ガイドブック編集部 > 特集 > THE BEATLESの歩き方 in LIVERPOOL & LONDON > 第1章 MEET THE BEATLES! ロンドン、熱狂のあと・・・そして伝説へ

ロンドン、熱狂のあと・・・そして伝説へ

ロンドン熱狂のあと・・・そして伝説へ

イアン・マクミランが撮影した『アビイ・ロード』のジャケット写真は、スタジオ前の交差点を世界一有名にした。6カットが撮影されたが、スタジオから遠ざかる構図が採用され、ビートルズの最後をシンボライズする役目まで果たしてしまった。そして、ビートルズの終焉に向け一役買った場所は、サビル・ロウ3番地にある元アップル本社ビルである。映画『レット・イット・ビー』の後半が撮影された場所であり、屋上で行われたゲリラ・ライブによりビルの下では大騒動を招いた。警察が駆けつけ、開演42分後に彼らのラスト・ライブは終わる。

ビートルズの足跡を追いかけて

『アビー・ロード』のジャケ写をまねて歩く観光客。交通量が多いので要注意!

『アビー・ロード』のジャケ写をまねて歩く観光客。交通量が多いので要注意!

スタジオの見学はできないので、門柱にはファンたちのメッセージが細かく書き込まれている。ゲバラ風のジョンもファンの作品だろう

スタジオの見学はできないので、門柱にはファンたちのメッセージが細かく書き込まれている。ゲバラ風のジョンもファンの作品だろう

アビーロード&アビーロード・スタジオ

アビー・ロード・スタジオは、ビートルズが1962年から1970年にかけて200曲に及ぶ作品のほとんどをレコーディングしたスタジオであり、スタジオ前の横断歩道は、実質的なラストレコーディングとなったアルバム『アビー・ロード』のジャケット写真で有名になった。ビートルズファンにとっては間違いなくロンドンにおける最大の聖地である。ビートルズの歌が人々に愛される限り、アビー・ロードはいつまでも、世界一有名なスタジオと世界一有名な交差点であり続けるに違いない。


デッカ・スタジオ

デッカ・スタジオ

1962年の1月1日、ビートルズは吹雪の中を一晩かけてリヴァプールからロンドンに向かい、デッカ・レコードと契約を結ぶためにオーディションを受けた。レコーディング・スタジオで15曲を演奏したが、デッカは1ヶ月間の熟慮の末にビートルズを不合格にした。かつてのスタジオは1980年以降、イングリッシュ・ナショナル・オペラの所有するビルとなっている。

ルーフトップ(旧アップルビル)

ルーフトップ(旧アップルビル)

映画『レット・イット・ビー』のクライマックスが撮影されたのが当時のアップル本社の屋上である。1969年1月30日の昼、予告なしに彼らの行った屋上ライブのために交通は麻痺し大騒動となった。開演後、近くの警察署から巡査たちが派遣され、コンサートの中止命令が出されるまでの42分間に及ぶライブはそのまま、映画に使用された。


4人はメルカム・プレイスを横切って、駅の正面玄関へ駆け込む

4人はメルカム・プレイスを横切って、駅の正面玄関へ駆け込む

マリルボーン駅

ビートルズ初の主演映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』(A Hard Day's Night)の冒頭のシーンが撮影されたのが、マリルボーン駅である。オープニングはビートルズが大勢のファンたちに追いかけられるという印象的シーンで始まるが、地下鉄マリルボーン駅近くのボストン・プレイスという路地で撮影されている。ジョージが転ぶシーンは脚本ではなく、本当に転んでいる。4人が列車に飛び乗る姿は1番ホームで撮影された。


かつては貴族の屋敷が建ち並んでいたエリア、パークレーン

かつては貴族の屋敷が建ち並んでいたエリア、パークレーン

ザ・ドーチェスター

パークレーン沿いに立つ超高級ホテル。現在も一般公開前に監督や出演者などが出席する映画のジャンケット会場として使用されることが多い。ビートルズはここで開催されるレセプションや授賞式に何度も出席している。また、『ヤァ!ヤァ!ヤァ!』や『ヘルプ!』のプレミアショーの後に、親戚や友人を招いたパーティーも開いている。そして、1969年3月に3年契約でマネージャーに就任するアラン・クラインの定宿であり、就任の2月前の1月28日、ジョンとヨーコがアラン・クラインと初めて会った場所でもある。


SHOP 紹介

BEATLES COFFE SHOP
店内は狭いがビートルズやアビー・ロード・スタジオ関連グッズの品揃えは豊富
BEATLES COFFE SHOP

店内は狭いがビートルズやアビー・ロード・スタジオ関連グッズの品揃えは豊富

BEATLES COFFE SHOP
Acacia Road, NW86RE

アビー・ロード・スタジオの最寄り駅、地下鉄セント・ジョンズ・ウッド駅の入口にあるコーヒーショップは、長年ビートルズファンのツアーガイドを行っていたガイドが開いたビートルズのテーマ・カフェ。ビートルズやアビー・ロード・スタジオ関連グッズの販売も行っている。


COLUMN

ジョン・レノン関連の映画2 作品

2006 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.

© 2006 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.

PEACE BED
アメリカVSジョン・レノン

ジョンとヨーコが行った平和活動は、多くの若者の支持を受けたが、その絶大な影響力ゆえにアメリカ政府からは反政府の危険分子と見なされる。FBIからは尾行、盗聴などの監視を受け、移民局からは国外退去命令が出される。そんな状況の中、彼らが行った静かな戦いを追ったドキュメンタリーが「PEACE BED アメリカVSジョン・レノン」である。本作の全編において、ジョンの作品が流れるが、その歌詞のひとつひとつが重みを持って胸にせまる。

★2007年12月8日(土)より、
TOHOシネマズ六本木ヒルズほか、全国ロードショー
http://www.peacebed-johnlennon.com/


2007 by Annie Leibovitz

© 2007 by Annie Leibovitz

アニー・リーボヴィッツ
レンズの向こうの人生

写真家アニー・リーボヴィッツのドキュメンタリー映画。アニーはジョンとヨーコとも深い交流があった。ふたりは娘を観るかのように彼女の成長を見守っていた。ジョン・レノンが銃弾に倒れた1980年12月8日。ジョンの最後の写真は、悲しげな目をした妻ヨーコに、裸でしがみついているジョンの姿である。この写真は『Rolling Stone』誌335号(1981年1月22日)の表紙を飾り伝説の一枚となった。

★2008年2月16日(土)よりシネマGAGA!、
シネカノン有楽町2丁目ほか全国順次ロードショー
http://annie.gyao.jp/



2008年1月


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地球の歩き方ガイドブック 編集部