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停泊地での観光とアクティビティ

「北欧のパリ」トロムソ

町の規模が大きく人口も多いため見どころも多い。町の中心部からはちょっと離れるが、トロムソ大学に併設されたトロムソ博物館や北極教会は見逃せないポイントだ。


ユニークな見学施設としては、ヨーロッパ最北のビール工場であるウルハーレン、北極圏の生物に関する展示が豊富なポーラリア(北極圏水族館)などもおすすめ。 トロムソ博物館と北極教会は徒歩で訪れるとたいへんだが、そのほかの見どころは徒歩で回ることができる。道も除雪されているので、行動するのにそれほど不自由は感じないことだろう。


トロムソはオーロラ観測地としてツアー設定が多い町だが、町の規模が大きいため人口の光から逃れるのはたいへんだ。港の近くから北極教会方面を見るアングルだと比較的見やすいかもしれないが、オーロラ観測を第一に考えるなら町の中心部から離れたところに滞在するほうがいいだろう。

ステンドグラスがすばらしい北極教会
除雪されているが足元は滑りやすいのでご注意を
 
図書館はガラス張りのモダンな建築 ポーラリアは建物の形も非常にユニークだ   ウルハーレンのバー。ツアー参加申し込みはこのカウンターで

ノールカップへの拠点、ホニングスヴォーグ

ヒルケネス行きの船はホニングスヴォーグで3時間半の停泊時間がある。町を歩くのもいいが、ここまで来てノールカップを訪れないのはもったいな。個人旅行では訪れることが難しい真冬のノールカップを訪問しよう。


冬のノールカップ訪問
ノールカップは旅人の憧れの土地だが、冬にここを訪れるのは容易ではない。ノールカップまでのアクセス手段がきわめて限られるからだ。冬季は自由な通行は認められず、除雪車の先導にしたがって、通行を認められたツアーバスに乗車するしかない。


現地での滞在時間は1時間ちょっと。食事は早めに済ませておいて、現地では目一杯動き回ることができるようにしておいたほうがよい。夏よりも行動できる範囲は狭くなるが、それでも全施設を見ようと考えるとそれほど時間に余裕はないからだ。


船の停船時刻に合わせてツアーバスが運行するので、事前に予約しておくこと。バスは言語別に準備されているので、自分が理解できる言語のバスに乗車しよう。座席は決まっていないので、早めにバスに向かい景色のいい前方の席を押さえるといい。どちらかというと右側の座席のほうが前半の眺めがいいが、後半は左側のほうに景色が広がるので、どちら側に座ってもいい。

山のすそ野にまとまっているホニングスヴォーグの町
ノールカップのモニュメントは記念写真を撮る人々でいっぱい
 
ノールカップまでは除雪車が先導するので、自由な通行ができない 道中は凍らないフィヨルドの海を見ることもできる   左側の白い球体のある建物がノールカップホール

国境の町、ヒルケネス

ロシア国境に近い町なので、町中にはノルウェー語とロシア語の標識が見られる。スノーモービル・サファリやバレンツ海での釣りなどのアクティビティも豊富なので、連泊してアクティビティを満喫するのもいい。2006年から雪のホテルが営業を始め、宿泊滞在もできるようになった。


スノーモービルでフィヨルドを疾走
ヒルケネスではさまざまなアクティビティを体験できるが、冬の大自然を体感するならスノーモービルのドライブに出てみよう。短いコースから1日がかりのものまでさまざまなパターンのツアーが出ている。この日はヒルケネスからさらに沿岸急行船での旅を続けるドイツ人、フランス人のお客さんと一緒に1時間ほどのドライブを楽しむことができるツアーを体験した。


この短いコースでは、凍ったフィヨルドの上をドライブできる。両側に山が迫っているので谷の間を抜けているだけのように感じるが、実際には凍った海の上をドライブしていることになる。コースは直線部分が多く運転は難しくないが、けっこうなスピードが出ているので、とてもエキサイティングだ。ふたり乗りが基本なので、行きと帰りでドライバーを交代するといいだろう。


▼ヒルケネスの観光情報
www.kirkenesinfo.no


▼スノーモービルツアー
www.barentssafari.com


スノーホテルがオープン!
雪や氷で造られた宿泊施設は人気を集めているが、ヒルケネスにも雪で造った宿泊施設が2006年冬にオープンした。ユッカスヤルビの「アイスホテル」のように、部屋のデザインはひと部屋ずつ異なっており、実際に部屋に宿泊することができる。併設のレストランで眠ることもできるので、寒くて休むことができないかも、という人でも安心。2007年は12月20日の開業を予定している。

▼スノーホテル
www.kirkenessnowhotel.com

ヒルケネス到着時はマイナス20度を下回る気温となったため、ダイヤモンドダストに太陽の光が反射してできた虹を見ることができた
ここはフィヨルドの海の上。寒いがスノーモービルのドライブはとても楽しい
このときは最高時速が50kmを超えるほどだった。後ろに乗っているとちょっとコワイかも
凝った造りのスノーホテルのバー。消防法の規定により火災報知機が設置されているとか
2007年5月号