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思い出は楽しい体験とともに 〜ウェッジウッド〜

ウェッジウッドの伝統の技に触れる

英国のティー・カルチャーの一端を担ってきた陶磁器。美しいティー・カップはお茶の時間をより優雅に演出してきた。数ある陶磁器メーカーのなかでも「陶工の父」と称されたのは、ウェッジウッドの創始者ジョサイア・ウェッジウッド。陶芸を芸術の域にまで高める一方で、日常使うテーブルウェアに使いやすさと質を追求した。

2009年に創業250年を迎えるウェッジウッドのすべてを知るには、ストーク・オン・トレント郊外にあるビジター・センターへ。2007年10月には実際の工場を見学するファクトリー・ツアーを開始、2008年10月には「ウェッジウッド美術館」がオープンする。近年、老舗ブランドのロイヤル・ドルトンやミントンと合併したウェッジウッドの歩んだ道は、まさに英国陶磁器の歴史そのもの。博物館は英国の陶磁器の殿堂ともいうべき存在になるはずだ。

ジャスパー・ウェアの“ろくろ体験”もできる

ジャスパー・ウェアの“ろくろ体験”もできる


職人さんとの会話もはずんで

ビジター・センターから工場へは3分おきに出発するシャトルバスで数分。ここは実際に稼働している工場で、見学順路は定められているものの職人さんと話すのも自由。要所要所に解説パネル(日本語もある)が設置してあるので分かりやすい。1764年製の機械も現役で伝統的な模様を削り出していた。金を盛るのも、細かい絵付けも職人の腕のみせどころ。ウェッジウッドが伝統的な工法を守って今も製品を作り出していることを、世界中の人に知ってもらいたいというのがファクトリー・ツアーの狙いという。

ビジター・センターでは、ろくろを回したり、型押しをしたりできる体験コーナーが楽しい。さらにそれを日本へ送ってもらうこともできる(有料)。そして、セカンド品から新製品まで揃うショップへ。伝統的なデザインや色合いが目に止まったのは、職人技を見学したあとのショッピングだからかもしれない。持ち歩きが心配なら日本へ送ってもらおう(送った場合は、飛行機の中で別送品の書類に記入し、税関で印をもらうこと)。

締めくくりはレストランでひと休み。ウェッジウッドの素敵な食器でいただくティーやケーキの美味しいこと。

手を止めて見学者の質問に答える色付け職人さん

手を止めて見学者の質問に答える色付け職人さん

ジャスパー・ウェアの型押しを体験。力の入れ具合が難しい

ジャスパー・ウェアの型押し体験。力の入れ具合が難しい

ろくろ、型押し、絵付けなどが楽しめる体験コーナー

ろくろ、型押し、絵付けなどが楽しめる体験コーナー

後で送られてきた型押しの入れ物。ネックレスはその場で玉を選んで作ってもらったもの(どちらも有料)

後日、送られてきた型押しの入れ物。ネックレスはその場で玉を選んで作ってもらったもの(どちらも有料)



ロンドン・マリルボーン駅

関連リンク

 ・ ウェジウッド・ビジター・センター公式サイト

アクセス

ロンドン(Euston駅)から鉄道利用ならストーク・オン・トレントまで約1時間30分、駅からウェジウッド・ビジター・センターまで車で約15分。 タクシーかバスを利用。ストラットフォード・アポン・エイボンからは 約120km、車で約2時間。

ホテル・メモ

チェスフォード・グランジ Chesford Grange

チェスフォード・グランジ Chesford Grange

ケニルワースとレミントン・スパの間に位置し、ヒースロー空港から車で2〜3時間なので到着日に直行可能。ホテルは1902年の建物で、木骨造り&煉瓦造りの本館が伝統的な雰囲気を醸し出している。客室は209室、会議室13、客室からの眺めは田園風景。本館(31室)の客室は伝統的なインテリアでまとめてある。レストラン、バーなども充実。最寄り駅はレミントン・スパ、駅から約7km。ストラットフォード・アポン・エイボンへは約23km。

シスル・ストラットフォード・アポン・エイボン・ホテル
Thistle Stratford upon Avon Hotel

シスル・ストラットフォード・アポン・エイボン・ホテル Thistle Stratford upon Avon Hotel

エイボン川沿いに建つ、煉瓦造りの美しいホテル。現在改築中のシェイクスピア劇場が目の前にあり、町散策に便利、ボート・クルーズ乗り場にも近い。客室は63。ガーデンの美しさでも定評があり、テラスでのんびりもいい。


クイーンズ・ホテル Mercure Qeen's Hotel Cheltenham

クイーンズ・ホテル Mercure Qeen's Hotel Cheltenham

チェルトナムの美しいインペリアル・ガーデンの前に建つ、1838年創業のホテルで、各時代の名士たちが滞在した。79の客室は吹き抜けの階段を囲むようにあり、優雅な雰囲気。レストランやバーも定評がある。


マロリー・コート Mallory Court

マロリー・コート Mallory Court

温泉保養地だったレミントン・スパの郊外にあり、6年連続でミシュランの星を獲得しているグルメ・ホテル。新しいレストラン“ブラスリー”は洗練されたモダンな空間。30の客室、ロビー、多彩な庭園などはエレガントの極み。ラウンジでのアフタヌーン・ティーは是非体験したい。建物は1916年の建築で、切妻の屋根、暖炉など優美なエリザベス朝の雰囲気を再現。

2008年7月


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地球の歩き方ガイドブック 編集部