ガイドブック編集部 > 特集 > 南イタリア サレルノの魅力的な町々 > さらに南へ!穴場の「青の洞窟」と世界遺産をめぐる(2)

さらに南へ!穴場の「青の洞窟」と世界遺産をめぐる(2)

南伊最大規模のサン・ロレンツォ修道院

サン・ロレンツォ修道院。長く続く真っ白な回廊が印象的

サン・ロレンツォ修道院。長く続く真っ白な回廊が印象的

これまでアマルフィ海岸からチレント海岸にかけて、海沿いの町や名所をご紹介してきたが、最後に内陸の名所をご案内しよう。緑深い山間に広がるオリーブ畑や昔ながらの素朴な家々が残る内陸部の風景は、華やかな海岸エリアとはまた違った趣きで、心をホッと和ませてくれる。

1998年に世界遺産に登録されたサン・ロレンツォ・カルトジオ修道院Certosa di San Lorenzoは、そんな緑あふれる内陸のパドゥーラPadulaという町にある。1306年から長い年月をかけて建設され、面積なんと5万1500平方メートル、320もの部屋と41の噴水、広大な中庭をもつ、南イタリア最大の修道院だ。

内部には鮮やかな色彩と模様が美しいマヨルカ焼きの祭壇や、細やかな装飾が見事な寄木細工の聖職者席、天井画がすばらしい読書室など、じっくり見たい部屋がたくさんある。なかでも17世紀に作られたという大きなキッチンは生活の雰囲気が感じられる興味深い場所。その昔カール5世がこの地を訪れた際には、卵1000個を使ったオムレツが作られたという言い伝えがあり、今も8月10日のサン・ロレンツォの日には巨大オムレツを作るFrittata delle mille uovaというお祭りが開かれる。

DATA

サン・ロレンツォ・カルトジオ修道院 Certosa di San Lorenzo
開館時間:9:00〜20:00(入場は19:30まで)
休館日:火曜
料金: 18歳まで無料、18歳から25歳は2ユーロ、25歳から65歳は4ユーロ、65歳以上無料
アクセス: サレルノから鉄道でパドゥーラ駅へ。バッティパリアもしくはエボリ乗り換えで所要約2時間
地図 パドゥーラ

ブロンズの燭台が置かれた聖堂内部の主祭壇

ブロンズの燭台が置かれた聖堂内部の主祭壇

寄木細工の聖職者席

寄木細工の聖職者席

料理するのが楽しくなりそうなかわいいキッチン

料理するのが楽しくなりそうなかわいいキッチン

このフライパン(と呼んでいいのか?)で卵1000個のオムレツが作られる

このフライパン(と呼んでいいのか?)で卵1000個のオムレツが作られる

テルメ(温泉)で美肌パック体験

サレルノから鉄道で約40〜50分、見渡すかぎり緑の広がる山奥にコントゥルシ・テルメContursi Termeという温泉地がある。近年イタリアの温泉は長期療養の湯治場というスタイルだけでなく、エステサロンのような役割も果たしていて旅行者にも楽しみやすくなっている。

コントゥルシ・テルメの名物は白いファンゴ(泥)。灰色のものはよく見かけるが、白いファンゴは初めて。ということで、お試しさせていただくことに。硫黄や硫酸カルシウムを多く含む泥で、塗るとひんやりして毛穴がキュッと引き締まる感じ。白塗り状態で10分ほど置き、泥が固まったところで洗い流す。

地図 コントゥルシ・テルメ

するとそこには予想以上にすべすべのお肌が! 心なしか肌の色も白くなったような気がするぞ。
写真はHotel Terme Rosapepe(www.termerosapepe.it)にて。

コントゥルシ・テルメの情報はこちらから http://www.contursiterme.net/ (伊語)


2007年6月


ページ上部に戻る
地球の歩き方ガイドブック 編集部