシベリア鉄道の列車は、ヤロスラヴリ駅に到着する。隣にはレニングラード駅、向かいにはカザン駅があり、モスクワ最大のターミナルを形成している。

ここから日本に帰る人もあれば、サンクトペテルブルクに行く人もあり、さらに列車に乗り継いでドイツやフランス方面に向かう人もいる。でも、モスクワも素晴らしい町だ。せっかく来たのだから、ぜひ数泊して、町をゆっくり巡ってみてはいかがだろうか。その際は、『地球の歩き方 ロシア』をどうぞご覧あれ。

言わずと知れたモスクワの象徴、聖ワシリー聖堂

言わずと知れたモスクワの象徴、聖ワシリー聖堂


シベリア鉄道の終着駅、モスクワ・ヤロスラヴリ駅

シベリア鉄道の終着駅、モスクワ・ヤロスラヴリ駅

赤の広場からクレムリンをのぞむ。左に見えるのがレーニン廟

赤の広場からクレムリンをのぞむ。左に見えるのがレーニン廟

ボリショイ劇場本館。現在は残念ながら修復工事中

ボリショイ劇場本館。現在は残念ながら修復工事中

2007年4月